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佐奈宏紀、

「Paradox Live on Stage 2」開幕!4チームのリーダーが語る、さらに進化した2.5次元舞台×バイブス最高潮のライブステージの見どころと、絆

2023.03.10
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HIPHOPメディアミックスプロジェクト「Paradox Live(パラライ)」の舞台の第2弾「Paradox Live on Stage vol.2」が3月9日(木)に開幕しました。さまざまな要素を盛り込み、さまざまな形式で展開されるパラライの世界の中で、この「Paradox Live on Stage」は重要な位置を占めるもの。初日に行われた主要キャストの囲み取材と公開ゲネプロの様子をさっそくレポート!
 

演技とパフォーマンスに定評ある人気俳優が集結! 内容も盛りだくさん!



近未来を舞台に、それぞれの音楽ジャンルでトップを走るHIP HOPチームが自らの音楽でNo.1を獲るためにステージバトルに挑む姿が描かれる『Paradox Live(以下パラライ)』。楽曲とボイスドラマで構成されるCDシリーズやライブイベントを中心に展開しつつ、TVアニメ化も決まるなど、勢いを増し続けている本作ですが、その熱くてエモい世界観を、2.5次元舞台とライブパフォーマンスの融合でリアルに体感できるのが、この『Paradox Live on Stage(以下パラステ)』。
 
2021年の初演からさらにパワーアップした本公演では、書き下ろしの新曲『Here We Go』が遂に生で聴けるほか、原作『Paradox Live』のリアルライブでも披露されたことのない貴重なアルバム楽曲あり、さらに本編公演に加え、各チームの垣根を超えたシャッフルチームによる『日替わりシャッフルチームショウ』も開催!と、超贅沢なステージを、歓声をあげて、思いきり堪能できます。
 
そして、なんと言っても『パラステ』には演技とライブパフォーマンスの両面で定評のある人気俳優たちが集結しているのが最大の魅力です。今回のvol.2では、原作でも【The Cat’s Whiskers】西門直明役を務める声優の竹内良太さん、そして【cozmez】矢戸乃上珂波汰役として『ミュージカル テニスの王子様』にも出演しダンス&ヴォーカルグループ『AVEST』のリーダーでもある土屋直武さんが新たに参加しています。その2人に加えて、前作に引き続き【BAE】朱雀野アレン役を務める佐奈宏紀さん、【悪漢奴等】翠石依織役の武子直輝さんという4チームのリーダーたちが、初日の公演直前に意気込みを語ってくれました。


ひとりひとりが別の種類の宝石みたい。それを存分に活かして輝いているような作品になったんじゃないかと(佐奈)


──稽古を経て初日を迎えた今の気持ちは?
 


佐奈宏紀(以下、佐奈) 初演、ライブ等があってこのvol.2の稽古に入り、その稽古を経て、改めてこのメンバーが僕にとって大事な存在なんだと気付いたり、感じたりしまして……。僕の大好きな宝物みたいなメンバーたちと、こうして無事、全員で初日迎えられたことを、うれしく思っております。
 
竹内良太(以下、竹内) 僕はvol.2からの参戦ということで、緊張から始まったのですけれども、稽古が進むにつれTCW(The Cat’s Whiskers)や他のメンバーとの絆も深まりつつ初日を迎えられた、ということで、今は楽しみでしかありません。あと、僕としてはボイスドラマを経ての『パラステ』ということで、両方の架け橋になれたというのは自信を持って言えるところですので、楽しんでいこうかなと思っています。
 


土屋直武(以下、土屋) 僕もVol.2から参加させていただいた1人で、本当に最初はプレッシャーと、不安と、緊張しかなかったのですけれど、稽古を重ねるごとに、キャストの皆さんだけじゃなくスタッフさんなどカンパニー全員含めて、自信をくださって。今は自信を持って堂々と矢戸乃上珂波汰としてステージに立てると思ってますので、それを見ていただけたらと思います。
 
武子直輝(以下、武子) 初演から続いて、ライブをやって、『STAGE FES 2022-2023(以下ステフェス)』をやって、それぞれが、みんな自分達のチームの絆を深めあっていったり、新しいキャストの方も入ってきたりもして、また新しい風が吹いてどんどん進化している『パラステ』のなかで、より一層、今までよりチームとして、それからカンパニーとして一体感が生まれたのではないかと思います。皆さんと自信を持って、全力で臨ませていただきたいと思いますので、(他のメンバーを見て)よろしくお願いします!
 
佐奈・土屋 よろしくお願いします!
 
竹内 押忍!
 
──ご自身のチームのパフォーマンスの見どころは?
 
佐奈 自分のチームで言うと、BAEの曲というより、今回特にアンちゃん(立道梨緒奈) がすごい輝いているなと思っていて。
 
一同 おおお。
 
佐奈 最後のシャッフルでのライブのシーンもそうなんですけど、本編中でもアンちゃんが持っている宝石の部分を遺憾なく発揮していると思うので、そういうところを見てほしいです。
 


竹内 TCWはやはり今回は匋平(安里勇哉)が「男前やな~」って。舞台の流れのなかで超男前なお芝居をされるんですけれど、安里さんが。やっぱりそれに触れる四季(輝山立)や、リュウ(堀海登)くんだったり、お芝居から発生する感情みたいなものは、TCWのなかではとても大事にしている部分であって。僕たちって「適度な距離感を保つTCW」だと思っているので、あまりがっつり「ファミリー!」って言う感じではないと思うのですけれども、匋平から始まるセリフのなかでどんどん距離が近まったりという、そういうところが今回はとても魅力的だなと個人的には思っています。
 
土屋 cozmezって、たぶん他のチームと比べると、「盛り上げる」というよりも「魅せる」であるとか、クールに決める曲が多いところですね。そこが各チームにない良さだと思うので、もちろん盛り上がっていただきたいんですけど、逆にペンライト振るの忘れるくらい聞き入ってほしいなと思える、そういうところがcozmezの魅力かなって思っています。
 


武子 今回『A.K.Y.R -悪漢奴等 Go over da TRAP-』を初めて披露させていただくのですけど、いやあもう、“激ムズ”曲で(苦笑)。最初、みんなで頭を抱えて、「あーー、『A.K.Y.R』やるんだあ」みたいな。でもやってみたら……、みんなもちろん、めっちゃ練習して、振りもついて、歌もカンペキにした状態でいざやったら、すごいカッコよくて!
 
佐奈・土屋 めっちゃカッコいい。
 
竹内 うん。
 
武子 今はもう、本当に自信を持って、この曲を「早く披露してえ!」っていう気持ちでいっぱいでございます!
 
佐奈 『ステフェス』のときから練習していたよね?楽屋から何かが……
 
武子 いや『ステフェス』の楽屋で聞かされて、みんな(頭を抱えて)「うわああ!」ってなってた(笑)
 
一同 (笑)
 
──では他チームに対して、思わず「こいつ(ら)、ヤバい!」と思わされたパフォーマンスやシーンはありますか?
 
佐奈 これは満場一致だと思うのですけど、チーム曲としての1曲目ですね。舞台の1曲目というのは、全体曲なんですけど。あれがもう、衝撃で。稽古場でも、あれを聞いたときに、なんかもう、「すごいじゃんこれ」って。「そりゃ、そうじゃん」みたいな(笑)。
 
武子 ストーリーからの(曲への)入り方がね!
 
竹内 流れがあってね。
 
佐奈 そう!最高。すごい入り!……なんの曲かは、言っちゃダメ……ですよね? OK? 「Mercy On Me」なんですけど。TCWのこの曲が、もう僕は、(壁に背中をつけて)「うわ!!」ビチャッ! みたいな。ああ、声の圧でこんなに喰らっちゃうんだ!みたいなのをすごい感じて。あれは最高の見どころだと思います。
 
竹内 僕は直武くんの目ヂカラがスゴい!と思ってて。
 
武子 たしかに。
 
竹内 あの、珂波汰になったときの……(土屋本人に)わかる!?
 
土屋 ……わかんないです(照笑)
 
佐奈 わかんないのか(笑)。
 
竹内 スゴいのよ!グワ~ッって!これ、ホント観てほしいんだよ。
 
武子 ちょっと、怖くなりますよね。
 
竹内 そうなんだよ。グワッ!と、敵というのか、相手に向ける眼光が。
 
武子 信念の強さがね。
 
竹内 そう!その信念の強さが牙を剥くようにグワッとなるところは、観ている側も、「ハッ!」と。グググって、心が震えるくらいの表情やお芝居。それは稽古のときからずっと思ってたことなんです。だからぜひ観ていただきたいと思います。
 
土屋 嬉しいです。僕は、他のチームを挙げるなら、僕らにはない色=悪漢奴等ですね。
 
武子 ありがとうございます!
 
土屋 (手を挙げて)自分の歌ではこういうの(put your hands upのような動作)をやることはないんですけど(笑)、稽古場からずっとこうやってノってたので、みなさんにも同じ感覚になっていただきたいなって思います!
 
武子 僕は、全体曲の『Here We Go』ですね。『パラステ』のために書かれた曲としては2曲目の新曲。原作曲としては『Rap Guerrilla -Paradox Live All ARTISTS-』が全体曲としてあって、それが始まりでもあり、実は一番グっとアガるというか「あ!始まったんだ!」っていう感覚が初演のときはあったんですけど。
 
一同 うんうん。
 
武子 今回『Here We Go』で始まるのは、『パラステ』が大きく動き出した瞬間なんじゃないかなっていう。そこに立てることがすごく嬉しいですし、みんなと一緒に盛り上がれる一発目の曲なので。多分、いや絶対に、キャストとお客さん、みんなで一緒に楽しめます!
 
──では最後に、本番に向けての意気込みを含めて、ファンの方へメッセージをお願いします。
 


佐奈 今回、いろいろ経ているということもあって稽古の進みも結構早くて。多分、自分たちの持っている武器を各々が自覚していて。それを個人個人で磨いていった時に、すごい、僕から勝手に見た、個人的な感想なんですけど、ひとりひとりが別の種類の宝石みたいに見えてきて……ルビーだったり、サファイアだったり、エメラルドだったり、色んな宝石の子たちがいるな、と思って。で、各々がそれを存分に活かして輝いているような作品に今回さらになったんじゃないかと思うので、そんな宝石たちのライブステージをぜひ楽しみにしていてください!よろしくお願いします!
 
竹内 いいコメントすぎて……びっくりしちゃったな……。
 
佐奈 ホントですか(笑)、ハハハハ
 
一同 (笑)
 
竹内 僕が一番嬉しいと感じたことは、ボイスドラマの収録って、みんなで録ることが少ないのです。この『パラステ』では稽古が進むにつれて、たとえばTCWだったら、四季に触(さわ)ることができたり、リュウと手を合わせることができたりと、実際に肌で感じられる。そのことが僕はすごく嬉しくて。この初日を迎えるにあたって、おそらく『パラステ』ファンの皆さん、原作からずっとファンだったヘッズの皆様もいると思いますが、双方からそうやって立体的に立ち上がるキャラクターたちを目で耳で、心で楽しんでいただければと思いますので、ぜひそういったところに注目していただきたいと思います。
 
佐奈 ……いい声……。
 
一同(笑)
 
土屋 僕は、vol.1は会場では観てはいないのですが、『ステフェス』を観させていただき、生の『パラライ』/『パラステ』の良さを肌で感じて、それを今回自分がやるということで……、歓声がOKということと、ペンライトといった応援グッズを持って楽しんでいただけるのが魅力のひとつだと思ってるので、舞台観劇っていうより、ライブを楽しみに来ていただけたらと思います。本当にそれくらいの熱量のパフォーマンスだと思うので、それを楽しんでいただけたらと。
 
一同(頷く)
 
武子 どうも翠石です(笑)!今回原作でも人気の物語を抽出していて、僕はずっと『パラステ』のvol.1のときからボイスドラマを聞いていて。全部聞いていたのですけど、そこですごく感動して、ホントに電車のなかで号泣しちゃったんですよね。今回まさにそのストーリーを(ステージ上で)できるということで、実際稽古でも、すごく、泣きそうになるというか、グッと来て。
 
竹内 そうなんですよね。
 
武子 かなりグッと来るシーンがあり、きっとお客さんも物語に引き込まれていくんじゃないかなと思いますし、ライブでは今までやっていない曲も多数今回やらせていただくということで、より一層、バイブスを上げて、この舞台を皆さんに楽しんでいただけたらと思います。ぜひ、バイブスばっちこい上げて!お客さん、わーんわんっ泣いて、わーんわんっ盛り上がってください!
 
佐奈 ”わんわん”か。”1 on 1 “ に聞こえたよ(笑)
 
土屋 犬かと思いました……
 
武子 わんわん!
 
一同(笑)
 
 
『パラステ』ならではの立体的な観劇体験は健在&ライブ未発表の楽曲や感動的なドラマパートで、さらにパワーアップ!
 
 

同日にはゲネプロも公開されました。2021年9月の初演では各チームのそれぞれが、自身のトラウマと向き合いながら、己の生き方や音楽への信念をぶつけ合う熱いドラマパートと、クラブフロアを思わせる大音響・迫力のプロジェクションマッピング映像と共に、原作の人気楽曲を多数披露した「パラステ」。そのゴージャスな視覚効果とハイクオリティなステージングはそのままに、より厚みを増したパフォーマンスを堪能できます。



脚本はvol.1から引き続き原作ボイスドラマ、TVアニメのシナリオも担う伊神貴世さん、演出/脚色は私オムさんが担当。今作のストーリーは、初演の続きから描かれていて、4チームの“幻影ラッパー”たちがしのぎを削る総当たりのステージバトルを4戦終え、全チームが1勝1敗という横並びの状態から、舞台は幕を開けます。



100億円もの賞金と、伝説のラッパー・武雷管への挑戦権を賭けたファイナルバトルの行方は?そして、その熾烈を極める戦いに影を落とす、衝撃の真実とは……?cozmez・那由汰(大崎捺希)との邂逅から様子のおかしいTCWの四季、身体に異変をきたしはじめたBAEの夏準(小南光司)をめぐって錯綜してゆくドラマパートが、感情剥き出しのライブパートと混ざり合って展開されてゆくことで、4チームの絆をより深く感じられると同時に、ひとりひとりの個性的な魅力も一段と際立っていきます。それぞれが抱える「自分だけの痛み」をHIPHOPに昇華する幻影ラッパーたちの、バイブス最高潮!のパフォーマンスに身を委ね、心を奮わせる……そんな2.5次元の新境地を、体感してください!




「Paradox Live on Stage vol.2」

日程 2023年3月9日(木)~3月19日(日)
会場 品川ステラボール(東京)
キャスト:
【BAE】 朱雀野アレン:佐奈宏紀、燕 夏準:小南光司、アン・フォークナー:立道梨緒奈
【The Cat's Whiskers】西門直明:竹内良太、神林匋平:安里勇哉、
棗 リュウ:堀 海登、闇堂四季:輝山 立
【cozmez】 矢戸乃上珂波汰:土屋直武、矢戸乃上那由汰:大崎捺希
【悪漢奴等】翠石依織:武子直輝、雅邦 善:川上将大、征木北斎:稲垣成弥、伊藤紗月:小林竜之、円山玲央:神越 将

■チケット
会場チケット:8,800円(税込/全席指定)
※未就学児入場不可
※お一人様2枚まで、各公演1回ずつお申し込み頂けます。(お席が離れる場合がございますこと、ご了承ください)
※ご購入になられたチケットの変更・キャンセル・払い戻しは出来ません。

【チケット情報】当日引換券販売中!(公演前日まで)
当日券(開場~開演まで販売)、来場者限定・リピーターチケットも会場で販売!詳細はオフィシャルHPへ。

■配信
2023年3月9日(木)18:00公演 
2023年3月19日(日)12:00公演 
2023年3月19日(日)17:00公演
詳細:https://paradoxlive-stage.jp/news/detail.php?id=1106419

終演後、豪華アフターイベント開催!
お見送り会に加え、特定日にはアフタートークも!
詳細:https://www.paradoxlive-stage.jp/news/detail.php?id=1106116

来場者特典『お礼ボイスメッセージ付き ビジュアルカード』
劇場に来場した観客だけがもらえる「来場特典」として『お礼ボイスメッセージ』付きビジュアルカード(1キャラクター1種類)を
来場1名につき1枚、日により定められたチームのカードを、ランダムでお配りいたします。
配布スケジュール:https://www.paradoxlive-stage.jp/news/detail.php?id=1105477

日替わりシャッフルチームショウ
本編公演に加え、各チームの垣根を超えたシャッフルチームによる『日替わりシャッフルチームショウ』も開催。
詳細:https://www.paradoxlive-stage.jp/news/detail.php?id=1105474

舞台オリジナル新曲『Here We Go』
HIP HOPならではのヒリヒリとした緊張感や疾走感を持ち、『Fight For The PRIDE』同様、会場全体が大いに盛り上がる事必至!


■スタッフ
原作:Paradox Live、脚本:伊神貴世、演出/脚色:私オム、主催:エイベックス・ピクチャーズ株式会社
◇公式サイト:https://paradoxlive-stage.jp/
◇公式Twitter:@paradoxlive_st

©Paradox Live on Stage2023


ユカワユウコ
WRITTEN BYユカワユウコ
映画、演劇、展覧会、コンサートまでカルチャー全般のPRや制作にフリーで携わる傍ら、取材記者として各種イベントに出没するハリネズミ愛好家。
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