ALL CONTENTSアーティスト・作品一覧

TRIPLANE

non no発売記念企画!TRIPORTERSオフィシャルインタビュー 「江畑兵衛(Vocal&Guitar)」

2015.02.13

―まずは率直な感想として、前作のDesignに引き続き黒めというか鋭いテイストという印象を受けました。前回・今回と続いてこのようなテイストが続いていますが、もともとのトライプレインの系統とは少し異なる感じがします。なにか明確な目的などはあるのでしょうか。
 
 目的というかそういうものはあまりないんですけど、僕たちは今やりたいことを曲にしているだけなんです。たとえば今度はこういうギターフレーズの曲がやりたいだとか、たとえばベースラインを強調した曲に挑戦したいだとか。だけど元々のトライプレインも忘れちゃいけなくて、そのバランスを大切にしたいという感じです。前作は本当にやりたいことばかりやってしまったので、今回は本来のトライプレインのあるべき姿を取り戻したというか、そんな感じです。
 
 
―今回のアルバムのタイトル、ノンノについてお聞きしたいのですが。
 
 もともとタイトル候補としては、全く違うものを僕が提案していて。ただそれがわかりづらいということで、ボツになったんですよね(笑)そこで、「北海道とのつながり」を考え始めて。自分は北海道出身で、北海道への愛をずっと抱いて歌ってきたわけですけど。元々のルーツをたどれば、自分は本州から渡ってきた人たちの子孫であって、北海道の人間ではない。でも、そこにある山や川や木は、何百年も何千年も昔から北海道の地で根付いていて、ずっと同じ景色を見てきた。この年になって、そういうものに注目できるようになったんです。そういう感じで、アイヌ語で花という意味の、ノンノに決定しました。
 
 
―これからのバンドの展望というか、行き着きたい先があれば教えてください。
 
 さっきも言った通り、僕らは今の自分たちを曲にしているだけなので、自分たちが将来どうなるのかとかは全く考えてないですね。ただテーマというか、僕らとしては音楽好きな人だけじゃなくて、音楽を少ししか聞かない人にも聞いてほしいと考えていて。特に自分たちでロックだとかポップだとかジャンルを決めているわけでもないし。強いて言うなら、ジュークボックスのようにいろんな音楽を聞かせられるようになりたいかな。ロックで鋭いトライプレインも、ポップで楽しいトライプレインもたくさん聞いてほしい。欲張りかもしれないけど、そんなバンドになれたらいいかなとは思います。
 
 
―編集後記―
 
 今回は、大変貴重な時間をありがとうございました。ほかの方よりものんびりとお話させていただいたみたいで、記事にする部分が少なくなってしまったのが心残りです…。兵衛さんもこの記事を読まれるということでかなり緊張しながら書きましたが、必死さと一生懸命さは伝わったかと思います(笑)今回は本当にありがとうございました
 
【インタビュー】
会員番号5439 三浦 菜さん
 
もどる