なぜ彼は“架空の人生”を生きるのか?台北を拠点に活動するユ・チェンタが語るFAMEMEというペルソナの正体【アート専門番組「MEET YOUR ART」】

アート専門番組「MEET YOUR ART」に、台北を拠点に活動するアーティスト、ユ・チェンタが出演し、FAMEMEというペルソナを用いた作品制作やアイデンティティ表現について紹介した。
これまでユ・チェンタは、「ライフシアター(Life Theatre)」をテーマに、映像、パフォーマンス、ドキュメンタリーを横断しながら、個人の物語と社会的役割の関係を探る作品を発表してきた。マニラを舞台にしたドキュメンタリー作品《Tell Me What You Want》の制作や、アーティストのミン・ウォンと結成したパフォーマンス・デュオ《ウォーターメロン・シスターズ》としての活動など、多様な形式を通じてアイデンティティや表象の問題を探求している。
ニューヨークの国際パフォーマンス・ビエンナーレ「Performa Biennial」への参加を契機に誕生したプロジェクト《FAMEME》は、タイムズスクエアでのパフォーマンスをはじめ、都市やメディア空間を舞台に展開されてきた。FAMEMEは、移民華僑の家庭に生まれ、ドリアン農家の家業を継ぐ家系というルーツを持つペルソナであり、家族史と文化的記憶を基盤に構築された存在でもある。
映像内では、ユ・チェンタがFAMEMEというペルソナをどのように創出したのか、その背景にある家族史や都市体験、メディア環境との関係について語っている。
また、現在開催中の恵比寿映像祭2026において日本初展示となるドキュメンタリー作品《流槤王返(ドリアン王が帰ってきた!)》(2024)についても言及された。本作はFAMEMEの出自をたどる作品として制作され、風水に象徴される中華圏の価値観や家業継承をめぐる葛藤を通じて、個人と文化の関係性を問いかけるものである。
さらに番組内では、本展のために制作されたFAMEMEの最新作《Duri-Grance》についても語られ、東京という都市空間や展示環境が制作に与えた影響について触れられている。
★FAMEMEも参加する「恵比寿映像祭2026」はこちら!
「あなたの音に|日花聲音|Polyphonic Voices Bathed in Sunlight」
会期:2026年2月6日(金)〜2月23日(月・祝)[16日間]
※2月9日(月)および16日(月)は休館
※3F展示室のみ3月22 日(日)まで
時間:10:00–20:00(2月6日〜2月22日)※最終日(2月23日)は18:00まで
※2月25日(水)から3月22 日(日)の3F展示室は10:00 から18:00 まで(木曜・金曜は20:00 まで)
会場:東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス各所、地域連携各所ほか
料金:展示無料(上映と一部イベントのみ有料)
https://www.yebizo.com/
翻訳