【いぎなり東北産】日本武道館公演。9人で掴んだ奇跡の瞬間、そしてメジャーデビューへ

7月9日、いぎなり東北産にとって初めての日本武道館単独公演『TOHOKU9』が開催された。「いぎなり東北産第一章の集大成」と位置づけられた2時間を超える公演では、ラストにエイベックスよりメジャーデビューを発表。平日開催にも関わらずソールドアウトした客席からの歓声が、文字通り日本武道館を揺らしていた。
日本武道館、それはみんなの夢の場所だった。2021年に実施された生配信の中で宣言した日本武道館のステージに立つという目標。それに憧れて目指し続けた人、口に出すのが恥ずかしいくらい大きな夢だと思っていた人、場所がどこであれ、ずっと9人で一緒にいたいという希望を実現するために必要なことだと捉えていた人。そして、彼女たちを取り巻く多くの人達にとっても、彼女たちがあのステージで輝くことは夢だった。
一方、いぎなり東北産といえば、これまでもリーダーの橘花怜が「永遠なんてない(だから、今のいぎなり東北産を観てほしい)」という言葉を前々から口にしていた。我々は、日本武道館公演に向けて公開された数多くのコンテンツを通して、今なら、その言葉の真意を知ることができる。橘がそう発信せざるを得なかった過去があり、それは彼女たちの未来にもなりかねなかった。
10周年の記念日を待たずして、日本武道館にいぎなり東北産が9人で立てたこと。これは本当に奇跡だ。そして我々はこの日、みんなの夢であり奇跡を目撃することになる。
日本武道館の入場口に掲げられた、いぎなり東北産日本武道館公演『TOHOKU9』の看板。開場時間となり、胸の高鳴りを押さえながらやってくる人。なんだか誇らしい気持ちを抱きながら看板の下をくぐって入場していく人。「キャンディーベイビーズじゃなく、いぎなり東北産でよかったな。」なんて呟きながら記念に写真に収める人も、中にはいたかもしれない。
いずれにせよ、この9年の間に彼女たちを知り、彼女たちの音楽に触れ、気持ちを動かされた人たちが、開演時間に間に合うように九段下に降り立ち(もしくは飯田橋から徒歩14分かけて)、彼女たちが夢見た場所へと吸い込まれていく。
一方、メンバーもこの日はいつもと違う感情、緊張感のようなものに包まれていた。午後に行なわれたリハーサルの終わりの挨拶で、ステージ上の橘花怜がスタッフへの感謝の言葉を口にして、感情の昂りに思わず声を震わせたり。開演直前に行なわれる円陣の際に、みんなでアカペラで「天下一品 〜みちのく革命〜」を歌い始めたりといった、普段では見られないような一幕があった。しかし、これは決して不安な気持ちではない。むしろこれから始まる夢の時間への期待と楽しみの気持ち、そして感謝の現われだ。
なお余談だが、この開演前のタイミングで、本公演のチケットがソールドアウトしたという情報もメンバーにもたらされ、毎度のことながら皆産(いぎなり東北産のファンの総称)の強力かつ不変のサポートに、メンバーのテンションが爆上がりしたという事実も付け加えておく。
開演時刻になり、色とりどりのペンライトが光の海を作る。正八角形の空間に、その光がやわらかくたゆたう。いぎなり東北産らしい和テイストなセットに、正面には大型のLEDパネル。また、メインステージから伸びる花道の先にはセンターステージが鎮座する。上から見るとなんだか既視感があるのは、2022年3月にリリースされた1stミニアルバム『武道館リハ』のジャケットデザインをセンターステージに落とし込んでいるからだ。
メンバー紹介のオープニング映像を経て、いぎなり東北産の日本武道館ワンマンライブの1曲目は、歪んだギターサウンドが期待感をこれでもかと刺激してくる「東京アレルギー」。4月に日比谷野音でのワンマンライブ『いぎなり野音LIVE ’25』ではラストに披露されたこの曲。そのエンディングでステージ上で背を向けて、奥に向かって足音を9歩響かせたあの日の演出とオーバーラップするように、ステージ2階に登場した9人は、勝利のVを掲げながら肩を並べて設置された階段を九段下りる。
燃え盛る炎に照らされながら、日本武道館のメインステージにいぎなり東北産、堂々推参。その光景を目にしただけで、熱いものが込み上げてきている人たちの姿も客席にはちらほら見られた。
続く2曲目には、TikTokで火がついて、いぎなり東北産のファン層が一気に拡大した「わざとあざとエキスパート」が披露される。会場からの全力でのコールとともに、いわゆる”天空席”まで埋まった客席全体の興奮度が急上昇していくのが手に取るようにわかる。
一方で、この日に照準を合わせて仕上げてきた9人のビジュアルも歌声も絶好調だった。客席に、そしてカメラにウインクを弾けさせて、東北産のあざと可愛い部分を炸裂させていく。なお、彼女たち曰く、今回の公演は「可愛いやかっこいいなど、いぎなり東北産のすべてを見せる公演」であり、「いぎなり東北産第1章の集大成」。序盤には上記2曲のほか、「百花繚乱」「あーぐれす」「ワンダフル東北」など、新旧織り交ぜて、いぎなり東北産の様々なテイストの楽曲が並べられていた。
「来たぜー!日本武道館!」
橘花怜が思いっきり絶叫すると、メンバー、そしてオーディエンスも爆発的に喜びを表現する。そして「みんなのおかげで、ずっと夢見てきたステージに9年目にしてこの9人とみんなで立てていることが、とっても嬉しいです。」と感謝の言葉を口にする。
脅威の30台以上という台数のカメラが、メンバーの可愛いところを惜しみなく映し続けたのが、「ツンデレラ」から「チョコスプレー♡」とつながるブロック。彼女たちは白のジャケットを脱いで、それぞれのメンバーカラーをイメージした色とりどりの衣装とピンクの傘の花を咲かせながら、ステージを上手に下手にと移動しながら、微笑みとハートを振りまく。もっとも、アクションカメラを使った告白フレーズの演出は、メンバーたちのかすかな照れも見え隠れして、会場の8000人と、生配信を視聴していた視聴者をときめかせていた。
東北で生まれ、東北で育った彼女たちだからこその忘れられない景色を描いた「3000days」。本当に特別な時にしか披露されなかったこの曲を「歌うのは今日が最後」という想いとともに、彼女たちは日本武道館公演のセットリストに組み込んだ。ともに歩いてきた曲。そしてたどり着いた夢の舞台。あの光景やあの頃の気持ちを手放すことではない。捨てることでもない。とびっきりの景色とともに、思い出として大切にしまうだけ。未来に向けて、逃げることなく歩き出すために。そんな「日本武道館公演だからこそ、この曲を入れないといけなかった理由」を察しながら、我々は彼女たちの歌声に耳を傾ける。
そして「負けないうた」へ。走った先にきっとある夢に向けて、仲間たちとともに走り出す決意を描いたこの曲を、その夢見たステージだったはずの日本武道館で、いぎなり東北産が歌っているという現実。ありきたりな表現でいうと、エモさの極みだ。いくつものライトに照らされて躍動する彼女たち。そして、本当はこの歌声を届けたかった、聴いてほしかった人。そんな誰かにも届くように視線を上げて歌う彼女たちの姿に感無量だ。
突然、色彩が消えた世界のようなモノクロの映像が流れる。静寂に響くタイピング音。本公演で予告されていた、松隈ケンタ作曲の新曲「背徳のエビデンス」ライブ初披露だ。ピアノの音色と、スモークの中に倒れ込むシリアスな光景。葉月結菜から伊達花彩と歌いつなぐ旋律で息を呑み、橘花怜と桜ひなのの歌声で曲の持つ世界観に一気に引き込まれる。前半の可愛い東北産の時と同じ衣装なのに、まったく違う魅せ方で組み上げてくる空気感。これが彼女たちの持つ振れ幅だ。かっこいいも可愛いも、面白いも真面目も。すべてをいぎなり東北産として表現できるしなやかさは、このグループの強みのひとつといえる。
満天の星空に包まれて声を合わせる「Let’s シンガソング」。そして2024年末のパシフィコ横浜の『いぎなり東北産 リベンジライブ』で初披露された「ナイツオブナインズ」。センターステージで皆産に囲まれて熱唱するメンバーと、そして会場から発生するシンガロング。武道館でひとつに。そんな光景が描き出されていく。
ここで、仙台弁こけしによる会場の盛り上げ(映像演出)を挟んで、ライブは後半戦へ。
いぎなり東北産の沸き曲のひとつ「おのぼりガール」で、最新アーティスト写真にもなっている、それぞれがイメージした新衣装で再びステージに駆け込んでくる彼女たち。そして安杜羽加が「全員で、あのたまねぎをみじん切りにするくらい暴れてください!」とバチバチに煽りまくる「BUBBLE POPPIN」からは、言うなればライブハウス武道館からクラブ武道館へ。地を這うような太いビートに煽られて客席が歌い踊れば、桜ひなのはボーカリストとしての身体能力の高さをこれでもかと聴かせるロングトーンを会場に轟かせて、オーディエンスを”ズン ズズン”と熱狂に落とし込む。
8人のダンサーも投入されてソリッドなサウンドと壮大なステージングで魅せる「Viper」では、東北産のあまりのかっこよさに歓声が上がったり、「ヤバい!」の声が聞こえたり。研ぎ澄まされた牙のような鋭さをギラリと光らせるようなパフォーマンスで、観客の視線も気持ちも完全にロックオンされてしまっていた。
新衣装の紹介や、新曲「背徳のエビデンス」についてのMCののち、橘花怜が語りかける。
「この夢のステージに立つなら、夢を叶えるなら絶対この9人とみんなとがよくて。でもそれって簡単なことではないけど、今、ここに立ててるのは奇跡なんかじゃなくて。こう言い切れるのは、私たちの手をずっと強く握ってくれた、みんながそばにいてくれたから。」
そして気持ちや感情が今にも溢れ出す臨界点を迎えそうになっている橘の発案で、後半戦に向けて会場全体で円陣を組むことに。みんなで声を合わせ、気持ちを合わせる。それもまたいぎなり東北産。彼女たちは「いぎなり東北産は誰も置いていかない」と事あるごとに口にするが、それはメンバーに向けてだけでなく、皆産に向けてもそう。夢に向かって目指すなら、みんな一緒に。怒涛の後半戦に突入するから、それもみんな一緒に。
会場全体で気合いを入れ直しての後半戦は、TOHOKU9だからこそ9曲連続、30分近いノンストップで構成されていた。超攻撃特化型の「いただきランチャー」で日本武道館のボルテージを一気に爆発させると、そのまま「シャチョサン」「Trophy Girl」「No Make」「服を着て、恋したい」「沼れ!マイラバー」と、皆産が武道館で観たいであろう楽しい曲を余すことなく披露していく。9人は笑顔を絶やすことないものの、体力的には今にも限界突破しそうなパフォーマンスの連続だ。
さらにここから再びステージに火柱が上がる「伊達サンバ」でお祭り騒ぎを引き起こすと、北美梨寧を先頭にセンターステージに駆け込んでの「うぢらとおめだつ」。天井に掲げられた日の丸をも揺らす勢いの藤谷美海の「カーニバル!」の絶叫もあって、日本武道館は強烈な一体感に包まれていた。
「うぢらとおめだつ」のラストといえば、吉瀬真珠のとびきり可愛いフレーズで悶絶するところまでがお約束だ。しかし日本武道館ではそうではなく、彼女が「ラスト行くぞー!」と力強くファイナルコール。いぎなり東北産の日本武道館を締めくくる1曲。それは、誰もがこのステージで一番聴きたかったであろう、いぎなり東北産を象徴する最強の1曲「天下一品 〜みちのく革命〜」だった。
メンバーの熱く激しいパフォーマンスに呼応するように、客席からはペンライトが力強く振られ、コールが豪雨のようにステージへと叩きつけられる。そしてセンターステージではミニアルバム『武道館リハ』のジャケットと同じ並びになるなど細かい要素も盛り込みながら、彼女たちはこの30分近くにわたって披露した9曲連続パフォーマンスを終了。やりきった満足感と笑顔のままでステージに倒れ込んだ。
ここから告知の時間が始まる。いぎなり東北産10周年に向けて、告知内容は10個。アニメ「彼女、お借りします」コラボ決定、ビッグコミックスピリッツ表紙決定、セゾンカードタイアップ決定、ラウンドワンコラボ決定、いぎなり秋田本校開催決定、いぎなりクリスマス2025開催決定、初の写真集発売決定、初の全国Zeppツアー2026決定、ホール&アリーナ各2days決定と、ひとつひとつ発表されていく。
そんな発表を経て、10個目の発表として、映像がスタート。工場で何かを製作している9人。板金や溶接から書道、居眠り、そして餅つきまで。そして9人がそれぞれのアイテムを作業台に持ち寄って、その上から布をかける。それはいぎなり東北産という9つの個性の融合か。
そして再び布を取った時、作業台の上に出現したのは、なんとavexのオブジェ。次の瞬間、アリーナ、1階スタンド、2階スタンド、奥の奥までしっかりと埋まった客席からの驚きと喜びの大歓声が滝のようにステージへと流れ込み、日本武道館が揺れる。いぎなり東北産の、レッスン生グループ初の日本武道館単独公演の先には、avex traxからメジャーデビューという未来が待ち構えていたのだった。
「ということで、いぎなり東北産、avex traxよりメジャーデビューすることが決定しました! ほんとにさ、日本武道館をゴールじゃなくてスタートにしたいって言ってたけどさ、ほんとにそのスタートに9人とみんなで立って、その夢のその先にみんなと走り出せたことが、とっても嬉しいです。ほんとにありがとうございます。」
橘花怜からのあらためての発表に、会場中から喜びを爆発させる声が発生する。そんな様子に、9人も感謝の言葉を口にしながら、上の方までいっぱいに埋まった客席を嬉しそうに眺めている。そして、安杜が「メジャーデビューしないで武道館に立ちたいっていうのが、本当に大きな夢で。それを叶えて、ここからはエイベックスさんの力も借りて、もっと大きいステージに。」と、決意を語れば、橘が「これからも手を繋いでいてくれますか。」と、観客に呼びかけて、再びの大声援に包まれる日本武道館だった。
最後に彼女たちはステージ上で円になって「みんな、これからも頑張ろうね!」と声を掛け合う。そしてステージを歩きながら手を振って感謝を伝えると、ステージ上の九段の階段を上がる。そしてオフマイクで「ありがとうございました!」とありったけの想いを込めて叫ぶと、武道館を埋めた皆産は、その気持ちを負けない強い想いとともに「ありがとうございました!」の声を返す。
いぎなり東北産の日本武道館公演は、最後はいつものやり取り。メンバーと皆産で互いに感謝の気持ちを伝え合って幕を下ろした。
なお、終演後、会場出口ではいぎなり東北産のメジャーデビューを伝える日刊スポーツの号外が配布され、お祝いに華を添えた。またこの号外に記載があったとおり、いぎなり東北産のメジャー1stシングルタイトル曲は、8月10日に大阪・オリックス劇場にて開催される10周年ライブでの初披露を予定している。
あらためて、いぎなり東北産の日本武道館公演は、パズルのようにすべてのピースがひとつずつ揃っていくような感覚だった。彼女たちが憧れた夢の舞台。皆産が観たかったソールドアウトの景色。披露された曲と、その曲が歌われた理由。彼女たちのこれまでの発言の数々。願いが奇跡に変わる瞬間。そして次の未来。
「ゴールだった武道館をスタートにしてくれてありがとう。」
ミディアムボブの毛先を揺らしながら、安杜羽加の語ったそんな言葉が、あらためて頭の中でリフレインを繰り返す。自分の中で日本武道館に別の意味を持たせていた彼女が、あの長い綺麗な髪を切った理由。覚悟。そして9人が、自分の人生を賭けてステージに立つ姿には、観客からの惜しみない拍手と歓声がいつまでも贈られていた。
「9人で武道館に立てた奇跡」とは、決して耳障りのいいフレーズの一種ではない。本当に立てないかもしれない未来がいくつもあった中で、彼女たちが薄い氷の上を渡り切って掴んだ今の状態だ。そして、その結果としてあったのは、いぎなり東北産は日本武道館をゴールにすることなく、これからも9人で活動を続けるということ。そして、エイベックスという強力なパートナーを得た、ということ。
ところでこの日、本番を目前に控えた前室でのこと。本稿の序盤で少し触れたとおり、円陣を組もうというタイミングで、9人は突然、アカペラで「天下一品 〜みちのく革命〜」を歌い出した。彼女たちは声を重ねながら視線を交わし、時折、言葉をかわしては、お互いに顔を見合わせて笑っていた。
そんないぎなり東北産だから、どんな未来が待っていても、きっと大丈夫。そして彼女たちの笑顔ってのは、それでもやっぱり永遠なんだと思う。
取材・写真・文:Yosuke TSUJI
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武道館公演最後のMC
葉月結菜「今日は皆さん、来てくださって本当にありがとうございます。今日来るまでに本当にいろんなことがあって、でも逃げ出さずに、諦めずにここまで走ってこれて本当によかったなと思っています。いぎなり東北産の葉月結菜に人生をかけたこと、大正解だったなと今日この景色を見て確信しました。ここまで来るのには、本当に皆さんもそうですし、家族や大好きな友達とか、本当にたくさんの方々の支えがあってこれたなと思っています。そんな皆さんへもまだまだ感謝を届けたいし、幸せも届けたいなと思いますので、これからはメジャーデビューということで、もっともっと大きく羽ばたいて頑張っていきたいと思います。皆さん、これからもずっとよろしくお願いします。」
吉瀬真珠「今日、夢の日本武道館に立つことができたのは、ここに来てくれたみんな、そしてメンバーのみんな、そして関係者の皆さん、いぎなり東北産のおかげです。私は本当に本当に幸せ者です。この恵まれた環境を大切にして、これからもいぎなり東北産がみんなと一緒にキラキラの道を歩けるように、私も精一杯頑張ります。どうぞこれからもよろしくお願いいたします。ありがとうございました。」
北美梨寧「本日は夢の日本武道館、本当に楽しかったです。人生、なんか期待しない方が幸せだってよく言われる世の中だと思うんですけど、私は皆さんに、東北産にだけはずっと期待していてほしくて。私たちはその期待を、願いを、奇跡に変えていくグループでありたいし、これからももっといっぱい夢を見て、これからの日々のように泥臭く一生懸命に、そして東北産らしく、みんなで夢を掴み取りに行きたいなと思っています。改めて、北美梨寧をアイドルにしてくれてありがとう。いぎなり東北産に出会えて、皆さんに出会えて本当に幸せです。本日はありがとうございました。」
桜ひなの「皆さん、まずは今日、私を夢の舞台、日本武道館に立たせてくれて本当にありがとうございます。そして(前に出て、メンバーのほうに振り返る)メンバー。こんな生意気な小娘にすごい優しくしてくれて、困った時はたくさん相談に乗ってくれて、くじけそうになっても東北産に引っ張ってくれて、ここまで連れてきてくれてありがとう。大好きだよ。(再び前を向いて)ここにいるみんなとずっと一緒にいられるように精一杯これからも頑張るので、みんなずっと一緒にいようね!」
伊達花彩「皆さん、まず日本武道館、本日はありがとうございました。そうですね。やっぱ東北産は9年間本当にいろんなことがあって、最初は半袖短パンでスッピンアイドルみたいなよくわからないアイドルから始まったんですけど……アイドルって言えるかわからない、ほんとになんだこれは、っていう状態から始まったんですけど。今日こうして日本武道館に立てて、なんかみんな、東北産が遠くなっちゃうと思ってない? 大丈夫だよ。ずっとそばにいるので、これからも一緒に突っ走ってください。ありがとうございました。」
橘花怜「本日は本当にありがとうございました。私がアイドルをしているテーマは『恩返し』で、本当にここに来るまでにたくさんの方に支えていただいて、今日ここに来ることができたので、なんかこうね、日本武道館のステージにみんなと立って夢を叶える姿で、こう、みんなに少しでも恩返しできていたら嬉しいなと思っております。そして、東北産といると、本当にどんなことも、もうなんかキラキラしだして青春に変わっちゃうんですよ。だから、東北産となら、これからもどんなことがあっても乗り越えていけると思うから、みんなと、9人とね、これからも末永く一緒にいられるように頑張っていきます。本日も本当にありがとうございました。」
律月ひかる「本日は来てくださって本当にありがとうございました。私は自分ひとりでは何もできなくて、ただのその辺の魔法少女なんですけど、チーム東北産の一員としてこの場所にいることができて本当に幸せです。メンバーみんなとは今まで9年間一緒に笑ったり泣いたり、腐ったり光ったりしてきて、メンバーそれぞれいろんな思いがあっただろうし、それぞれに越えられない夜があっただろうけど、失いたくないって思う景色はきっと同じで。そんな瞬間を何度も重ねてたどり着けた場所が、武道館だなと思います。これからもこのユートピアを守りたいです。私のことを幸せなアイドルにしてくれてありがとうございました。本日も、今までも本当にありがとうございました。」
藤谷美海「今日は来てくださり、見てくださりありがとうございました。この9人と皆さんで素敵な空間にいられたことがすごく嬉しくて、ひとりひとりのところに菓子折りを持ってお礼しに行きたいので、後で住所を教えてください! 今日だけはツンデレラッキー藤谷にならないように、みんなにたくさん愛を伝えようと思ってたくさん見てたんですけど、私はメンバーのこともスタッフさんのことも、関係者の人も、私たちを見ないでずっと体育座りしてる警備員の人も大好きだし、皆さんのこともすっごく大好きです。これからたくさんワクワクなことが待ってると思うんですけど、変わらない面白さと変わらない笑顔で頑張っていきたいと思います。今日は本当にありがとうございました。」
安杜羽加「まったくアイドルにも芸能にも興味がなかった私が強制的に東北産に入れられて、そしてこんな景色を見れると思っていませんでした。本当にあの時の決断は間違ってなかったなと、今この景色を見て思います。そして、ずっと武道館がゴールだった私を、スタートに変えてくださった皆さん、そして何よりもメンバー、本当にありがとうございます。今日がゴールじゃなくてスタートに変えられた自分自身も褒めたいし、これから新しいスタートを切っていく隣に、この8人がいれば最強だなって思いました。これからはね、もっと進化し続ける東北産をどうぞよろしくお願いします。最後に、みんな、東北産は大好きですか? 愛してますか? 私たちも愛してるよー!」
【いぎなり東北産】プロフィール
スターダストプロモーション所属の東北を中心に活動しているレッスン生グループ「いぎなり東北産」。
メンバーは橘花怜(宮城県産)、律月ひかる(秋田県産)、北美梨寧(宮城県産)、安杜羽加(福島県産)、吉瀬真珠(仙台産)、桜ひなの(岩手県産)、藤谷美海(山形県産)、伊達花彩(宮城県産)、葉月結菜(宮城県産)のメンバー構成。
2023年『わざとあざとエキスパート』がTikTok楽曲ランキングにて月間1位を獲得し、2024年はバズりかわいい第二弾として『沼れ!マイラバー』をリリース。
2025年7月9日(水)に地方レッスン生グループながら初快挙となる単独日本武道館公演を達成し、同年8月9日にavex traxよりメジャーデビュー決定!
【いぎなり東北産】ライブスケジュール
「いぎなり10周年ライブ」
日程:2025年8月10日(日)
会場:大阪・オリックス劇場
日程:2025年8月17日(日)
会場:山形・リナワールド
日程:2025年8月22日(金)
会場:埼玉・大宮ソニックシティ
「初の全国Zeppツアー2026」
日程:2026年1月10日(土)
会場:Zepp Fukuoka
日程:2026年1月11日(日)
会場:Zepp Namba
日程:2026年1月23日(金)
会場:Zepp Nagoya
日程:2026年1月24日(土)
会場:Zepp DiverCity
日程2026年2月8日(日)
会場:Zepp Sapporo
「ホール&アリーナ各2days」
日程:2026年5月22日(金),23日(土)
会場:Kanadevia Hall
日程:2026年12月19日(土),20日(日)
会場:ゼビオアリーナ仙台
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