LIVESTAR所属ライバー・インタビューシリーズ最終回! 今回はWaVE部門とLIVESTAR部門の2位と3位のライバーさんにそれぞれ登場いただきます。4人それぞれ個性も特徴もあって、話の内容もかなり幅広くなってます。ではどうぞ!
《WaVE部門2位》三浦みゅら
「ASMR枠なのに、よく物をひっくり返したり叫んだりしてます(笑)」
──多方面でご活躍ですが、人前に出る活動はどこから?
三浦 最初はYouTubeですかね。何となくYouTubeを始めて、何となく今の事務所を紹介され、「配信やってみないか」ということでやり始めた感じです。
──最初から大食いネタですよね? 普段の食費はどうなってるんですか?
三浦 食費は、最低でも月30万円はかかる感じですね。基本は配信で食べている分なので、毎年確定申告のたびに「こんなに食べてたのか」ってビックリします(笑)。
──配信を始めてから掴んだコツというと?
三浦 TikTokでは、完全にASMR、咀嚼音ですね。大食いだけだと最高で50~60人ぐらいしか行かなかったんですけど、いいマイクを買って咀嚼音をやり始めたら一気に伸びて。1か月しないぐらいで10万人とか行きました。おすすめに乗りやすかったらしくて。
──一番バズったのは?
三浦 中国タンミョンっていって、春雨のすごく太いヤツですね。音とビジュアルもあって。海外とかにも引っかかって、うまくバズった感じでした。「今日は閲覧数ほしいな」という時は、食材は選びます。見映えと音を考えて、色が鮮やかな野菜とか、生肉を前に置いておくとかの工夫をしますね。チーズハットグとかも好きな方は多いです。
──このジャンルだとライバルは少なそうですね。
三浦 そもそも配信で大食いの強い人があまりいなくて、私は逆にYouTubeは全然伸びなくて、ライブは楽しいからずっとやってたんですよ。でもやっぱりライブを伸ばしたくなって、大食いにASMRを組み合わせて。今はASMRでギフト部門の人がいないんですよ。そこに食い込んでいけたらなということをリスナーさんに言ったら応援してくれるってことで、力を入れてます。
──配信中のアクシデントなどは?
三浦 私、ASMR枠なのによく物をひっくり返したりするんですよ(笑)。だから「イヤホンを外してください」って定期で流れます(笑)。アイテムの時に「アーッ!」って叫んだりするから。
──そもそもリアクションも派手なんですね。
三浦 黙っていられないタチなんですよ(笑)。まあでも、ASMRが見たいだけだったらYouTubeを見てればいいと思うし、配信なんだからコミュニケーションをということでやってます。今はまずASMRをやって、TikTokなのでバトルとかがあって、それから雑談という感じで分かりやすく組み立てるようになりました。
──なるほど。
三浦 これからはTikTokの動画をもっと頑張ろうという話をしていて。ネタはたくさんあるんですけど、私にサボり癖があるので、もっと動画を出さないとと。ライブが好きなのでそっちに行っちゃうし、どうせ食べるものを作るんだったらライブの方がいいやってなるんですよね(笑)。
──それだけコミュニケーションが楽しいわけですね。
三浦 そうですね。YouTubeで大食いって、結局食べるだけで話はしないじゃないですか。それが私は好きじゃなくて。まあライブばっかりやってる分、たまにYouTubeでは大食いのタイムトライアルを生配信したりはしてます。コメントも何も読まないんですけど、けっこう盛り上がりますね。
──スポーツ観戦の感覚というか。
三浦 私の強みって、ASMRとかって言語がいらないところだと思うんですよ。だから外国人の方にも見てもらえてるんだと思いますね。もうビジュアル的な入りが大事だから、大きめのホットプレートとかを用意して、できるだけ食べ物を大きく見せる工夫はしてます。
──気をつけていることは?
三浦 治安を守るということですかね。マナーの悪い層を相手にしないというか。そこをしっかりしないと、本当にほしい層が離れて行ってしまうので。ちゃんと空気が読めるならいいんですけど、よくないコメントとかもけっこう多いし、対応厨が多いので、それは相手にせず流すようにはしてます。それで私のほしい層を確保できていて、女性が8割なんですよね。
──そうなんですか!
三浦 そこまで極端な割合じゃなくてもいいんですけどね(笑)。そもそも女性は咀嚼音を見るのが好きとか、主婦層だと私が食べていたものを晩ご飯のメニューにするとか、いろいろ理由はあるみたいなんですけど。あとは新作の食べ物を私に食べてもらって、感想が聞きたいとか。例えばマックの新作バーガーが3種類出たとして、皆さん全部一度には食べられないじゃないですか。でも私は食べられるので、比較ができるんですよね。
──便利だ(笑)。LIVESTARの所属でいいなというところはどういうところでしょう?
三浦 自由にさせてくれるところですかね。私は我が強いタイプなので、何かあると「何で?」って文句を言い続けてたんですよ。そしたら「じゃあ自由にやっていいよ。でも所属し続けてほしいな」って感じになって。TikTokライブも勝手に始めちゃったんですよ。
──娘さんがいらっしゃるんでしたよね?
三浦 9歳になります。私の活動については、「ママの仕事は大食いの配信」って完全に認識してます。TVに一緒に出たこともあったので。友達に見せて自慢したりもしてますね。あんまり見せないでほしいんですけど(笑)。
──娘さんが「大食いしたい」と言い出したら?
三浦 食べていけるならいいんですけどね。今もう、「配信がやりたい」とは言ってます。楽しそうなところしか見てないからでしょうね。「ママは食べておしゃべりしてお金もらえるんでしょ?」って言ってますから(笑)。基本的にはやりたいことをやらせてやりたいんですけど、安定しないので。メンタル面でも、何かをやりながらぐらいの方がオススメですね。
──ご自身がメンタル面で気をつけていることは?
三浦 気にしすぎないことですかね。いい時もあれば必ず悪い時もあるから、「何とかなるし大丈夫」って、常に言い聞かせてます。真剣だからこそメチャクチャ悩むし、ダメなモードに入っちゃったらダメになるんですけど、やっぱりその時に助けてくれるのはリスナーさんなので、すごく感謝してます。
──これからやりたいことは?
三浦 ちょうど引っ越しをしてキッチンが広くなったので、料理を作るところから配信したいですね。作る過程でワチャワチャやりながら、できたのをドーンと置いて、食べ始めると。
──究極の夢とか目標って何かありますか?
三浦 大食い・ASMRのギフト部門でランカーになることですかね。トップに居続けるのは大変なので、その付近にいれたらいいです(笑)。
──では最後に、これからライバーになりたい人、ライバーとしてもっと上に行きたいという人にメッセージをお願いします。
三浦 何か一つ、武器になるものを持っていた方が絶対にいいと思います。あと、「いくら稼げるんですか?」って聞かれることが多いんですけど、お金を追ってる人って、絶対伸びないと思うんですよ。お金プラスアルファの価値に気づける人であってほしいというか。その価値を見出せる人が上がってこれるんだと思います。
──ありがとうございました!
【三浦みゅら Pococha】
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《LIVESTAR部門2位》べに
「配信を始めて、いろんなことがすごく変わったんです!」
──昨年6月、Pocochaでの配信を始めたきっかけは?
べに その当時仕事を探していて、たまたま目についたのがLIVESTARだったんです。しゃべるのが好きだったので、ちょっとアルバイトみたいな感覚で始めました。それまでいろんな仕事をしていたんですけど、この仕事は全く頭になくて。だから今まで経験してないことを、ちょっと試しにやってみようという気持ちもありましたね。まさかこんなにハマるというか、続くとは思わなかったんですけど(笑)。
──では最初は……
べに 緊張して、どうしたらいいのかも全く分からなかったですね(笑)。初配信のことも実は全く覚えてなくて、その頃から来てくれてたリスナーさんから「右も左も分からないですけど、よろしくお願いします」って言ってたと後から聞いて、ああ、確かにそんなこと言った気がするなあと思って(笑)。本当に右も左も分からなかったですからね(笑)。
──そこから掴んだコツというのは?
べに まだ掴んだというほどじゃないんですけど(笑)、まず自分が楽しんでやって、リスナーさんにも楽しんでもらっていって楽しい空間を作っていくのが大事なんだなと。リスナーさんから「どんなに疲れてても来たい。来ると楽しいから」と言ってもらえるとすごくうれしくて、これからも一緒に楽しい空間を作っていきたいななんて思ったりしています。
──今、配信の中ではどんなことをしていますか?
べに 趣味の話とかが多いですね。最近は麻雀とか釣りとか、あとはボーリングとかカラオケ、ダーツとかが趣味なんですけど、麻雀はちょうど去年の6月、配信を始めたのと同じ頃に始めて。
──配信のために始めたんですか?
べに いえ、そういうわけじゃなくて、たまたまなんですけど。親戚が家に来る機会があって、やってみたら楽しくて(笑)。
──でも最初はルールとか役とか、けっこう難しくなかったですか?
べに 父がやってたので、少し教わって。「とりあえず並べろ」っていうところから、ちょっとずつ覚えました。リスナーさんでもやってらっしゃる方がいて、その話にもなったりするので、配信的にもやってよかったなと思ってます。
──あとは釣りですか。
べに 釣りは子供の頃にやってて、4~5年前に久しぶりにやったんですよね。船で海釣りに行ったこともあるんですけど、その時は大変でした(笑)。最近はちょっと機会がなくて行けてないんですけど。
──麻雀も釣りも、男性リスナーと話が合いそうですね(笑)。
べに それはすごくありますね。プロフィールに書いていると、その話題を振ってくださる方も多くて。
──先ほど「楽しい場にしたい」という話がありましたが、そのために気をつけていることは?
べに 普通のことなんですけど、言葉づかいに気をつけるとか、人の悪口を言わないとか、マイナスなことはしないようにしてますね。そういう雰囲気になりそうだったら、「ダメだよ」って言って。あとは……コスプレしたりとか(笑)、アイテムリアクションとかを考えてみたり、この前の抽選会ではビンゴを買ってきてやったりはしました。ちょっとでも私からの恩返しというか、そういうことができる雰囲気の枠にしたいなというのがあって。
──コスプレというのは?
べに アニメキャラとかバニーちゃんとかいろいろですね。もともと私が持ってたのが6着ぐらいあって、それ以上にリスナーさんがくださるんですよ。中には際どいのもあって、そういうのは「私は着れないからね」って(笑)、ごめんなさいする時もありますけど。
──配信中に変わったこととかアクシデントとかは?
べに 最近で一番笑ったのが、リスナーさんから音楽用のミキサーをもらったんですね。それにボイスチェンジャーもついてて、低い声にしたら「しずちゃんに聞こえる」と。
──ああ、南海キャンディーズの。
べに そのまま配信を続けてたら面白かったみたいで、それはすごく楽しんでもらえました。それ以来けっこう使ってて、いいものいただいたなと思って。あと、モノマネをやるんですよ。全然似てないんですけど(笑)、チャレンジということで。
──配信のテクニックも増えてきたわけですね。
べに 最初から考えたら、すごく増えましたね。ミキサーが入ったことで効果音とかもスムーズに入れられるようになりましたし、そこは良かったと思います。
──服装とか見た目について気をつけていることはありますか?
べに 冬になるとみなさん厚着すると思うんですけど、私が配信内で肩が開いている服とかを着ているとリスナーさんから「寒くない?大丈夫?」って心配されます(笑)。あとは服の色ですね。黒い服ばっかりにならないようにとか、そこも気をつけて。髪型は、最近は巻いてばっかりだったんですけど、今日はちょっとストレートにしてみようかなとか。そういう感じで、ちょっとずつ変化をつけるようにしてます。
──いろんなことが配信中心になってるんですね。
べに そうですね。服も今までは全然買ってなかったんですけど、何万円分かまとめ買いしましたし、化粧品もあまりこだわってなかったんですけど、見え方にすごく気をつけるようになって。チークが反射して飛ぶので、画面で見たらオバケみたいになってたことがあって(笑)。それでチークを濃いめにつけたりとか、いろいろ工夫するようになりました。
──いいことですね。
べに 配信を始めて、本当にいろいろ変わったんです。一回、7kg痩せましたし。
──7kgは大きいですね!
べに ずっと痩せたいなと思ってたのでちょうどよかったんですけど(笑)、配信中は何も食べないんですね。帰ってからも食べないので、空腹の時間がすごく長くて。でもお休みの日に食べ過ぎてしまうので、最近は2kgぐらい戻っちゃったんですけどね(笑)。
──でも以前からしたらだいぶ減ったわけだから、いいじゃないですか。
べに 体型にも気をつけるようになったし、配信を始めてからは本当にいいことばっかりなんですよね。始めてよかったなと思ってます。
──SNSについては?
べに インスタグラムを少し、っていうぐらいですね。それはライバーとしてのアカウントですけど。TikTokはアカウントを作っただけで、動画は全然上げてなくて。興味がなかったわけではなくて、必要だなあとは思ってるんですけどね(笑)。
──では最後に、これからライバーになりたい人、ライバーとしてもっと上に行きたいという人たちに、メッセージをいただけますか?
べに とりあえず、自分が楽しむのが一番だと思います。つらい思いをしてまでやっても何もいいことはないですからね。そういう時はとりあえず休んだ方がいいです。もちろん楽しい時ばかりではないですけど、配信中はリスナーさんのために明るく笑顔でいてほしいなと思います。弱音を言うなっていうわけではないので、すごく難しいんですけど。あとは感謝の気持ちを忘れないことですね。
──ありがとうございました!
【べに Pococha】
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【べに TikTok】
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《WaVE部門3位》Meguhyewon
「イノベーションが起きるようなクリエイティブな場を作りたい!」
──今はTikTokがメインなんですね?
Meguhyewon(以下、Megu) 本業としてはコンサルタントをやっていて、インフルエンサーとしてはTikTokがメインですね。去年の8月11日にスタートしまして、始めた理由がちょっと変わってるんですよ。
──というと?
Megu 友達と飲んでる時に、私がキャラが立ってるから絶対配信をやった方がいいって言って、勝手にアカウントを立ち上げられたんです。しかも夏に飲んでた時に酔っ払ってふざけて撮った動画を勝手に載っけられてて。友達から「大丈夫?」って連絡が来ておかしいなと思ったらそんなことになってて。TikTokのオススメにメッチャ載ってたらしいんですよね。私は「TikTokって何?」って状態だったんですけど。
──それは確かに特殊ですね(笑)。
Megu 「めぐ♡年収1200万コンサル女子」っていう名前も彼が勝手につけたものだから、最初はアンチがたくさんついたんですよ。女の子からも「何で年収入れてるんですか?」とか聞かれて。アンチコメントについては、「なんで見も知らぬ人からこんなこと言われなきゃいけないの?」って怒ってたんですけど、じゃあちゃんと顔を出して話そうと。そしたら面と向かって文句は言わなくなるだろうということで、結局ちゃんと配信することになったんですね。最初はアンチが「自分のことどう思ってますか?」とかってコメントつけてきたんですけど、その内に「今日は配信やらないんですか?」とか言うようになって。
──ファンになったんですね(笑)。
Megu そんな感じでやってたら、そのうちにフォロワーがボン!と1万とかになって……って感じですね。私は4カ国語を話すんですけど、外国人からのコメントにもその言葉で返してたりもしてて。そういうのも加わって増えていったし、毎日来る人のことを覚えて「●●ちゃん今日はどうしたの?」とか言ってたらどんどん増えていって、今に至ったという感じですかね。最初にアカウントを作った人からは「だから俺が言ったじゃん、オマエはライバーに向いてるんだって」って言われて、それもムカつくんですけどね(笑)。
──でもその通りではあると(笑)。
Megu 私って、見てる人に元気を与えるらしいんですよ。バイタリティーがあるから。「疲れた時に見たくなる」って言われて。それで自分の知らない自分を発見できたというのはありますね。あとは、私は韓国の出身なんですけど、日本と韓国って隣同士なのにポリティカルにはケンカばっかりしてるじゃないですか。でも将来的に考えると、仲良くして協力し合っていかないといけないんですよ、いろんな意味で。だからそこを補える、橋渡しができるような人になりたいというのがあって。それと、影響力のある人たちが集まるプラットフォームを作りたいと思ってまして、もし私が仮にTikTokですごく稼げたりしたら、稼ぎをその費用に充てようと思ってます。
──壮大ですね。しかしコンサルのお仕事もあって配信もあって……で忙しいのでは?
Megu 海外からも含めたDMにも全部応えたりしてたから、最近は睡眠時間が3時間しかないんですよ。でももっとフォロワーが増えてやることが多くなったら死んじゃうので、今の活動を手伝ってくれるアルバイトを雇おうかななんて考えてますね。
──いや、本当にそれをやってもいいレベルでしょうね。
Megu モデレーターさんも、毎日のリスナー数のデータを取って分析してくれて、「この内容の時に伸びたから、明日はこれをもっとやりましょう」とかアドバイスをくれるんですね。ボランティアで。そういう方たちのすごい協力もあって、今は本当にいいチームになってますね。
──最初は不可抗力で始めた配信が、今や生活の中心になっている?
Megu そうですね。会社の人も見てくれてますし、仕事でつながりのある人たちもたぶん見てくれてるし、誰が見ててもおかしくないような状況なので、逆に普段通りの私を見せればいいのかなと思ってやってます。いろんな人からのDMで「●●関連のお知り合いがいたら紹介してください」とか来ることがあって、いたらつないだりとかもしてますしね。それもボランティアで。これからはイノベーションが起きやすそうな場を作るために、クリエイティブな空間を作りたいと思っています。今検討していて、年度内にできればなと思っているところです。ライバーさんでまだまだ収益が上がってないという方のために、自分の作品をNFTにして収益が得られるような事業のコンサルもやったりしていたので、そういうのもいろいろとつなげられればなと思ってます。
──配信者としての目標は?
Megu 一度、殿堂入りしてレッドカーペットに乗ってみたいです。それも、先ほど説明した事業を進めるために認知度を上げたいからなんですよ。そのために殿堂入りしなきゃなと思っていて。
──LIVESTARのいいところは?
Megu サポート力の強さだと思います。担当の方に親身になって対応していただいてて、すごく助かってます。こういう事務所だと、所属ライバーを金儲けの道具としか見ない人もいると思うんですけど、LIVESTARは全然そういうことがなくて、「人」として見てくれるので、やりやすいですね。
──本当はそれが当たり前なんですけどね。
Megu 炎上系のトップライバーと何回か対戦した時に、うちのリスナーさんたちがすぐに荒れだしたんですね。そういう、リスナーさんたちが嫌うような人と接してたらダメだし、もっと世界を見据えてちゃんとやっていかないとダメだなと思って。その時にLIVESTARの担当の方が、「Meguさんはグローバルな方だし、もっと世界に打ち出せるようにやっていきましょう」って言ってくれて。そこもワン・チームだなと思いました。
──では最後に、これからライバーになりたい人、ライバーとしてもっと上に行きたいという人にメッセージをお願いします。
Megu 基本的に、オススメはしません。今の仕組み上、一本立ちできる人はすごく限られてると思うし、人ってけっこう飽きやすいと思うんですよ。例えばお医者さんが、毎日健康診断をしてくれるみたいな強い需要を持っている人はいいと思うんですけど、人が使いたいと思うようなものを常に提供し続けられる人でなければ、本業にしてしまうのは難しいと思うんですよね。そうじゃないと精神不安定になっちゃうので。だって、今日のギフト収益がいくらになるかなんて、誰にも分からないですからね。
ただ、何かセールスポイントがあって、ライブを通じて自分を評価してほしいという方法論としてやるのであれば、いいと思います。極端に言えば、「みんなかわいいから、テキトーにやってれば投げ銭もらえて儲かってそう。じゃあ自分も変な格好して、とりあえずバトルすればもらえるでしょ」みたいなことで始めて、もしかしたらたまたますごい額の投げ銭をくれる人がいるかもしれない。でも「こんなにもらえるんだったら、明日から仕事やめよう」は絶対ダメですよね。波と運があると思うので、自分の軸を立ててからやる方がいいと思います。
──よく分かりました。ありがとうございました!
Megu ごめんなさい、私ばっかりしゃべっちゃって(笑)。
【Meguhyewon Twitter】
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【Meguhyewon TikTok】
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《LIVESTAR部門3位》すモモ
「ビッグになって、人々に勇気と元気を与えたい!」
──すモモさんはライバーでもあり、シンガーでもあるんですよね。
すモモ ……。
──もしかして、ものすごく緊張してますか?
すモモ はい……。
──あ、やはり(笑)。リラックスしていただいていいんですよ(笑)。で、ライバーでもありシンガーでもあると。
すモモ はい。ライバーをやりながら、年に数回はライブハウスで歌ったりしてます。オリジナル曲がまだないので、いつもカバーなんですけど。
──どのあたりをカバーしてるんですか?
すモモ 弾き語りで、配信ではaikoさんとかYUIさんとか歌ってます。ライブでは知名度はそこまでなくても私が好きなアーティストの曲を歌おうと決めていて、そういう曲を。
──具体的には?
すモモ 坂口有望さんとか、佐藤もかさん、吉沢嘉代子さんとかですね。配信とはだいぶ雰囲気も違うと思います。
──配信ではリクエストに応えたりしてるんですか?
すモモ それもやってます。でも、いつも来てくれてるリスナーさんは私の好きなアーティストを好きになってくれて、その曲をリクエストしてくれることもあります。
──お互いに広がってるわけですね。
すモモ ただ、リピーターさんはいつも同じ曲をリクエストしてくださるので、曲は決まっちゃってるところもあるんですけど(笑)。
──レパートリーは何曲ぐらい?
すモモ 50曲ぐらいですね。弾き語りが半分、カラオケで歌える曲が半分って感じです。昔聴いてた曲とかだと、思い出して歌えるのもあって。
──配信は歌が中心ですか?
すモモ 歌いたい時に歌って、基本は雑談ですね。枠の雰囲気はサークルの飲み会みたいな感じで(笑)。リスナーさんの年齢層が若めで、20代の方が多いんですよ。私は年が近い人と話すのが楽しいから、そういう方にいっぱい来ていただけたらいいなあって思ってて。それで気がついたら20代ばっかりだった、みたいな(笑)。
──配信を始めたきっかけは?
すモモ 小っちゃい頃から音楽をやってたので、音楽の仕事をやりたいと思って就活してたんですけど、うまくいかなくて。どうしようかなと悩んでた時に歌動画をSNSに上げたら友達とかが褒めてくれて、それがうれしかったんです。歌にはあまり自信がなかったので迷ってたんですけど、周りがそう言ってくれたので、自分が歌う側になってもいいのかなと思って、シンガーになることを決意したんです。そしたらいろんな人に知ってもらえた方がいいなということで、配信を始めました。
──なるほど。小っちゃい頃からというのは?
すモモ 4歳からピアノを始めて8年間やって、中高では吹奏楽部でトランペットをやっていて、大学でも音楽専攻だったので、ずーっと音楽をやってます。
──ギターはいつからやっていたんですか?
すモモ ギターは最近で、音楽を仕事にしようと思った時から始めたので、まだ2年ぐらいです。ライブでは弾き語りをやってるんですけど、まだ最低ラインって感じです(笑)。トランペットを6年間やっていたので、管楽器の方が向いてるなと思いますし。
──配信でトランペットは吹かないんですか?
すモモ 1回ぐらいやったことがあるんですけど、やっぱり歌が好きで見に来てくれている方たちなので、歌の方がいいのかな?っていう感じでした(笑)。
──ライバーとしてはどうなりたいというイメージはありますか?
すモモ ライバーは、シンガーとしてメジャーデビューしたいという思いがあって、そのためにやってる感じです。ライバーとしても知名度を上げながら、音楽をやっていければと思います。
──最初の配信は緊張したと思いますが、このインタビューとどっちが緊張してますか?
すモモ 今かもしれないです(笑)。
──まだそんなに!(笑) そこから配信を続けていくうちに、「こうすればいいんだ!」みたいに掴んだものってありますか?
すモモ 最初の頃に先輩ライバーさんから「自分がまず楽しんだ方がいいよ」って言われて、どうやったら自分が楽しんで配信できるかなというのを一番に考えてやってます。無理しないのが一番かなと思って。我慢してるとストレスになっちゃうので、やりたい時にやって、休む時は休むという感じでやってますね。
──配信時の、髪型とか髪色、服装などの見た目で気をつけていることは?
すモモ リアルでライブをする時は、いつも好きなブランドの新しい衣装を新調して、気合い入れて挑んでます。髪は月1回は染めに行ってて、髪色がすぐ変わるんですよ。自分がけっこうすぐ飽きちゃうので、その時の気分次第で青にしたり金髪にしたりしてます。リスナーさんは優しいので、髪型とか髪色の変化にすぐ気づいてくれるんですよ。メイクでもアイシャドーとか変えるとすぐに気づいて褒めてくれるので、うれしいです。
──配信の時に起きたアクシデントとかありますか?
すモモ 私のリスナーさんでギタリストの方がいて、作曲ができるんですよ。この前、1月29日が誕生日だったんですけど、その方がサプライズで自作の曲をプレゼントしてくれて。みんなで聴いたんですけど、その内容が若干ネタも入りつつ感動もあるという曲で、笑って泣きました。すごくうれしかったですね。
──SNSはどう使っていますか?
すモモ SNSは苦手で……(笑)、あまり動かせてなくて。そろそろやらないとなあと思ってるんですけど、性格的に完璧主義なので、上げてもすぐ消しちゃったりするんですよ。
──「CAMPUSCOLLECTION’22 静岡」と「GIRL’S MUSIC COLLECTION 第1回」でグランプリというタイトル歴があるそうですが。
すモモ コンテストとかは、声をかけてもらったら積極的に出るようにしていて。その中で評価していただいて、グランプリをいただけました。
──LIVESTARのいいところってどういうところでしょう?
すモモ 一人ひとりのライバーに真剣に向き合ってくれるところですね。相談とかも何でも乗ってくれるし、無理なことをさせないというか。いろいろ提案とかもしてくれるんですけど、ライバーの思いを大事にしてくれて、無理矢理に何かさせたりはしないところがいいなと思います。
──ライバーとして、これからやっていきたいことは?
すモモ この前、初めて広告のイベントに出て、1位を取ったんです。これまで1年半ライバーをやっていたんですが、イベントにはあまり積極的に出ていなかったので、またチャレンジしたいなと思っていて。雑誌の掲載イベントとかにも積極的に出たいと思っています。
──究極の夢とか目標みたいなものって、何かありますか?
すモモ 「ビッグになりたい」というのがあるんですけど、私が表に出て活動しているのは、人々に元気とか勇気を与えたいという気持ちがあって。私を見て元気とか勇気が出たというのが一番うれしいので、もっと有名になってビッグになって、人々に明日を生きる力を与えられたらいいなと思ってます。
──素晴らしい!
すモモ そういうのがないと、ライバー活動も「何でやってるんだろ?」ってなっちゃうんですよね。この1年半の活動の中で一番病んでた月があったんですけど、その時は自分の存在価値まで考えたので、今言った目標もその時思ったことなんです。
──それを忘れないようにしようと。さて、これからライバーになりたい人、ライバーとしてもっと上に行きたいと思っている人たちに、メッセージをお願いします。
すモモ 始めた理由はそれぞれいろいろあると思うんですけど、私が一番大事にしているのは、とにかく続けることなんです。続けることはとても大事だなと思っているので、うまくいかないこととかもちろんあると思うんですけど、そういう時に目標とかを思い出して、頑張っていただけたらと思います。
──分かりました! ところでまだ緊張してますか?
すモモ もう大丈夫になりました(笑)。
──よかった(笑)。ありがとうございました!
【すモモ Pococha】
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【すモモ Instagram】
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【すモモ Youtube】
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【すモモ TikTok】
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ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。