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TRIPLANE

TRIPLANE「SINGLES 04-12」全曲メンバー解説を公開

2013.01.23

  01.ドリームメイカー   <江畑兵衛>単なる「爽やかな曲」で終わらせたくなかった。インターの雰囲気(特にベースアレンジ)や大サビの展開と歌詞でそれが出来たと思う。   <川村健司>トライプレインの元気が出るソングNo1だと思います。 歌詞に出ているように、この曲で背中をそっと押せれば良いなと思います。レコーディングでは歌メロができていないのに大サビのギターを入れろと兵衛から言われ四苦八苦した覚えがありますね。そのおかげで僕はこの曲の大サビが好きになってしまいました。   <武田和也>この曲は、夢に向かって全力で取り組んでいる人、何かに打ち込んで頑張っている人に、是非とも聞いてもらいたいと思います。ちなみに、自分も背中押されてます。   <広田周>サッポロビール北海道エリアの2年目のタイアップ曲。疾走感が溢れるトライプレインらしい前向きな曲。ライブで演奏してて楽しすぎる曲。ファンの方が笑顔で聞いてくれてるのをステージから見ると大きなエネルギーを貰えます。TRIPLANEとお客さんのエネルギーのぶつかり合いを解りやすく肌で感じます。     02.Cheers To Us feat. ダニエル・パウター& 常田真太郎(スキマスイッチ)   <江畑兵衛>せっかくのコラボ曲なのでいつもやらないアレンジの方向性にした。サビでギターのコードバッキングやアルペジオを入れずにベースとユニゾンさせるだけってのはかなり新鮮だった。   <川村健司>ダニエル・パウターに書き下ろした曲をセルフカバーということで、ダニエルのバージョンとはまた違う力強さを出すためにサビではブラスを入れたりしてます。ピアノではスキマスイッチの常田さんが弾いてくれていたりとゴージャスな一曲になってますね。   <武田和也>豪華ゲストとのコラボが実現した曲。TRIPLANEの未来を切り開く意味でも、とても重要になったのではないかと思います。   <広田周>アレンジやサウンドを今までにない感じにしたいという事で、ドラムの音作りもこだわりました。スネアドラムとバスドラムとハイハットやクラッシュシンバルをバラバラに録ることによって今までにない全てがハッキリとしたサウンドにする事が出来ました。そんな事も想いながら聞いてみて下さい。     03.モノローグ   <江畑兵衛>人生を変えたかも知れない曲。良い曲が出来ずもう音楽をやめようと思っていた瀬戸際の時期だったので、頭に湧いてきた時の感覚は多分一生忘れない。   <川村健司>この曲ができたおかげでまたひとつバンドとして前進できたんじゃないかな。バンドとしてこの曲がなかったら今活動していたかどうか分からないくらい自分達のターニングポイントになった曲。「良いメロディーのバンド」と自分達が言えるのはこの曲があってからこそ。ギターソロも自分の中で一番難しい。技術的には簡単なのかもしれないけど気持ちをのせるのが凄い難しいんだよね。   <武田和也>この曲が出来た事により、TRIPLANEの幅がさらに広がった気がしています。アコースティックライブが評価されだしたのも、この楽曲からだったように、思います。   <広田周>この曲は色々な思い出があるが、プロデューサーに笹路さんを迎え入れた事はバンド的にも個人的にも大きな経験と勉強をさせて貰いました。特に音楽に対する姿勢に関しては何回も怒られました。なので、出来上がった作品には思い入れは強いかもしれません。そして、単純に最高なGood Melody。     04.スピードスター   <江畑兵衛>アマチュアからプロへ僕らを引き上げてくれた、まさにデビュー曲。今まで引っ掛からなかったオーディションやら何やら全てこの曲で制覇した。   <川村健司>自分達の歴史的な一枚目のシングル。何もかもが初めてで全部やることが緊張していたかな。ジャケ写撮影とかPVとかは自分の立場がよくわからなく、不安そうにしてるのがわかりますね。この曲は僕が加入する以前からあった曲で、とても良い曲を持ったバンドなんだなって印象があるくらい良い曲です。今でも自分の中の好きな曲の上位にいます。   <武田和也>このデビュー曲がなければ、今は間違いなくないでしょう。インディーズ時代に、バンドを一気に加速させ動員数が激増したのも、この楽曲が出来てからです。   <広田周>アマチュアの時にこの曲が生まれてこのバンドの人生を変えてくれた。全て落選していたオーディションにも全て受かり、ライブする度にファンも増え一気にメジャーまでの階段を昇ることに。デビューに相応しい曲です。     05.アイコトバ   <江畑兵衛>シングル用にスタジオで2曲作って、自分ではもう一方が気に入っていたのでボツにしようと思っていたが、その他のメンバー及びスタッフ満場一致でこの曲が推された。   <川村健司>イントロのギターが特徴的なこの曲。跳ねたリズムの曲はそれまでのTRIPLANEには無く、新しい方向性を見つけた曲でもあります。PVはストーリーがあって曲とリンクしている所が良く、みんなでPVを見まくってたな。「バンド」っていうことをこの頃からもっと出していこうと、力強い曲調になってますね。   <武田和也>自分的に、一番かニ番に認知度がある楽曲のように思います。周りの評価もさることながら、CM等の露出も結構させてもらったように、思います。   <広田周>この曲でTRIPLANEを知った人も多いのでは。サビで突き抜けるキャッチーなメロディーはさすがの一言。リズムも今までになく跳ねた感じが更に躍動感を生んでます。ライブでも自然に身体が揺れるのでは。そして今はライブでは定番の曲です。     06.Dear friends   <江畑兵衛>デビュー直前で家業を継ぐためにやむなくバンドを去った元メンバーを思って書いた曲。常に彼の想いも背負っている身なんだと喚起してくれる。   <川村健司>ワンピースのエンディングテーマを募集してるということで自分達も曲を出そうとしていたんだけど、スケジュール上地方に移動しなければならなくて頑張って兵衛が時間のないなか作った曲。最初は歌が入っていない状態だったけど、曲の雰囲気を気に入ってくれて見事エンディングテーマに選ばれました。みんな感動して喜んだのを覚えている。その分レコーディングはシビアにやったんで沢山練習したり沢山壁にぶち当たったな。この曲のレコーディングで自分が成長できたと思う。今でも色んな方に良い曲だと褒められる。イントロから泣かせるピアノのメロディーを作った兵衛は凄いなって思った。   <武田和也>大人気アニメ、ワンピースの過去エンディングテーマ楽曲。いまだにTRIPLANEは、あのワンピースのエンディングをやっていたと紹介される事があることから、ワンピースの巨大なメジャー感とそしてエンディングをデモで勝ち取ったボーカル兵衛を、誉めてあげたいです。   <広田周>ワンピースのエンディング曲という事もあり多胡邦夫さんをプロデューサー、レコーディングエンジニアも大御所の比留間さんを迎え入れ過去作品のサウンドと大きく変化したシングルでもあります。個人的にもドラムのサウンドが気に入ってる一曲に仕上がってます。     07.君ドロップス   <江畑兵衛>僕が作るポップソングとは恐らくこういう事なんだという曲だと思う。だから、新曲を作る過程で気付かぬ間に君ドロップスに似てしまっている事がよくある。「君ドロ現象」と呼んでいる。笑   <川村健司>スッキリとしたストレートな曲。ファンの方から「歌詞が好き」と評判ですね。難しい事はあまりせず、メロディの良さを全面に出してます。このころ転調するのがブームで後半のサビで半音転調してますが、元のキーが高いため更に高くメロディが響いてます。ライブでは僕がコーラスをするのですが、僕も結構辛いです。笑   <武田和也>自分の中では、ライブで好きになっていった楽曲のように思います。ライブをやっていると、聞きに来てくれているお客様も、素直にこの楽曲を待っていてくれている、そう感じます。   <広田周>何回聞いても何回聞いても、また聞きたくなる様な魔力がある曲。全ての曲がこの様な力はありますが、皆で制作活動をしていて出来上がった時に他の曲よりも何回も聞きたいと思っていた自分がいたのです。何故かはわかりません。メロディーなのか??歌詞なのか??ドラムのサウンドも心地よいです。     08.白い花   <江畑兵衛>処女作と言って良い曲。雪国で生まれ育った汚れなき青年にしか作れない名曲だと思う。笑   <川村健司>TRIPLANEを代表するバラード曲。レコーディングではストリングスやピアノの上物を先に録って、それからギターをのせたんだけど、ギターを入れる隙間を探すのが大変で笹路さんとスパルタでギターを入れたのを覚えています。途中マジで心が折れそうになりました。良い曲だからこそギターを入れるのが難しかった。   <武田和也>この曲を語るにあたり、やはりTRIPLANE結成秘話が不可欠かと思います。この楽曲がなかったら、今の形のTRIPLANEはなかったかもしれません。自分の人生を大きく大きく変えた楽曲です。   <広田周>和也と俺の目の前で兵衛がアコギ一本で弾き語りをしてくれた曲。バンドを組むきっかけとなった曲。アマチュアの時から一番多く演奏した曲。北海道を彷彿させる曲。TRIPLANEを代表するバラード曲。     09.あの雲を探して   <江畑兵衛>「ポカリのCMになりそうな曲」を目指して作った。現実はそう甘くはなかった。笑   <川村健司>「ギターで勢いをだすにはどうしたらよいか?」みたいなテーマがレコーディングの時にはありました。爽やかな印象と力強さみたいなものが欲しく、何回も録り直したな。山中湖での合宿レコーディングで録ったんですが、メジャーってこんな良い所でできるんだって一人感激していましたね。最近ライブでやると意外にも盛り上がるので隠れた名曲なんだなと再確認しました。   <武田和也>この楽曲を聞くと、レコーディング明けでほぼ寝てない状態で撮った若き日の自分が映っているPVを、思い出します。特に、全員で歩くシーンは、とても記憶にあり、微笑ましいです。   <広田周>キャッチーなメロディーと疾走感はセカンドシングルでも健在であり、これがTRIPLANEの代名詞と世間に言える様になったと思います。PVは北海道を彷彿させるような壮大な景色の場所で富士山をバックに演奏するという若々しい僕らが見物です。この時はみんな寝てなかった事を思い出します。     10.イチバンボシ   <江畑兵衛>サッポロビールのタイアップを勝ち取りたい一心で作った曲だが、今やこの曲無しでTRIPLANEのライブは成立しないと言えるくらいに化けたと思う。   <川村健司>今やTRIPLANEの定番ソングにあたる曲。みんなで作ってた時は何も考えずにすぐにギターフレーズが浮かんできてたな。偶然なのか必然なのか分からないけどこの曲が生まれてきてホントに良かったと思う。TRIPLANEを人に勧める時はこの曲を聴かせれば良いのではないかな。   <武田和也>今や、ライブの定番曲になっていると勝手に思っています。それだけ、この楽曲をライブで演奏した時の手応えとお客様の盛り上がりが、非常に印象的です。   <広田周>サッポロビール北海道エリアのタイアップ曲。この曲が出来た時は江畑兵衛とバンドの力を感じる事ができ勝ち取った気持ちが強かったです。そして、一つ一つのライブで演奏する度にこの曲がファンの方と一緒に成長していく姿が微笑ましいです。果して、この曲がどこまで階段を昇って行くのかが楽しみの一つでもあります。     11.友よ   <江畑兵衛>「ヨワキモノタチ」という少しダークな曲をシングルのA面として出したくて、「TRIPLANE」としてのバランスを取るためB面用に作ったのだが、やはり逆転された。なかなかこの先も思い切った冒険は出来なさそうだとこの時悟った。   <川村健司>仲間のために歌った歌詞が好きですね。人間はつまずく事が沢山あります。困難は沢山あるけど支え合っている仲間が居るからこそ楽しかったりするんだろう。何事も進んでいかなくてはならないですからね。この曲をライブで演奏するとまるで自分のために歌っているんじゃないかな?って錯覚する時があります。   <武田和也>この楽曲をレコーディングした時に、当時のディレクターに「寝ぼけてるの!?」って、がっつり怒られた記憶があります。当時は何を怒られているのか余りわかっておらず、ひたすらがむしゃらにレコーディングしていた事を、思い出します。   <広田周>応援歌的な曲。この曲を聞いて明るく前向きな気持ちになれる様なサウンドを意識しレコーディングに挑みました。何か落ち込んだ時もTRIPLANEが背中を押してくれてる感じになりませんか?そんなパワーを感じて頂きたい。     12.夏が終われば   <江畑兵衛>遊び心満載のレトロ感を充満させたアレンジは、当時のTRIPLANEらしい雰囲気だとは思うが、デモ制作段階ではもっと違う雰囲気だったので、いつかリアレンジバージョンも披露したいという秘かな企みが個人的にはある。   <川村健司>「いつものイメージと変わった事をやろう」ということで、往年のポップスソングを目標にプロデューサーの笹路さんと取り組んだ曲。自分達にはないアイディアをふんだんに取り組んでみました。パーカッションの方に来ていただき色んな打楽器をいれて、細かな音が曲のテンポ感を良くするんだなと勉強になりました。ライブではあまりやらないけどこの曲結構好きです。まさに夏の終わりに聴きたい曲。   <武田和也>この楽曲を聞くと、当時のプロデューサー笹路さんの事を、強く思い出します。今なお至るところで笹路さんの言葉を思い出します。それくらい、自分的に成長させてもらっていた期間に出した楽曲だと、思います。   <広田周>過去作品に比べると歌を全面に出す為のアレンジとサウンドになってます。笹路さんとタッグを組んでるというのもありますが、それ以上に学んだ事や経験した事をメンバーそれぞれが意識した結果なのかも。PVもかなり異色な作品になりました。     13.Reset   <江畑兵衛>「集中して歌詞制作に取り組めるように」と、新宿の高級ホテルの一室を与えられ、そこに1日こもって作ったのを覚えている。「これがメジャーアーティストの扱いなんだなぁ...すげぇ」と自分を称えた。それ以来一度もない。笑   <川村健司>当時作った時にはTRIPLANEの定番ソングみたいな形でライブでは絶対やっていましたね。お客さんが手拍子できてのれる曲。「爽やかでPOPなバンド」を全面に出した曲ですね。当時のバンドイメージにピッタリでした。PVが凝っていて、何枚の扉を開けていくという設定。扉を開けるだけの演技だったのですがメンバー全員カチンコチンになってやってました。   <武田和也>一時期、この楽曲をやらないとライブが締まらないって事が、あったように思います。ライブ等で、皆で熟成させた楽曲の一つのように思います。   <広田周>セカンドシングルから引き継ぎサードシングルのレコーディングは合宿で行われました。一つ屋根の下で一週間。この方法はこの当時だけなので今となっては新鮮であり、この方法でしか録れない音もあったかもしれません。初期の頃は一つ一つの活動が新鮮だったので、それがサウンドに繁栄されていると感じながら聞いて頂ける楽しみも一つかもです。     14.雪のアスタリスク   <江畑兵衛>この壮大なアレンジをセルフでやり切るのはかなり大変だった。各旋律がぶつかり合わないように心がけたアレンジを本格的に始めたのはこの頃から。大きな挑戦ではあったが、以後の自信に繋がった。   <川村健司>雪をテーマにしたTRIPLANEの2大冬バラードのひとつ。自分達の故郷の札幌の印象にある固有名詞が出てきて札幌に住んでた事のあるヒトだったら情景が目に浮かぶと思います。サビで世界を広げるために兵衛と二人で練りに練ったアレンジが聴けます。ミックスもボーカルが冷たさを表現するためにローを削ったり色んな事をしましたね。   <武田和也>まさに、冬にぴったりの楽曲だと思っています。故郷を離れている人や、遠距離恋愛をしている人等、そんな境遇の人をひっそり支えれる楽曲になっていれば、幸いかと思います。   <広田周>北海道出身でありそこで育った人にしか書けない曲なのかな。アレンジやサウンドも聞いただけで雪の情景が浮かぶ様に心掛けました。ドラムのサウンドもエンジニアと意見交換をかなり綿密にしたので個人的にはかなり気に入ってます。やはりバラードの曲のサウンド作りの方が派手さが無い分難しいと思います。冬の定番ソングになる事でしょう。     15.いつものように   <江畑兵衛>アマチュア時代からある曲。当時からかなり思い入れがあったので、5枚目のシングル曲としてのレコーディングの時、気合い入り過ぎて歌入れ早々に声が嗄れ大変だったのを覚えている。「技術」ではなく「気持ち」で歌った、まさにそんな曲。   <川村健司>シンプルでいこうと打ち合わせをして望んだけれど、シンプルこそが難しんだなと思った。レコーディング前からライブではやっていたんだけど、録ってみると印象が全然違くてアレンジに悩んだな。でもやっぱり兵衛の作るメロディーが良く、アレンジがシンプルでも良い曲ができるんだなって実感できた。実はレコーディング前にライブでやっていた仮歌詞のほうが好きでした。   <武田和也>最近、セルフカバーもしました。更に、最近のアコースティックライブでも大きなアレンジ変えをしました。色々な聞せ方が出来る、とても柔軟な楽曲のように思います。   <広田周>アマチュアの頃からファンの方の人気も高く根強い人気。ミドルテンポでシンプルなアレンジとサウンドに、心地よいメロディーが重なりトライプレインらしい曲になってます。初期の代表曲です。ミドルテンポのバラード調はTRIPLANEの武器の一つなのかな。            
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