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TRIPLANE

non no発売記念企画!TRIPORTERSオフィシャルインタビュー 「広田周(Drums)」

2015.02.13

――今回のアルバムで、一番完成に時間がかかった(難しかった)曲はなんですか?
 
A.時間がかかったのは「アングル」と「HUTCH」かな。特に技術的にも難しかったからね。レコーディングの時期は本当に忙しかった。11月からで、多いときは1日4曲録ったからね。だから一日中レコーディングスタジオにこもって、兵衛の意見聞いたりして収録の日々だった。
 
――では、比較的早くできたのはなんですか?
 
A.「柊」と「ノンノ」は早めにできたかも。バラード系はドラムは抑えてシンプルめに作るからね。
 
――アルバム内で好きなフレーズや、印象に残った曲はありますか?
 
A.自分の以外も含めると、「let us」のベースとドラム、「ゲルニカ」「HUTCH」のドラム、「EZO」のタム(ドラム)はかっこいいなって思うよ。「HUTCH」はやっぱり時間かけて苦労して作った分、思い入れがあるんだよね。
中身で言うと、「ノンノ」の作詞は小路幸也さんが手がけたものだから、今までの兵衛が作る曲とは違った感じで印象的かな。
 
――私たちは、どんな風に構えて聴けばいいですか?
 
A.それはみなさんのご自由に!特にテーマとかそういうのはなくて、11周年に向けてまた一歩成長した、大人なTRIPLANEを聴いていただけたらいいです。
 
――最近ライブで昔の曲を結構アレンジしてやっていますよね。そのアレンジって、どういう風に決めているんですか?
 
A.基本的に、曲のアレンジやライブのセットリストとかはメンバー4人でとことん話し合いをしてるんだよ。だから意見が割れることもあるわけで。
 
――そこで意見が通りやすいのはやっぱり兵衛さんなんですか?
 
A.いや、誰の意見が一番通りやすいとかはないよ。兵衛の意見が通りやすそうって思う人は多そうだけど、実際そうでもない。例えば、兵衛がこうしたいって出したものを俺たちがいやこっちがいいって言ってそれが通ることもあるから、特に誰のがっていうのはないね。そのイベントの主旨やテーマに合ったものを4人の意見で選ばないと。それにアレンジは、昔よりも成長して、より大人になった自分たちを聴かせることを考えて、元の良さも理解しつつ、皆で考えアレンジする。
 
――なるほど。突然話は変わりますが、私個人としてなのですが、ライブ中のメンバー同士のアイコンタクトが好きなんですよ。それを見ると、皆さんやっぱり仲が良いのだなと思いまして。
 
A.ありがとうございます(笑) まぁ仲良くなきゃここまでやってこれないからね!他のバンドもきっとそう。例えばGLAYだったりA.F.R.Oとかはよくライブ見に行くんだけど、仲良いなって俺は思うし。ライブ中はお客さんを楽しませなきゃいけないけど、そうしたらやっぱり自分たちも楽しまなきゃ。ケインなんかはああいうキャラだから、よくステージ駆け回ってるでしょ?そうやって盛り上げてくれたりしてます。もしそういうのがなくなっちゃったら、本当に寂しいよね。
 
 
 
――TRIPLANEの曲全体で、やってて楽しい!テンション上がる!と思う曲はなんですか?
 
A.盛り上がるものでは「パノラマセカイ」や「イチバンボシ」だね。もちろん自分たちが盛り上がるのもあるし、やっぱりなによりお客さんが盛り上がってくれる曲だよね。バラード系も気持ちが入る曲もあるよ。
 
――曲作りにおいて、ドラムに関しては全てタン様のオリジナルなんですか?
 
A. 自分で全てオリジナルの曲もあるけど、
最近は兵衛が作ってきたデモテープに対して、それをベースに好きにやらして貰い、兵衛が気にくわない箇所があれば言われて直すけど、何も言われなければ自由にやらして貰ってる(笑)
 
 
――兵衛さんが歌って聴かせてたりしてから作るのではないのですか?
 
A.最初は歌はないんだよね。メロディーも。こんな感じってだけで、どこにどんな歌詞が入るとか知らないんだよ。そこから各自で音を作っていって、兵衛のレコーディングのとき初めてちゃんとメロディーと歌詞がわかる感じなんだよね。だからさっき言ったみたいにならないように、どこに歌詞が入るか聞いてるんだけど、やっぱり途中で変更ってなることもあるし。お互い、試行錯誤しながら作っています。
 
 
――では、タン様が他のメンバーの持ってきた音に意見を出すことはあるのですか?
 
A.今回はなかったかな。前は少しあったけど、兵衛が主体となって曲作りをするから、基本的に各パートへの要望は兵衛がしてる。兵衛は俺ほどドラムが叩けるわけじゃないけど、ドラムのこだわりは強い。作詞作曲をする人って、ドラムとかベースへのこだわりって結構強いんだよ。
 
――自分も作詞してみたいとか思ったりしませんか?
 
A.ない。まぁマメな性格だから、やれと言われればやるかもだけど、興味があるかないかでいったらないからやらない。話すことは好きなんだけど、文章に書き起こすのが苦手なんだよね。ブログを見てもらえればわかるでしょ?(笑)
 
――リーダーをやってて大変だと思ったことはありますか?
 
A.最終的にリーダー任せにさせられることとかかな。リーダーの役割としては、バンドの意見をまとめたり、スタッフやスタジオなどとの連絡をとったり、移動時の運転をしたり。でも大変だからといってこれらが苦痛だとかは思わないね。
 
――初めて人前でライブをやったときの感想って覚えていますか?
 
A.すごく緊張した!本当にガクガクだったよ。初めて人前でライブをやったのは17歳の頃で、高校の友人と。今はそこまで緊張することもなくなったね。やっぱり回数こなせば慣れるようになるから。でもある程度の緊張感は常にもつべきだと思う。ガチガチになるほどではなくても、小さなライブハウスでやるときでも、なるべく緊張感を持ってやるようにしている。
 
――私は高校の軽音部に入ってるのですが、その部で扱っているドラムがよく壊れると部内で問題です。ドラムの扱いで気をつけるべきことはなんですか?
 
A.手入れは大事なことだけど、やっぱり丁寧に扱うこと。ドラムは、ただ力が強ければいいというものじゃないよ。ちゃんと手首を使うこと。今では女の人でも有名なドラマーもいるしね。ドラムは叩き方で音は全然ちがってくるから、日々練習。
俺は基本ドラムの練習はほとんどスタジオで。家にドラムある人は珍しいよ。もしあっても近所迷惑だし(笑)。 だから俺は家ではパットを使って基礎練習をしてる。
 
 
――部活で新しく購入したドラムセットの、シンバル(ライドシンバル以外)の音がなにか変なのです。どうしたらいいでしょうか。
 
A.(写真見せ)それは安いシンバルだね。シンバルってね、それだけですごい種類が多いんだよね。俺のお気に入りので5万のものもあるし。高いので何十万するのもあるだよ。でも学校の練習で使う分には安いので十分。割れても多少もつし(笑)。俺も大学でドラムやってたときは割れたやつ使ってたよ。何回もシンバル割って後輩の俺たちは先輩に「シンバル割すぎだ!下手くそ!」って怒られてた(笑)。ライブで使うものだったら少し高めのを使えばいいんじゃないかな。
 
 
――失礼を承知で、正直な話、ファンから貰った手紙やプレゼントなどは今どうしていますか?
 
きちんとボックスに入れてまとめて置いてあります。食べ物系はさすがに食べちゃったのでもうないけど、他はとっておいてあるよ。TRIPLANE全体に向けてのファンからの大きなアルバム式の手紙もリーダーとして自分が保管しています。たまに読み返すこともあるよ。ファンからの贈り物は絶対捨てません!兵衛なんかはもっと貰ってるだろうからすごい数なんだろうね。
 
 
――ケインさんと同居時代(同室も可)のなにかいいネタ(思い出)をできるだけ多く聞きたいです!!
 
A.3年前までは一緒に住んでたしねー。思い出…一緒に寝たとかそういうの?(笑)カレーとかは多めに作ると美味しいから、一人で食べきるわけにもいかないからお裾分けして一緒にいただきますってしたね。あとライブ後は帰る場所一緒だし、遅く帰ってきたとき二人で乾杯して朝まで飲んだり。最近はあまりないけどホテルでツインのときは二人で飲んだりするよ。
あと、前に家でケインが酔っ払って俺の部屋に入ってきたことがあったな(笑)。
 
 
 
《最後に》
今回インタビューをさせていただいて、改めてTRIPLANEの、タン様の魅力に気づきました。緊張して混乱状態の私に丁寧に答えてくださり、本当に感謝しております。タン様の優しさで私の精神がほぼ正常に保てました。
ここにありのまますべて記せたわけではなく、低クオリティーなこの記事をお許しください。この度は貴重な体験をありがとうございました。
 
 
【インタビュー】
会員番号2390 三上 唯さん
 
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