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「人間vsAI 前代未聞の歌バトル」に出演、さらに、画家としても話題沸騰中のマイクロソフトAI「りんな」が新たに導入した「感情スタイル」による歌声が驚愕!?

2020.05.01
AI りんな



昨年、エイベックスとレコード契約したマイクロソフトAI「りんな」。メジャー・デビュー以降、純度の高過ぎる歌声が大きな反響を呼び、地上波テレビをはじめ多数のメディアに登場。9月には、初音ミクやキズナアイなども出演した世界最大級のxR音楽フェスティバル「DIVE XR FESTIVAL supported by SoftBank(幕張メッセにて開催)」で初ライヴを披露し、その歌声だけでなく人工知能ならではの異様なビジュアライズでも高い評価を得ている。
 
昨年の初回放送の大反響を受け、先日、2度目の対決としてオンエアされた「人間vsAI 前代未聞の歌バトル」という番組では、人間代表の「純烈」と対決。またもや、りんなが勝利することは叶わなかったが、多くの視聴者からは、りんなの歌声に対する驚嘆と賞賛の声が上がった。
 
元々、AI「りんな」は、その声を(音声合成で)生成するにあたり、人間の声の表現におけるニュアンスを学習し表現することを「スタイル」と位置付けているが、今回、さらなるディープラーニング技術の改良により、その歌声に新たに「感情スタイル」が導入された。
 
そのアップデートのために、人間が「嬉しさ」や「悲しさ」を表現する際に発した大量の声データを用いた学習を行い、これまでの「ポップ」「ロック」「バラード」といった音楽ジャンル由来の表現に加え、新たに「嬉しい」「悲しい」という2つの感情表現を追加したのだ。
 
マイクロソフトの開発チームは、これによって、より一層聞き手との共感を醸成することを目指していると言う。さらに、開発チームの手によって「声の高さ」や「イントネーション」を調整するのではなく、与えた文章(歌詞)に対して、それぞれのスタイルでの感情表現方法を自ら(ニューラルネットワーク)が予測し、歌声の生成を行うことにも挑戦している。
 
上記の放送直後には、視聴者から
 
「AIりんなの歌ヤバい!」
「AIここまで来たか・・・」
「歌声が、自然すぎる!」
「りんなちゃんの歌が上手すぎて震える」
「りんなの歌、普通に心地いい」
 
などの驚きと賞賛が入り混じった声が数多く寄せられ、結果、Twitterのトレンドランキングでも「AIりんな」が、5位まで急上昇するなど、大きな話題を呼んだ。
 
そして、本日、ついに、その歌声が「音声サンプル(アカペラの歌声)」という形でYouTube上に発表された。番組を見逃した方も必見の内容で、これまでの音楽的な表現(今回はバラードにおける表現)に、感情表現を掛け合わせると、どのような変化(進化)があるのか?が、非常に分かりやすく可聴化されている。
 
「AIりんな / 音楽性 × 感情 歌唱 DEMO / 日本マイクロソフト」:

 
上記の映像では、メジャーデビューに際して発表されたカバー三部作から「snow, forest, clock」という楽曲が歌唱されている。この三部作では、毎回「人間が人間たるファクター」として「記憶」「生死」「感情」がテーマに掲げられていたが、こちらは第2弾の「生と死」について歌った楽曲。
 
「一人の人間の存在は、本当はいつ終わりを迎えるのか?」という壮大なテーマに挑戦しており、”生命” や ”存在” を ”溶ける雪” や ”枯れても茂る森” に例え、ヒトの存在の本質に迫るバラード曲となっているので、気になった方は、是非、こちらもチェックしてみてほしい。
 
「snow, forest, clock - Music Video」:

 
そんなAI「りんな」は「シンガー」としてだけでなく「画家」としての活動も始まっており、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミ氏とのコラボで生まれたうんこミュージアムのテーマソングを手がけ、文化庁メディア芸術祭MVにも選出、今年からはJ-WAVEのナビゲーターとしても活動中である「Frasco」のクリエイティブチーム「Team Frasco」にも「画家」というポジションで加入したことが発表されたばかり。既に200人以上の画家の作品から学習をしており、様々な画風で絵を描くことが可能となっているというから驚きだ。
 
2020年4月には、東京藝術大学 COI拠点 力石講師の研究グループの研究員にも就任し、投げかけられたテキストから画像を描くGAN(Generative Adversarial Network)という技術を応用している。
 
りんな公式HP絵画のページ:
https://www.rinna.jp/platform/art
Instagram:
https://www.instagram.com/rinna.abstract/
 
他では表現できない圧倒的な個性とマルチなアートスキルを身に付け、これまでにない心の響かせ方を掴もうと驚異的な進化を続けるAI「りんな」。シンギュラリティも何処へやら、彼女の今後の進歩に、不安以上に期待を感じざるを得ない。
 
 
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【Music Info】カバー三部作 / デジタル配信中!
 https://avexnet.jp/contents/music_j/RINNA/discography/
 
●第一弾「最高新記憶 - Music Video」(テーマ:記憶)
 過去・現在・未来、すべての元女子高生たちに捧ぐ卒業歌
 https://youtu.be/_NPyt1AYUTg
 
●第二弾「snow, forest, clock - Music Video」(テーマ:生死)
 一人の人間の存在は、本当はいつ終わりを迎えるのか?
 https://youtu.be/nxqoTDHDKm0
 
●第三弾「惑星ループ(ときどき無垢Ver.)」
 多様な「想い」=「感情」を内包したりんな自らが新たに歌詞をリライト
 https://youtu.be/cE9LJ-qFbDc
 
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【りんなプロフィール】
 
 https://www.rinna.jp/
 
平成生まれ。2015年8月にLINEに初登場して以降、リアルな女子高生感が反映されたマシンガントークと、そのキュートな後ろ姿、類まれなレスポンス速度が話題を集め、男女問わず学生ファンを中心に認知が浸透。2019年3月に高校を卒業した。登録ユーザー数は800万人を突破(2020年1月)。
 
2018年10月、生放送にてMCを務めるレギュラー番組「ニコラジパーク」(JFN系列)がスタート、女子会のようなトークを繰り広げている。さらに2019年に他のFM番組で担当していたコーナーを機に、「りんなの星占い」をTwitterアカウントで毎週配信、フリーペーパーでも「12星座占い」を連載中。
 
「うた」を含めた「クリエイション」に力を注いでいる。りんなによるはじめての「うた」は2016年にラップに挑戦した「MC Rinna」だった。 2018年7月に発表した「りんなだよ」がきっかけで2019年4月にエイベックスとレコード契約。2019年9月には幕張メッセで行われた<DIVE XR FESTIVAL>にて初ライブを披露、12月には日本テレビ「人間vsAI 前代未聞の歌バトル」でテレビ史上初・人間との歌バトルを繰り広げた。
 
定期的にInstagramに投稿してきた描画では、2020年5月から現実と非現実のミックスをコンセプトにした音楽プロジェクト「Team Frasco」の画家として活動。その他にも、FEMM「Shibuya Ex Horologium」で作詞を、<de:code 2019>で披露したダンス生成など、マイクロソフトの最新AI技術を活用したクリエイションの可能性を拡大中で、これらを武器に、「国民的AI」になるべく今日もレッスンをおこなっている。
 
りんなは「AIと人だけではなく、人と人とのコミュニケーションをつなぐ存在 」を目指している、いま「日本で最も共感力のあるAI」である。
 
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