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【舞台『鬼滅の刃』禰豆子役】髙石あかり 初主演「ベイビーわるきゅーれ」公開記念インタビュー

2021.08.09
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ダンスボーカルユニット「α‐X's(アクロス)」のメンバーとしてデビューし、卒業後は女優として舞台や映画などで活躍する髙石あかりさん。初主演映画「ベイビーわるきゅーれ」では「元女子高生の殺し屋」という役柄で演技にもアクションにも大奮闘している他、8月には昨年の前作に続き主人公の妹・竈門禰豆子役で「舞台『鬼滅の刃』其ノ弐 絆」に出演。「業界最注目の新人女優」として話題を集める髙石さんにいろいろと伺いました!


初めて見たAAAのライブに衝撃!



──小さいころから女優になりたかったとお聞きしましたが、具体的にはいつごろからですか?
 
髙石 お母さんいわく、保育園のころからずっと「女優になりたい」って言っていたみたいです。当時撮影した映像で、「将来なにになりたいですか?」と聞かれて、「女優さんになる」って断言してる姿が残っていて。ああ、こんな小さいころからずっと変わってないんだって思ったことがあります。
 
──現在は舞台や映画などに出演して、夢を叶えたわけですね。
 
髙石 夢ではなく、勝手に女優になると決めたというか、女優になることが決まっていると思い込んでいたというか(笑)。ただ、自分では覚えてないんですけど、女優になって「朝ドラと大河ドラマに出る」って言ってたみたいなので、まだまだです。
 
──2016年からはダンスボーカルユニットのα‐X's(アクロス)に加入。どこで心変わりしたんですか?
 
髙石 このオーディションを受けた当初は、女優になるんだって気持ちもありつつ、歌や踊りも含めた幅広い活動をできたらいいなと思っていたんです。オーディションの途中でAAAさんのライブを見たときに、衝撃を受けて。完全に心を掴まれて、虜になりました。こんな世界があるのかと驚いて、自分もあんなステージに立つために頑張ってみたいと思ったんです。
 
──特に心に響いたポイントは?


 
髙石 そもそもライブを見たことがなかったので、広い空間や大きなステージ、ファンの歓声、光と音楽が一体化した演出…となにもかもが衝撃的だったけど、一番すごいと思ったのは、メンバーのみなさんが発するエネルギー。歌とダンスがものすごく上手なのはもちろんですが、強い意志を表現することで生まれるエネルギーを感じました。すごい人たちを間近で見て初めて、女優以外のやりたいことができたのは、大きな体験でした。なにかひとつ、大きな到達点に達している人たちを見れたことが、すごく刺激的だったんだと思います。
 
──グループに加入したあと、AAAのライブに帯同するなど近い場所で活動していたわけですが、メンバーから直接教わったことはあるのでしょうか。
 
髙石 いえ、直接お話したのはご挨拶をしたときくらいです。挨拶だけでもめちゃくちゃ緊張したのを覚えています(笑)。個人的にはAAAさんのなかでも特に西島隆弘さんをすごく尊敬していて、遠くから見る、拝むだけの高いところにいる存在で、西島さんのライブや映像を見て、テンションを上げることも多いです。ファンに寄り添ってくれると感じさせる音楽で、聞くたびにこの音楽のおかげで頑張れるって思えるんです。

──その西島さんのパフォーマンスを見て学び取ったことはありますか?
 
髙石 分析して技術を掴み取るのではなく、感覚的に盗んでいくという感じです。たとえば家までの帰り道で、音楽を聞きながらPVの世界に入ったつもりで歩く遊びをするんですけど。いろいろな曲を聞きながら“西島さんだったらこういう動きをするよな”って、勝手に想像しながら体を動かすこともありました。(笑)。


今も変わらず、夢はNHKの朝ドラと大河ドラマ出演!



──さまざまな作品に出演したなか、2020年には話題作の舞台「鬼滅の刃」に出演。主人公の妹、禰豆子という重要な役が決まったときの気持ちを教えてください。
 
髙石 「鬼滅の刃」は大好きな作品だったから、「絶対にこの役を演じたい!」という強い気持ちでいました。役が決まったときは、うれしすぎて号泣しました。人気作品の重要な役だからプレッシャーもすごかったですけど、この役で舞台に立てるうれしさのほうが大きかったです。

──さまざまな作品に出演したなか、2020年には話題作の舞台「鬼滅の刃」に出演。主人公の妹、禰豆子という重要な役が決まったときの気持ちを教えてください。
 


髙石 「鬼滅の刃」は大好きな作品だったから、「絶対にこの役を演じたい!」という強い気持ちでいました。役が決まったときは、うれしすぎて号泣しました。人気作品の重要な役だからプレッシャーもすごかったですけど、この役で舞台に立てるうれしさのほうが大きかったです。

──近年の2.5次元舞台作品は、プロジェクションマッピングと演者、黒子の動き、音響や照明のタイミングを合わせる必要があり、難度の高い演出が多いです。稽古も大変だったと思うのですが。
 
髙石  前回は没頭しすぎて稽古の記憶がないんですけど、ぜんぜん苦ではなかったと思います。毎日の稽古が楽しすぎて、大変っていうより稽古に行くのが待ち遠しい気持ちだった気がします。

──7月30日公開の映画「ベイビーわるきゅーれ」は初の主演作で、W主演の相棒であるスタントパフォーマーの伊澤彩織さんと一緒にアクションをこなすシーンも。プロと並んで画面に映る難しさもあったと思います。
 
髙石 アクションのプロである伊澤彩織さんとのアクションシーンは、やっぱりプレッシャーがすごかったです。現場でもやって、直されての繰り返しだったけど、「ここはダメ」とダメ出しされたことはなくて。「いいね、いいね。ここはこうするともっといい」と前向きな言葉で教えてもらえて、自信をつけながら進んでいけたのがすごくありがたかったです。
もちろん壁は高かったし、完成した映画を見たら「自分、全然ダメだな」って感じるけど、伊澤さんと一緒にアクションをできたことは今後につながる大きな経験だったと思います。
 
──運動神経はいいほうですか?
 
髙石 悪くはないと思います。
 
──では、現場でもまったくついていけないと感じる瞬間はなかった?
 
髙石 いや、頭の中はずっとうわ~~~ってパニックに近かったと思います(笑)。シーンが始まる前も、カットがかかったあとも、もうそのシーンが撮り終わったあとですら、ひとりでひたすら練習していました。

──相手の銃を奪って撃つシーンは何度か見直してもなにをやったのかわからないほどの速い動きですが、どんな動きをしていたのでしょうか。相手の顔にスプレーをかけたあとに、ヒジを倒して、その次は…?
 
髙石 2~3秒のあいだに5手くらい挟んであったと思うんですけど、正直、集中しすぎて終わったあとはなんにも覚えてないです(笑)。
 
──派手なアクションのシーンでは動き見せるために引きの画角が多いですが、この場面ではカメラが髙石さんの動きにクローズアップしている。つまり、よくも悪くも自分の出来次第でシーンのクオリティが大幅に変わる、難しい場面だったと思います。
 


髙石 映像を見返してみると、伊澤さんとふたりのシーンでは、私がへたっぴでも伊澤さんが引き締めてくれたことがあったと思うんです。でもあのシーンでは誰にも頼れないので、本当にこわいと思って臨みました。現場ではモニターを見ながら伊澤さんにつきっきりで教えてもらって、家ではひたすら反復練習して。納得いくまで「もう一回お願いします!」って何度も何度も挑戦させてもらいました。なんとか成立してよかったとホッとしましたね。
 
──過去のアクション映画を見て勉強したと聞きましたが、どんな作品を参照したんですか?
 
髙石 いろいろあるんですけど、たとえばある人物を殺したあとの表情を「『ランボー 最後の戦場』のラストみたいなイメージにしたい」といわれて、映像をみて噛み砕いてイメージしたこともありました。

──これまで見たことのない映画を下敷きに、新しい体験ができた現場だったわけですね。
 
髙石 はい。わからないことだらけで、お芝居の新しい扉を開くいい機会を頂きました。今後も、まだやったことのない、いろいろな作品に挑戦したいです。
 
──8月からは「舞台『鬼滅の刃』其ノ弐 絆」の出演も決まっていますが、最後に今後の野望を教えてください。
 
髙石 やっぱり小さいころからの夢である、NHKの朝ドラや大河ドラマに出たいです。この前久しぶりに、通っていた小学校の先生と話したとき、小さいころ「朝ドラと大河の主役になるから見てね」と言われたって教えてもらいました。覚えてなかったけど、改めていま、その夢を掴みに行きたいって思っています。
昔はただ女優になるんだって漠然と思い込んでいたけど、いまは、ここを登っていけば目標に近づくのかなって感じる階段が、ぼんやりと見え始めた気がするんです。大きな注目を浴びる作品でしっかり経験を積むことで、一歩ずつ目標に進んでいけるように頑張ります。


 


「ベイビーわるきゅーれ」
7/30(金)~テアトル新宿 8/20(金)~シネ・リーブル梅田 他
にて全国公開
https://babywalkure.com/
 
 
舞台「鬼滅の刃」其ノ弐 絆
東京:2021 年 8 月 7 日(土)~8 月 15 日(日) 天王洲 銀河劇場
大阪:2021 年 8 月 20 日(金)~8 月 22 日(日) 梅田芸術劇場 メインホール
東京凱旋:2021 年 8 月 27 日(金)~8 月 31 日(火) TACHIKAWA STAGE GARDEN
https://kimetsu.com/stage/
 
 
【髙石あかり OFFICIAL WEBSITE】
https://avex-management.jp/artists/actor/AKARI

【髙石あかり Twitter】
https://twitter.com/a_akari1219

【髙石あかり Instagram】
https://www.instagram.com/a_akari1219/


森ユースケ
WRITTEN BY森ユースケ
毎日ウルトラ怪獣のTシャツを着ているフリー編集/ライター。インドネシアの新聞社、国会議員秘書、週刊誌記者を経て現職。「週刊SPA!」にてSKE48、i☆Risの連載を担当するなどアイドル関連の仕事が多いほか、企業のオウンドメディアも編集。
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