自身も楽曲カバーなどで歌う動画を配信してきたファン太が、4月13日に両国国技館で開催したイベント「超激動 SUPER GEKIDO」でレーベル立ち上げを発表した。普段は『ストグラ』などでおちゃらけた姿を見せることが多いファン太だが、レーベル立ち上げに懸ける想いを熱く語ってくれた。
4月にレーベル立ち上げ! 「いろんな配信者を知ってほしい」
──まずはファン太さんご自身のことを教えてください。
ファン太 もともとは大学生の時に趣味としてニコニコ生放送の配信を始めたんですよ。その時は音楽をやりたいと思っていたんですけど、歌で売れる人ってやっぱり限られているんですよね。僕の周りの人たちも、歌はうまくても数字が伴わないという人がたくさんいました。そこから方向転換して、エンタメ系の配信者になって長いこと配信をやっていたんですけど、就職と同時にあまり配信はやらなくなりまして。ゲームを一緒にやる友人たちと、たまにゲーム配信するくらいでしたね。
当時、釈迦(SHAKA)さんという日本ではトップのゲーム配信者さんがいらっしゃって、たまたまオンラインゲームをやるっていう時にタイミングを合わせてうまいこと対戦できたんですよ。でもこれ、本来はやっちゃいけないことなんですよね。当時はゲーム配信に詳しくなかったのでやってしまったんですけど。それでその時ゲームの中で特技のモノマネをやらせてもらったら、それがウケまして。その後はYouTubeで自分のチャンネルを持って、いろんな人の協力を得ながら配信をはじめました。
2020~21年ぐらいから今のスタイルになって、Twitchでの活動もその時からはじめました。当時からずっとゲーム配信をやっていた中で、『ストグラ』(※『GTA』(グランド・セフト・オート)というゲームの中にで作られた仮想都市“ロスサントス”に暮らす人々のロールプレイ)の世界で自分のレーベルプロダクションを作って、実際にオフラインイベントもやらせてもらったんですね。そしてこのたび、オンラインでもレーベルを発足させていただいて、これから音楽のイベントだったり、音楽の配信をできるような形を整えていった、という次第です。
──ストリーマーとして活動をしてきて印象に残ったこと、今につながる転機になったできごとはなんですか?
ファン太 それはさっきも言った釈迦さんへのスナイプ(オンラインゲームで特定の人と同じゲームにマッチするためにタイミングを合わせる行為)が一番の転機ですね。それまでYouTubeのチャンネルを持ってはいたけど、登録者数は5人ぐらいしかいなかったんです。そんなアカウントなのに、1か月で急に7000人くらいワッと増えて。あれがなかったらYouTubeはやってなかったですね。YouTubeってマネタイズがすごい難しいんですよ。なのであくまで趣味の延長としてやっていたんですけど、仕事がはじまるとそっちが優先になってしまうので、もう面白いことはあんまりできないよね、と思っていたタイミングだったんです。それで自分は向いてるのかもしれないなと思って(配信を)やりはじめたので、それがやっぱり一番のきっかけでしたね。
もう一つ、「vaultroom」の主催イベント(VCR GTA)で女性のサポートの方がいたんです。『GTA(グランド・セフト・オート)』をそのイベントでサポートしてくれているその方に絡んだのがきっかけで『ストグラ』の世界に移住することになったので、それもきっかけのひとつですね。
──4月に発表されたレーベル「J STAR RECORD」ですが、このレーベルを立ち上げるに至った経緯を教えてください。
ファン太 これは配信でもなんでも一緒なんですけど…。僕は自分が配信していて楽しいという気持ちはもちろんあるんですが、自分も釈迦さんにスナイプをして、それがウケていろんな人に知ってもらえるようになったっていうのがあるので、僕もいろんな配信者を知ってほしいなと思いながら常に配信してまして。それと同じで、まだ知られていない歌い手の人とか、歌がうまいのになかなか聴いてもらえてない人を知ってもらいたいという気持ちがまず根底にあったんですよ。実は僕が就活する時も、アーティストを発掘する仕事をやりたいなと思ってたんです。結果的にその業界には行かなかったんですけど、そういう気持ちはずっとあって、僕の活動でそういう歌い手が注目されないかなと思いながら活動してたんですよね。
僕が配信者としてごはんを食べられるようになったのは自分の努力ももちろんあったけど、やっぱりきっかけがすごく大事だったなと思っていて。そういうきっかけを誰かに作ってあげれるようになりたいなって。エイベックスさんと一緒にオフラインイベントをやらせてもらっている間にそういうお話をいただいて、自分もそういうことをやりたいと思っていたので、ぜひやらせてくださいということでレーベルを立ち上げることになりました。
もともとエイベックスさんがアーティスト支援をやっていて、その活動を僕がやるのはどうですか、ということでお声がけいただいたんですよね。当時、ちょうど事務所が変わるタイミングで、今のZETA DIVISION所属になったんですけど、最初は僕の「歌ってみた」動画を支援します、というお話をいただいていたんです。でもその後、『ストグラ』に移ったこともあってオフラインのイベントを一緒にやりましょうとなり、最終的には「レーベルやりませんか」という話になったんです。僕は当時、配信上で歌うってことはあったんですけど、それを見てくださっていて、声をかけてもらったんです。
──アーティスト支援としてとしてレーベル「J STAR RECORD」がはじまったということですね。ではレーベルに誰を引き入れるか、といったことはファン太さん自身がやられているということですか?
ファン太 そうですね。最初はオフラインイベントと連動していたんですよ。オフラインイベントでレーベル立ち上げの発表があったので、自分の周りにいたアーティスト気質な人間とか、作詞作曲やってる人間とかを『ストグラ』でお付き合いの合った方の中から集めて、発表するという形だったんですけども、今後もそういった垣根を超えて、いろんなところでやってる活躍している人たちと活動できたらなと思ってます。
──レーベルが立ち上がってから、周りの反応はどうでしたか?
ファン太 活動者の中では「やってみたいです」と言ってくれた人ももちろんいましたし、今後曲を出すことになる人もいます。視聴者からは自分のスマホで曲が聴けるのがうれしい、という声があったり、おおむね好評いただいている感じですね。一方で、もっと配信してくれよという声ももちろんあります。ただ今はそういう時期だと割り切って、忙しいのを受け入れてる感じではあるんですけどね(笑)。
──今後どんどんアーティストが増えていくと思うのですが、ファン太さんが考える、こういう人にレーベルに入ってほしいという希望はありますか?
ファン太 こちらとして燃えるのは、めちゃくちゃ才能はあるけれど、まだ数字がそんなにない人ですね。まだ世間に知られてない人のほうが紹介しがいがあるというか。「こういう人がいるんですよ!」というの人を世に出したいなと思っています。すでに知られている人であれば、歌でもなんでもその1つに情熱をかけて生み出してくれるような、ものすごく努力している人に入ってもらいたいなと思っています。なるべくであれば、いい人が売れてくれた方がうれしいですし、その下の人にも優しくしてくれると思うので。売れたいマインドももちろん大事なんですけど、自分だけがというよりは、みんなに好かれるような人に売れてほしいなという気持ちが強いですね。
──レーベルメイトとして、みんなで仲よくやっていきたいということでしょうか。
ファン太 それはあんまりなくてですね。身内感が強くなっちゃうと、外の人が見た時にどうしても内輪ノリだなって思っちゃうところもあると思うので。それよりは、曲を出すって事務作業が大変だったりするんですよ。許諾取ったり、登録したりとかね。そういうのをレーベルのほうで全部やってもらって、活動時間を捻出できたらなと思っています。曲もYouTubeだけじゃなく、いろんなところでマネタイズできたら一番いいのかなと思いますし。
今後は発掘イベントもやりたいなと思っています。オーディションみたいな形で、オンラインでもオフラインでもいいんですけど、例えばリアルでオーディションやっているところをオンラインで配信してもいいですよね。そこからデビューするとなったら、最初からある程度は数字が取れるでしょうし、担保になるかなとも思うので、そういうイベントもやりたいなと思っています。
大会場で相次ぎイベント開催! 「僕はけっこう堅実タイプなので……」
──イベントの話が出ましたが、これまでに「激動 -HOT LIMIT-」、「超激動 -SUPER GEKIDO-」と2つのイベントをリアルでやられていますよね。実際にリアルでのイベントをやってみて、観客の熱みたいなのは感じられましたか?
ファン太 めちゃくちゃ感じましたね。お客さんの声が大きくて、熱意がすごく伝わりました。プレゼントも段ボールで何箱もいただいて、こんなに僕たちを見てくれていたり、応援してくれている人がいるんだってわかって、モチベーションも上がりましたね。感極まって泣いちゃったり、感動している演者もたくさんいたんですよ。1回目のイベントの時は僕のマネージャーもすごく泣いてたし、脚本で入ってくれた人も涙を流していたし、演者の中には崩れ落ちるように泣いていたやつもいましたね。
僕としてはすごく不安だったんですよ。みんな来てくれるのかな、イベントは成功するのかなって。そんな中でみなさんから声援をもらって、人のいい部分に触れると、やっぱり感極まってしまいましたね。
──2024年8月31日にパシフィコ横浜で行われた「激動 -HOT LIMIT-」が最初のイベントだったと思うのですが、リアルでイベントをやることになったきっかけはなんだったんですか?
ファン太 なんとなく、みんなやりたいなと思ってはいたんだと思います。オフラインイベント自体は今までもあったんですけど、自分でもやってみたいと思っていて、せっかくエイベックスさんもいるし、ZETAという事務所もあるので、イベントをやりたいなという想いはあったんですよね。実際に配信とかで受け取る熱量を考えると、リアルでオフラインイベントをやったらすごく楽しいんじゃないかなとは思ってたので、もうぜひやりたいなってことでやりました。
──最初のイベントがパシフィコ横浜で、次が今年4月の両国国技館ということで、両方とも大きな会場ですよね。
ファン太 僕は結構堅実タイプなので、もっと大きな会場でも大丈夫だよって言われたんですけど、「いや無理、ごめんなさい」って。でもそしたらものすごい数の応募があったんですよね。それで経験を積んでから2回目をやれれば、さらにいいものができるかなと思ったので、順番としてはよかったのかなと思いますね。
──今後のレーベルの活動予定や、やってみたいことはありますか?
ファン太 直近で言うと、9月からにツアーをやらせていただくことが決まっています。9月15日に名古屋、20日に福岡、28日に東京をめぐります。今回はいろんなところでやりたいなと思っていたのと、九州までは行きたいなと思っていたので、ツアーという形になりました。
これまでのイベントはライブパートあり、ミニゲームパートありで、時間配分的にはどちらも半々ぐらいだったんですよ。でも今回は歌だけのイベントをやらせてもらおうと思っていて、完全に音楽レーベルとしてのイベントという形で進めています。ある意味、レーベル「J STAR RECORD」として初めてのイベントになりますかね。所属アーティストのライブだけじゃなく、所属外のアーティストのステージもあります。僕のステージもあります!
──アーティストとしてファン太さん自身がやりたいことはありますか?
ファン太 僕がやっている活動は、自分が聴いて育った音楽、いいと思った音楽をカバーすることなんですよね。最近の曲がもてはやされるのは当たり前だと思うんですけど、そんな中で、僕としては昔のよかった曲をまた聴いてもらいたい。それに加えて、これはチャレンジではあるんですけど、自分のオリジナルの曲を歌ったりしていきたいですね。
僕は中高時代に鈴木雅之さんを聴いて育ったので、そこら辺の年代の曲を今は歌っていて。さらにその後、高校生から大学生の時に聴いていたm-floさんの曲もカバーさせてもらって、配信しています。
──アーティストとしての活動が広がっていけば、カバーしたアーティストの方とのコラボもありえるかもしれないですよね。
ファン太 なくはないかもしれないですね。もし仮にお話が来たらうれしくてやっちゃうとは思うんですけど、それよりも自分でもっとがんばっていきたいなと思っています。堅実派なので(笑)。
──今後はレーベル所属アーティストさんだったりファン太さん自身のソロのライブも実現する可能性はありますか?
ファン太 それは全然ありますね。僕の場合はかなり小さい箱で歌わせてもらいたいなって思ってるんですけど。堅実なんで!
だから(「激動 -HOT LIMIT-」の会場が)パシフィコ横浜って聞いた時はだいぶビビりましたね。実はもう1つ、8000人規模の会場も候補に上がってたんですけど、そっちはすぐにお断りしましたね。ムリですって言って。でも、今思えば大きい会場でやった方がよかったのかなとは思うんですけど、いろんな経験できたので、最初はパシフィコでよかったのかなと思いました。
──レーベルとしては今後、オンラインではどのような活動を考えていますか?
ファン太 通話のアプリを使って、自分に電話をかけてもらって、その中で歌ってもらったりしたいですね(笑)。それくらい突発的な勢いでデビューする人が出てきたらいいなと思ってますね。いきなり生電話チャレンジみたいな軽いノリでやってもらおうかなって。たぶんめちゃくちゃ面白いと思うんですよ、チャットで観ている人の反応もわかるので。あとは、ライブの様子もストリーミングしたいんですよね。全日はムリでも、そういう日があってもいいのかなと。そしたら、ライブに足を運んでくれる人も増えるかなと思うので。
──オンラインならではの仕掛けだったり、こういうことができたら面白いだろうな、と考えていることはありますか?
ファン太 オンラインでの仕掛けはけっこうやり尽くされているので、新しいことを考えるのは難しいんですが、そういう新しい仕組みは常に考えながらやってますね。オフラインでのライブを実現するにあたって、お面をかぶってライブをしたのが「激動」なんですよ。ただ、顔出しが障壁になって(イベントに)出られない人もいるんですよね。それに対する救済というか、そういう人たちだけを集めたライブをやってもいいのかな、ということは考えています。「激動」はどちらかというと顔を出せる人、顔をお面で隠していたら大丈夫な人のみだったので。顔は出せないけどライブをやりたい人も絶対にいると思うので、そういう人たちに集まってもらって、ライブをやってみたいなと思ってます。もしくは人前には立ちたくないとか、目立つことを目的としていない人。そういう人にも向いているライブができると思っています。「J STAR RECORD」にはバラエティに富んだ人が来てくれたらうれしいですね。
──レーベルならではのカラーというか、どういうレーベルにしたいという想いはありますか?
ファン太 それで言うと、無機質でいいのかなって思いますね。あまりレーベル色が出すぎるよりも、本人が目立つのが一番かなと思ってるんで。所属アーティスト同士で関わりたい人は一緒にやってもらってもいいし、1人でやりたい人は1人でやってもらっても全然いいですし。だから、柔軟な感じですかね。あとは、強要しない。僕自身がそういうの得意じゃないので。1人でいたいっていう人の気持ちもめっちゃわかりますし。どっちでもある程度、満足できるようなレーベルになったらうれしいですね。
これからやりたいことは……えっ、柔道?
──レーベルとしての今後の予定はありますか?
ファン太 計画としてあるのは、毎月何かしらの曲をリリースしていこう、という感じですね。今はっきりといつに何が出るというのは決まっていないんですけど確実に動いてはいるので、ツアーまでには発表できるんじゃないかなと思います。来月、再来月には何かしらのリリースがはじまると思いますし、今年はかなり精力的な活動になるんじゃないかなと思いますね。
──ラジオ番組「ファン太のとにかくだしてこ」ではパーソナリティを務めています。普段やられている配信とラジオで違いは感じますか?
ファン太 一番はコメントですね。配信はみなさんのコメントを読みながら話す内容を変えたり、雰囲気を感じ取ってニュアンス変えたりできるんですけど、ラジオってそれができないんですよ。反応を見ることができないので、どうしてもマイルドになりがちっていうのはありますね。仕事としては、ストリーミングだとオフラインの付き合いに限られがちですけど、ラジオは実際に顔を合わせたりするので、仕事の依頼の場になったりすることもあって。ラジオのプロデューサーさんに「激動」の構成作家をお願いしたり、ラジオでしか繋がれない人も多いので、仕事への繋がりやすさを考えるとラジオってすごいなと思いますね。
ラジオはリアルタイムでコメントは見れないんですけど、それゆえに司会の練習になっていて、イベントでの回しみたいなところで生きてくるんですよね。それって配信だけでは育たなかった部分だと思うので、かなりうれしいところですね。自分のキャリア的にもプラスの面が大きいのかなと思いますね。
ラジオは毎回1回の収録で2週分録ってるんですよ。だから1週間のうちにあった面白いことを2分割して話すようになりましたね。僕の場合は配信で先に言っちゃうことも多々あって。ラジオ用にネタを取っておく、ということをようやく最近できるようになりました(笑)。
──ラジオ番組には今までいろんなゲストがいらっしゃってるんですよね。お会いしたいゲストはいますか?
ファン太 最初は鈴木雅之さんをお呼びしたいと思っていたんですけど、最近すごい怖くなってきて。本物を目の前にした時にちゃんとしゃべれるのかっていう不安の方が大きくて、難しくなってきたんですけど。自分は女性と話をする様子がウケて大きくなったストリーマーなので、女性のゲストを多く呼びたいっていう気持ちがありますね。あまりよくないやり取りをしちゃうこともあるんですけど、自分が一番生き生きするのは女性とお話する時なのかなって。こういう説明を真面目なトーンでするのもどうかと思うんですけど(笑)。
──音楽が好きになったきっかけはなんだったんですか?
ファン太 小学校1年生の時に初めて音楽の授業で童謡の「海」を歌ったら先生がめちゃくちゃ褒めてくれたんですよ。それから音楽が好きになったんですよね。その前に、幼稚園の時に鈴木雅之さんの曲を聴いてめちゃくちゃ好きになっちゃって、ずっと聴いていたんですよ。当時、ラッツ&スターでボンボンボンボンっていう低音でリズムを歌ってる佐藤さんという方がいらっしゃったんですけど、それがすごく斬新で、こういう音楽があるんだって稲妻が走ったんですよね。それから中高生くらいまでずっと聴いていて。ラッツ&スターは解散はしていないけど新曲は出ないので、ずっと同じ曲を聴き続けていたんですよね。だから周りにはなかなか好きだと言えなくて、1人でずっと80年代、90年代の曲を聴いてましたね。社会人になってラッツ&スターの曲を歌ったら、重役の上司がめちゃくちゃウケましたけどね(笑)。
思春期を迎えたあたりで恥ずかしいっていう気持ちが出てきて、カラオケにも全然行かなくなっちゃって。でも文化祭で歌いはじめるようなって、また歌を好きになって、そこからインターネットで好きな歌い手さんを見つけて、追っかけみたいな感じになってのめり込んでいきました。当時はmixiで片っ端から連絡を取って、会える人には全員に会いに行きましたね。それが高校生くらいの時でした。その中の一番好きな人に会えて、その人を追いかける感じでニコニコ動画に移ったのが今に至るきっかけですね。どうやったら歌が上手くなるんですかって聞きに行ったり、20人くらいは会いに行ってるんじゃないですかね。
ただ、僕が下ネタの替え歌をうたったのを観て、大好きだった歌い手さんに「今後は関わりません」って縁を切られました。もしその人にまた会えて、レーベルから曲を出してもらえたら僕はすごくうれしいですけど…。
──ストリーマーとして、今の状況はどう分析されていますか?
ファン太 この前VTuberさんのオフラインイベントを見に行ったんですけど、本人は会場にもいらっしゃらないのに、会場は埋まってるんです。それがすごいなって。こうして観客として足を運んでくださるお客さんがいるんだっていうのはすごいことですよね。これは新しい形態として、合同でやらせてもらうっていうのはいいんじゃないかなと思いましたね。僕のレーベルにもそういうアーティストが加わったら面白いでしょうし、海外のVTuberさんとかに来てもらってもうれしいなと思いますね。日本の市場に気軽に参加できると思うので。そういうことができる世の中になってるんだなと思うと、可能性の広がりを感じますよね。
──ストリーマーとして、アーティストとしてチャレンジしたいことはなんですか?
ファン太 全然話は変わっちゃうんですけど…。僕はずっと運動部で育ってきた人間なんですよ。ずっと柔道を続けてきて、まだ現役として試合にも出てるんですけど。そういうパワー系のチャレンジじゃないですけど、運動系の企画みたいなのもやりたいなと思ってます。柔道経験者ってけっこういて、でも柔道をやる場所がないんですよね。格闘技の試合みたいなものでもいいし、筋肉番付みたいなものをやってもいいし、そういうのもやってみたいですね。アウトドアにも挑戦していきたいです。
アーティストとしては、オーディション企画をやりたいですね。出会いの幅を広げていきたいとは思ってますね。個人としては、作詞作曲のどちらかにはチャレンジしたいなと。どちらも今まで全然やったことがない分野なんですけど。それと、楽器ですね。楽器は長い目で見ないといけないんですけど、弾き語りができるアコースティックギターで弾き語りがが弾けるできるようになったらアーティストとしてプラスになりますし、音感にもいいと思うので、弾けるようになりたいですね。
──最後に、ファンのみなさんにメッセージをお願いします。
ファン太 配信時間が減ってきてはいるんですけど、今は少し忙しくて配信ができていないだけなので、長い目で見たら絶対に面白いことをやっているなと思っていただけると思いますし、面白いことができる人になりたいなと思っているので、気長に待ってもらえればうれしいです。
撮影 長谷英史
初のライブツアー「SPARK TO DO」
■2025年9月15日(月・祝) 愛知 Lives NAGOYA
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■2025年9月15日(月・祝) 愛知 Lives NAGOYA
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■2025年9月20日(土) 福岡 DRUM LOGOS
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■2025年9月28日(日) 東京 LINE CUBE SHIBUYA
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■2025年9月28日(日) 東京 LINE CUBE SHIBUYA
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