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個性と魅力の大渋滞?!SKE48がメンバーの「ソーユートコあるよね?」を暴く!

2020.01.15
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48グループの中でも快進撃を続けるSKE48の勢いは、2020年も止まりません! 新しい年の出発は、15日に発売されるニューシングル「ソーユートコあるよね?」から。キャッチーでノリノリなこの曲についてはもちろん、春に卒業が決まっている高柳明音さん、「歌唱力No.1決定戦」で優勝するなど2019年は躍進の年となった野島樺乃さん、野球好き、ドラゴンズ好きとしてファンからも絶大な信頼を得ている日高優月さんという3人に、新曲のこと、それぞれの活動のこと、そしてもちろん卒業のことなど、いろいろお聞きしました!


ー SKE48 「ソーユートコあるよね?」Music Video


新曲の振り付けはDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさん! MVの収録では……

──SKEの皆さんはこのコーナー初登場ということになるので、まずはお一人ずつ自己紹介をお願いします。
 


野島 SKE48・TeamSの野島樺乃です。特技は歌です! よろしくお願いします!


 
高柳 高柳明音です! SKE48・2期生、11年目、11月29日生まれ、射手座です! 趣味はカメラと、一人でご飯に行ったり旅をしたりすることで、大好きなのは鳥です! 実家では今、インコを5羽飼っています。

──カメラもいいのをお持ちですね。

高柳 いえいえ(笑)。始めて7年目ぐらいになります。

 

日高 日高優月です。1998年4月1日生まれのO型、左利き、寅年です。

──「個性的」と言われる材料を揃えましたというようなプロフィールですね(笑)。

日高 そうなんです! これで血液型がAB型だったら天才だったんですけど、天才の一歩手前ということで(笑)。趣味はアイドル鑑賞と野球観戦です! とりあえず野球とアイドルが大好きな、運動しかやってこなかったアイドルです(笑)。

──いきなりニューシングル「ソーユートコあるよね?」のことからお聞きしたいんですが、歌詞も曲もノリノリのアゲアゲですよね。皆さんとしては、どういう曲に仕上がったと思っていますか?

野島 私からしたら「ザ・アイドル」という曲で、ポップで元気で明るい1曲なんじゃないかなと思います。イヤホンで聴いたら1日中ずーっとイントロから脳内リピートして、すごく元気になりそうですよね(笑)。キャッチーなメロディと歌詞があって、思わず口ずさんじゃうような曲になっていて、すごく好きです!

高柳 タイトルの「ソーユートコあるよね?」って、私はけっこう普段から使う言葉で、メンバーとかにも「ホントそういうとこだよね」とか言うんですよ。SKE48の曲で、初めて流行語っぽいというか、若者言葉っぽいフレーズを使った曲だなと思いました。今までは「パンチライン」とか「コケティッシュ」とか、ちょっと調べないと私たちには分からないような言葉が多かったので、こういうパターンは初めてで「あ、何か新しいな」と思いました。

──その分、ファンの方々にも親しみやすいかもしれないですね。

高柳 そうですね! 「ソーユートコあるよね?」って使いがちになりそう(笑)。「それ、パンチラインだよね」とかはなかったから(笑)。

日高 使いどころがありますよね。

高柳 言ってから、「あ、言っちゃった!」みたいになると思う(笑)。

日高 歌もキャッチーだし、振り付けもキャッチーで踊ってて楽しいし、最初から最後まで、聴いても見ても楽しめるんじゃなかなと思います。ファンの方も一緒に声を出して楽しめると思うので、早くたくさんの皆さんの前で披露したいなという思いが強いですね。

──その振り付けはDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさんによるものなんですね。MV収録時のメイキング映像を見せていただいたんですが、けっこう細かいニュアンスまで指導されていましたね。
 


高柳 表情とか、頭を振るとか、今まではけっこう「振り」って感じだったんですけど、今回は世界観も一緒に作ってくださったなという感じがあるので楽しかったし、私たちが撮影している風景をモニターでチェックしてくださっているDA PUMPのTOMOさん、U-YEAHさん、KENZOさん、DAICHIさんの姿は貴重だなと思って、うれしかったですね。しかも「SKE48いいね!」ってすごく褒めてくれて、よかったです。皆さん優しかったです。

日高 うん、優しかった!

高柳 すごくお忙しい中、撮影場所まで来てくださったので、ホント感謝です。

日高 ニュアンスが違うところとか、「こうだよ」って教えてくれて。分からないところは自分たちからも聞いたのですが、気付いた部分は個別に教えてくださったりとか、本当に丁寧に接してくださって。メディアを通して見ていた方々だったので、うれしかったですね。こんな機会ないなと思いました。

高柳 最後にステッカーをもらったんですよ。「バイーンダンス」が流行った時ので、「バイーン」って書いてあって。

野島 メチャメチャうれしかったです!

高柳 「持ってって!」って感じでポーン!と置いていってくれて。

日高 気前もよくて優しかったです(笑)。

野島 空き時間も話しかけてくださったりとか、すごくコミュニケーションを取ってくださったんです。「握手会とかどんななの?」とか聞かれたり、普通に話しかけてくださって。近くにいたメンバーとみんなで話をしたりして、楽しかったです。

──MVがまた、いろんなお店をバックに踊っていて楽しそうでしたね。

日高 何人かずつに分かれて、あのショーウィンドーの中に入ったりもしたんですよ。私は楽器屋さんのところで、ギターを弾きました(笑)。とても狭いところに5人入って。

──ちなみに、ギターは本当に弾けるんですか?

日高 ……(小さい声で)弾けないです(笑)。中学生の時にコードを習ったぐらいなんですけど、それも何にも覚えてなかったです。

高柳 学校で習うんだ! 私も楽器屋さんチームだったんですけど、私はベースを持ってて。弾くというよりは「楽器ダンス」っていう感じで。最後は「U.S.A.」ダンスの動きでカメラアウトしていくっていう振りだったんですけど、もう腰にベースがガンガン当たるんですよ! それも楽しかったですけどね(笑)。

野島 私はお花屋さんチームだったので、ただお花を持って和気あいあいと踊るっていう感じでした(笑)。

──和やかでいいじゃないですか(笑)。

高柳 お花から顔出してたもんね。

野島 いかにも「女の子!」っていう振り付けを考えてくださって、顔の向きとかも「ぶりっ子で!」って言われてみんなでキャピキャピやりました。
 


──ぶりっ子顔は得意ですか?

野島 全然得意じゃないです!(笑) 無縁です。

日高 そんなこともないでしょ(笑)。



各メンバーの「ソーユートコ」とは?


──先ほど、「ソーユートコあるよね?」というフレーズをわりと使うという話がありましたが、人から言われることってありますか?

高柳 うーん、何だろ?……何でも一人でやっちゃうので、「昨日映画館で●●観たよ」とか話すと、「何で誘ってくれなかったの? ホントそういうとこあるよね?」って言われたりします。お休みとかも基本的に急に決まるんですよ。「明日はお休みになりました」みたいな感じなので、「今から誘うのもアレかな? じゃあ一人で行っちゃおう」ってなるんですよ。

──逆に、お互いに対して「ソーユートコあるよね?」って思っているところは?

高柳 樺乃は天然なトコあるよね? ちょいちょい日本語も不思議な使い方してる時もあるし(笑)。さっきも「ぶりっ子は無縁です」とか、面白いよね(笑)。

野島 ちゅりさんは、私服が独特(笑)。

高柳 ホントに? まだ抜け出せてない? マジか~、もうだいぶ抜け出せたと勝手に思ってたのに(笑)。

野島 もう「ちゅりスタイル」みたいなのができちゃってるからいいんですよ!

日高 ジャンルだもんね。

野島 最近はあんまりないんですけど、握手会とかでも「みんな着ないようなお洋服着てるな」と思ったことが何度もありました。

高柳 それは意図的だからね(笑)。でも、みんなと同じ服をあまり着ないっていうのは、わりとあるかもしれません。

──日高さんはありますか?

日高 何だろ? 何かあるかな?

高柳 優月は、「ソーユートコあるよね?」とかそういう言葉を、早めに使いがち(笑)。SKE48に輸入してくる側というか。何だっけ? 「アゲ」とか。最初、何の話してるのか全然分からなくて。「食べ物? 『揚げ』?」みたいな(笑)。そういう新しい言葉を持ってくるんです。

日高 確かにそういう流行りには敏感ですね。

高柳 アイドルが好きだからこそ、オタク用語とかも使い出すんですよ。「今、何て言った?」って思う時って、だいたい優月が最初に言い出してるんです(笑)。そこからだんだん、みんなになじんでくるんですよ。

日高 言葉については、確かによく言われます。そういう若者言葉をよく使いすぎて、ラジオのコーナーになったことも過去にあったりして。

高柳 最近は何かある?

日高 「ふざけ倒してる」とか、「ハゲ散らかしてる」とか(笑)。

──それをどこで使ってるんですか(笑)。

日高 本当の意味じゃなくて使うんですよ!

高柳 「バイブス」とかも優月からじゃなかったっけ。

日高 それもありますし、「推しがかわいすぎて尊い……」とか、かわいい子がいたら「丸めて持って帰りたい!」とか「潰したい!」とか……。

高柳 独特(笑)。ソーユートコあるよね?(笑)



──なるほど(笑)。曲の話に戻りますが、「私は今回、ここを頑張った」というポイントは?

野島 頑張ったというところじゃないんですけど、私と優月さんのレコーディングの時、ひとパート歌うたびにエンジニアさんが「おお、いいねぇ~!」ってメチャメチャ褒めてくれて。

日高 乗せ上手だったよね(笑)。

野島 歌うたびに「いいねぇ~!」って褒めてくれるので、気持ちよく歌えました(笑)。

日高 「これもいい! もう1回いこう!」って毎回更新するから、終わりが見えなくなってましたけど(笑)。でもやり切った感があって、後で確認した時に、「お、いいね!」ってなりました。

高柳 ちょっと早口になるパートの最初の順番だったんですよ。そこはレコーディングより先にMVのリップ(歌詞に合わせて口を動かす撮影)を撮ったので、口が追いつかなくて必死で(笑)。そのおかげでレコーディングの時はもう慣れてたので歌えたんですけど、最初の一瞬は歌うのがちょっと難しいかもしれないです。「いんじゃない?」とかのところも楽しかったです。


楽曲もMVも注目! 高柳明音初のソロは卒業ソング!

-SKE48 26th.Single c/w 高柳明音「青春の宝石」MV(special edit ver.)

──今回、高柳さんのソロ曲がカップリングで収録されてますよね。その曲については?

高柳 私自身、初めてソロ曲をいただいて、それが卒業ソングになるんですけど、秋元先生が私のことを想って書いてくださったというのは聞いてて、歌詞の中にも自分が思い当たるようなフレーズがあるんですよ。「え、私こんなこと話したことないのに、何で知ってるんだろう?」みたいなことが入っていて。誰にも言えなかったけど、それをグッと呑み込んでこらえてきたとか、「私、頑張ったよね」みたいなこととか、秋元先生は「きっと高柳はこういうSKE48人生を送ったんだろうな」と想像して書いてくださったんでしょうけど、それが当たっていてすごいなあと思ってスッと歌えました。

──ずっと見ていてくれていたかのような?

高柳 そうなんですよ! でもグループ全体でものすごい人数を抱えているから、それは難しいじゃないですか。公演としていただいた「ラムネの飲み方」公演の時(2011年~2013年)の時も、「何でこんなに私たちの思っていることが分かるんだろう?」と思うことがたくさんあったんですけど、それを再び感じました。
 


──「卒業ソロ曲」という部分はやはり大きいですよね?

高柳 そうですね。SKE48人生で最後にいただくソロ曲だと思うので感慨深いし、私は歌に対して、歌えば歌うほど新しい魅力を見つけて歌い方や表現の仕方とかを変えていくタイプなんですけど、これから卒業までの間にこの曲をどこまで磨けるのかっていうのは、自分の中で頑張りたいところですね。それこそ「青春の宝石」というタイトルですけど、この曲自体をちゃんと磨けるように頑張りたいなと思っています。

──その曲のMVが、堤幸彦監督なんですよね。

高柳 はい、完全に映画のような撮影でした(笑)。私は大物女優さん……高岡早紀さんなんですけど……についてる付き人で、「いつかは私も女優になりたい」と思っているという役なんです。その付き人に密着取材がついているというフェイク・ドキュメンタリーになっていて。台本はないんですけど、まだ付き人になって半年という情報はいただいていて、器用でもなくいろいろ抜けたところがあるという子なんですね。大物女優さんにいろいろ教えてもらいながら、自分の夢の一歩を最後に掴むという作品で、堤監督も監督役で出演してるんです。

──凝った作りですね。

高柳 そうなんです。「ドラマ撮影の打ち合わせ」というシーンも、実際に打ち合わせしているところを撮ってるんですけど、それをフェイクとして使っていて。そこで、「女の子に人質役になってほしいんだけど、君、できる?」って聞かれたのが私で、そこで一歩踏み出して……というストーリーです。



──すごいですね!

高柳 本当に1日、ドラマとしての撮影だったし、アイドルとしての最後のMVなのに、付き人役だから服装がすごく地味というか(笑)。現場でもスタッフさんに「ちょっと、そこ!……あーっ、高柳さんですね!」って言われるぐらいだったんです(笑)。

──そうですか(笑)。撮影はどこで?

高柳 愛知県の蟹江町というところでした。監督が以前に町おこしに関わられて、「いつかここで撮影をしてみたい」と思っていたところらしくて。地元の方々も大女優の高岡早紀さんにご挨拶に行かれるのは当然なんですけど、「一応、主役は私なんですけど……分からないですよね、こんな格好してますし……」という感じで(笑)。アイドルだということは完全に忘れて仕事していた1日でした(笑)。

──野島さんと日高さんは、もうその曲は聴かれてますか?

日高 まだなんです。ラグーナテンボスのCMでワンフレーズ聴いただけで。でも今のお話を聞いて、演技している高柳さんもすごく好きなので、MVを見るのが余計に楽しみになりました。



卒業に向けて、後輩に託したいものとは……


──高柳さんの卒業については、どう受け止めてますか?

野島 ちゅりさんとは、19年の春に「SKE48版ハムレット」という舞台で、親子役でご一緒させていただいたんですけど、ちゅりさんがお父さんで、私が娘、佐藤佳穂ちゃんが息子で。一家の役だったので、舞台の期間中ずっと楽屋でも一緒にいたりとか、「ポロ家」っていうLINEグループを作っていて……

高柳 私の役がポローニアスという名前だったので、「ポローニアス一家」の略で「ポロ家」なんです(笑)。

日高 そこでもすっごいくだらないやりとりをしてたりして、それがきっかけですっごく仲良くなったので、卒業されるのはホントにホントに寂しいです。でも、ちゅりさんは卒業してもTVとかいろんなところで見られる気がするんですよ。
 


高柳 え~、うれしい!

野島 予言者です(笑)。私は本当にそう思っているので、寂しいけど、SKE48とはまた違ったちゅりさんを見られることがすごく楽しみです。

日高 私がSKE48に入りたいと思ったきっかけの人だったので、卒業の発表を聞いた時は「寂しい」っていう思いが一番強かったんですけど、同じチームとして5年近く一緒にいさせてもらっていて、一番近くでカッコいい姿を見させてもらってきたので、「幸せだったな」って思います。私の中では「推しメン」から「憧れ」「尊敬する先輩」に変わっていって、私の人生の中で「出会えてよかった」と思える人の一人なんです。だから卒業は寂しいですけど、さっき樺乃も言ってくれたように新しい明音さんが見れるんだなあと思うと楽しみだし、頑張ってお誘いして会ってもらえるようにしたいなって思います。

高柳 ありがと(笑)。

──一人で出かけてしまわないように(笑)。

日高 そう、その前にお誘いして(笑)。これからも好きでいるので、応援したいなって思います。

高柳 2人の言葉がホントにうれしいですね。

──卒業を控えて、今はどういう気持ちで過ごしてるんですか?

高柳 やる気に満ち溢れてますよ(笑)。SKE48を最後までやり切るという気持ちで。次の準備ではなくて、SKE48をやり切ることに全力全開で臨んでいます。アイドルが好きで、イヤになってやめるわけではないので。きっとSKE48にいればもっともっと新しい経験もできただろうし、みんなとももっといろんな思い出ができただろうけど、そこで一つ、自分で道を決めたっていう思いもあるから、最後まで自分の信じたアイドルを貫いて、最後の思い出もちゃんと作って、次に行けたらいいなと思ってます。

 

──なるほど。

高柳 どうしても負けず嫌いだったり、人とすぐに仲良くなれないところがあって。SKE48って仲間でもある一方で、いい意味でライバルでもあるから、もう一歩距離を詰め切れなかったところもあるんですよね。でも卒業を発表した直後から、純粋に「人と人」としてこの子たちと話し合ったりとか、もっと仲を深めたいなと思ったので、残りの時間はメンバーとしても人としても、みんなと接する時間が取れるといいなと思ってます。

──という中で、ちょうど今回一緒になった野島さん、日高さんに託すものがあれば、お聞きしたいんですが。

高柳 樺乃は、私も一緒に「歌唱力No.1決定戦」に出ていて、彼女が歌う姿を間近に見ました。そこから「SKE48版ハムレット」に一緒に出て、さらに表現力も伸びて今はいろんなところで一人で歌のお仕事があったりするんですけど、それってSKE48では本当になかったことなんですよね。いろんなところで「こういう子がいるんだ」って、SKE48に新しく興味をもってくれる人を連れてこられる子だと思うので、自信を持って歌を磨いてほしいですね。いつかミュージカルが見たいと思っているので、いつかそういう舞台に立っている姿が見えます(笑)。父として(笑)。

日高 予言返しですね(笑)。

高柳 優月は野球という、誰にも負けない強い愛を注いでいるものがあって、地元の中日ドラゴンズさんのお仕事もたくさんしているんですよ。ドラゴンズのファンの皆さんとか選手、周りの方々にも本当に愛されていて、この子はまた全然違うところから新しい人を連れてこれるというか(笑)。選手のモノマネとかもやっていて「野球ガチアイドルがいるよ」という感じですよね。一方でアイドル好きでもあるから、「ファンはアイドルにこうしてもらえるとうれしい」っていうのも分かるんですよ。そういうのを生かして、新しいファンを取り込みながら自分のよさを広げていって、いつかアイドルのプロデュースとかもやったら面白いことになるんじゃないかなと思いますね。予言じゃないですけど(笑)。

日高 メチャメチャやりたいです!

高柳 たぶん正統派じゃない、クセのあるアイドルを作ってくれると思います。

日高 クセのあるアイドルばっかり好きですからね(笑)。頑張ります。



日高優月の「ドラゴンズ総括と展望」をノーカットで!

 

──ちょうど話が出たところで、日高さんには19年の中日ドラゴンズの総括をお願いしたいんですが(笑)。

日高 19年は最後まで希望が見えたなっていうのがありました。負け越しがすごく多くなった時期もあったんですけど、それを巻き返してAクラスの手前まで行って。結局Aクラスには入れなかったんですけど、でも前の年と違うのは監督が替わってから、今まで一軍の機会が少なかった選手でも1年を通して活躍する人が増えたり、キャリアハイの成績を残す選手がいたりとか、いろんな新しい面が見えたと思います。それにルーキーの選手の活躍がすごくて、1年目、2年目の選手がガンガン投げて勝利に貢献していくという場面がたくさんあったので……しゃべりすぎでヤバいですよね?(笑)

──いえ、大丈夫です。ここまで来たら最後まで話していただかないと(笑)。

日高 最初に点を取って、後半に取られて逆転負けっていう試合がすごく多かったんですけど、「Aクラスに行けるかもしれない」っていう希望がずっとあって、そして来季にさらなる期待ができる新しい選手たちがたくさん活躍してくれたので、これを来季にも続けてほしいというのがあります。よかった年があったら、一番大事なのはその次の年なんですよ。前季0勝だったのがノーヒットノーランを達成した選手がいたり、2ケタ投げた選手もいるので、そういう選手がもっと増えたらいいなと思いますし、東京オリンピックもあるので、ぜひドラゴンズの選手から日本代表に選ばれてほしいなと思ってます。これぐらいでよろしいでしょうか(笑)。

一同 (拍手)

高柳 これぐらいしゃべれると、ドラゴンズのファンも「この子なら信じられる」ってなりますよね。

日高 あと、高校3年生の時から応援してる選手が、ドラフト4位で入ったんですよ。

高柳 高校野球も好きなんだ!

日高 好きです。郡司裕也っていう選手なんですけど、仙台育英高校の時からすごく好きで、打てるキャッチャーとして活躍していて。今、ドラゴンズは正捕手争いが行われてる中で、私のイチ押しなので、その争いに入ってほしいと思いますね。

 

高柳 樺乃がポカーン!としてる(笑)。今の話、何割ぐらい分かった?

野島 1割ですね(笑)。来年も頑張りましょう(笑)。

高柳 悪くない1年だったってことだよね(笑)。

──しかしホントに野球愛と知識がすごいですね。

日高 毎週月曜に、レギュラーのラジオ番組も持たせていただいていて、ドラゴンズのOBの方にお話をうかがったりもしてるんですよ。野球については誰にも負けられないです。

──高柳さんに卒業の話を聞き、日高さんに野球の話を聞いたところで……野島さん、お待たせしました(笑)。2019年は「歌唱力No.1決定戦」優勝、舞台出演、初のソロコンと、すごくいろんなことがあった年でしたよね。振り返って、いかがでしたか?

野島 ホントにいろいろあって追いつけなくて、握手会でもファンの方に「いろいろおめでとう!」ってまとめて言われるんですよ(笑)。こうやって改めて聞かれないと思い出すのも難しいぐらい、今まで生きてた中で一番充実した1年だったんじゃないかなって思います。はい。

高柳 あれ、まとめちゃった?(笑)

──さっき、こちらの野球評論家が、「大事なのは次の年」って言ってたじゃないですか。

 

野島 そうですよね! それ、すごく響きました! 今年につなげるというか、目標としては去年を越えられるような1年にしたいなっていうのがあるので、2020年は最低でも去年の楽しさでスタートできたらいいなって思ってます。

高柳 たくさん歌えるといいね。いろいろ決まってるもんね。

野島 ハイ!

──SKE48の皆さんがいろんな個性の持ち主だということが、今日の取材だけでもよく分かりました(笑)。では最後に、ニューシングル発売に向けて、そして2020年という年に向けて、メッセージをお願いします。

日高 2020年一発目のシングルは、初めて須田亜香里さんがセンターということで、須田さんをきっかけに聴いてくださる方もいるかもしれないですよね。他にもいろんなメンバーがいますから、幅広い分野からそれぞれの個性でかき集めた(笑)たくさんのファンの皆さんに届いて、もっとたくさんの方にSKE48を好きになってほしいですし、もうすでに好きという方は、新しいSKE48をもっと好きになってほしいと思います。この曲を愛していただけるように精一杯頑張りますので、よろしくお願いします! 野球の番組でもいっぱいかけてもらおうと思っているので、私はそっちでも頑張りたいと思ってます(笑)。

野島 1月15日発売ということで、2020年はすごくいいスタートが切れるなと思いますし、SKE48のファンの方々にはもちろんですけど、個人的にはラスト高校生の年ということで、同世代の方々にも聴いてもらいたいです。すごく覚えやすいと思うし、「踊ってみた」とかにも向いてると思うので、そういう面でもSKE48のよさをバズらせていけたらなと思います。

高柳 2人がいい話をしてくれたので……私は春に卒業することを決めているんですけど、横浜アリーナでの卒業コンサートも含めて、まだ全国ツアーも何カ所かありますし、エコパアリーナでのコンサート、ゲームの企画でのTeam K IIでのコンサート、「歌唱力No.1決定戦」のファイナリスト・ライブというのもあるんですよ。まだまだ楽しみなことがたくさんあるので、私の中ではラストスパートで、「ここからが最終章」という気持ちで駆け抜けたいと思っているので、皆さんしっかり追いついて駆け抜けてくれたらいいなと思います。そして最後の時にみんなに「明音ちゃんを応援してよかった」と思ってもらえる自分になれたらいいなと思っているので、アイドルにちゃんとまだまだ磨きをかけて、春まで突っ走っていくので、皆さんもぜひついてきてください!

 
 
撮影 長谷英史


26th SINGLE
『ソーユートコあるよね?』


2020.1.15(水)on sale
SKE48
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野島樺乃
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高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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