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 【LIVESTAR】 avexポータル掲載権獲得イベント 《WaVE部門 1位》 きゅみインタビュー

きゅみ

 【LIVESTAR】 avexポータル掲載権獲得イベント 《WaVE部門 1位》 きゅみインタビュー

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今や数え切れないほどのライバーが誕生し、盛り上がる一方の配信界隈。今回から3回連続で、LIVESTARの「avex portal掲載イベント」で上位となった人気ライバーの方々のインタビューをお届けします。最初はWaVE部門で1位となった「きゅみ」さんが登場! 弾き語り配信がメインですが、特徴は「ボートレース」ってどういうこと? その個性に迫ります!
 

配信に本腰を入れるために取った、思い切った行動とは?

──1位おめでとうございます! まずは自己紹介からお願いします。
 
きゅみ 弾き語り配信をして、シンガーソングライターをしています「きゅみ」といいます。
 
──SNSなどを見ているとボートレースの話題が多いようですが…
 
きゅみ そうなんです(笑)。ボートレースがメチャクチャ好きで、替え歌をやってたくさんの人に楽しんでもらおうと思って、いろんなことに挑戦しています。
 
──そもそも配信を始めたきっかけは?
 
きゅみ コロナで学校に行けなくなってしまって、バイトもなくなってしまって、「何しよう?」ってなった時に「配信しよう!」と思ったんです。
 
──それが2021年10月頃なんですよね。それまで他の人の配信を見ていた影響とか?
 
きゅみ いえ、何も見てなくて。歌うことが好きで弾き語りもしてて、人前に出るのが好きだったので、やってみようと思って。でも、最初は自分から「これやって、あれやって……」というのはなくて、隙間時間でやれればいいぐらいの気持ちだったんです。それが楽しくなって、たくさんやるようになりました。
 
──最初の頃ってどんな感じだったんですか?
 
きゅみ 学校に行く前に1時間やって終わり、みたいな(笑)。お昼の11時とか12時とかから1時間やって、夜はやらない感じでした。リスナーさんも、5人いたらいい方って感じで。
 
──今とはエラい違いですね(笑)。
 
きゅみ そうですね(笑)。最初は歌もちょっとずつという感じで、自分の好きな曲をちょっとやって、リクエストに応えるという内容でした。我が道を行くというか(笑)。
 
──今とだいぶ違うので、最初の頃に見ていた人はすごく貴重ですね(笑)。
 
きゅみ でも、その頃からずっと見てくれている人もいて、すごくありがたいです。やっているうちにLIVESTARの専属になりたいなと思い始めて、B帯(※)まで行った時に、「A帯に行って何とかキープ頑張ろう」って目標ができて。そこから配信時間を夜に変えて、学校をやめました。
(※Pocochaのランク https://avex.jp/livestar/magazine/pococha_use
 
──えっ?(笑)
 
きゅみ 私が行ってた大学って、英語活動に力を入れてて留学もあるところだったんですけど、配信と出会ってから自分が目指す道が違うと感じていて、歌を通じて配信に向き合っていきたいなと思って、あと配信は1人で作り出すものじゃないですかそこも向いてるなと感じて。そこが好きだったんですよ。
 
──しかし思い切った行動に(笑)。

 

きゅみ 最初は教師になりたくて教員免許も取りたかったんです。免許を取れば、いろんな道に行けるじゃないですか。そうしようかなあとも思ってたんですけど、「ん~、何か勉強イヤやなあ」と思って、配信頑張りました(笑)。
 
──勉強はイヤだが、教員免許は取りたかったと。
 
きゅみ 黒板に書きたかったんですよね。チョークで「トントントントントーン」ってやるのが好きで、アレがやりたかったんです(笑)。でも今はおうちに黒板も買ったのでいつでも書けるし、配信でホワイトボードも使えるし、もういいやと思って。
 
──ちなみにやめたのは何年生の時?
 
きゅみ 1年の後期には「やめよう」と思って行かなくなって、2年の頭に休学届を出して、ついこの間、パチン!ってやめました。
 
──パチン(笑)。配信にもより身が入るようになったと。
 
きゅみ はい。夜にしたので人も集まりますし、新しい人との出会いもあったので、変えてよかったなと思ってます。
 
──内容についてもだいぶ変化があったんですよね?
 
きゅみ 最初はしゃべるのがメッチャ苦手で、できるだけ歌だけで済ましてました。歌が終わった後にしゃべらないといけない時もあったりするけど、それもちょっとだけで。でも夜に変えてからはテンションもちょっとハイになってしゃべれるようになり、リスナーさんたちとコミュニケーションも取れるようになったので、よかったです。
 
 
「人前に出るのが好き」だけど「引きこもり」?
 
 
──配信内で歌う歌の選曲については?
 
きゅみ ボカロ曲が好きなので、最初の方はボカロだけでした。最初は20曲ぐらいしかレパートリーがなくて、リスナーさんからは「何、その曲?」っていう反応ばっかりだったんですけど、それしかできなくて(笑)。そのうちにリクエストをもらうようになったので、今は自分でいいなと思った曲と、リクエストしてもらった曲を合わせてやってます。今は、秦基博さんとか中島美嘉さん、松任谷由実さんとかのちょっと古めの曲とかも歌えるようになって、だいぶ広がりました。
 
──リクエストをもらってから実際に配信で歌うまではどれぐらいかかるんですか?
 
きゅみ 自分がのめり込むような、メッチャ好きな曲やったら……私、『かくれんぼ』がメッチャ好きなんですよ。そういう曲やったら2日ぐらいでできるんですけど、苦手な曲とか転調がある曲とかは5日ぐらいですね。だいたい長くても1週間以内で、リクエストしてくれた人が来てくれた時に歌うようにしてます。
 
──どんな反応がありますか?
 
きゅみ 最初から見てくれてた人たちは、選曲が広がったので「変わったね」って言ってくれます。「どしたん?」って言う人もいますけど(笑)。でもリクエスト曲とかで「うまい」とか言われるとうれしいです。リクエスト曲はほとんどが知らない曲なので、イチから覚えないといけないんですけど、たまにお母さんがカラオケで歌ってた曲があって、それは覚えやすかったです。
 
──知らなかった曲をたくさん練習することになって、鍛えられたのでは?
 
きゅみ そうですね。私は音域が広くなかったので、低い曲は全然歌えなかったんですけど、最近はまあまあ歌えるようになりました。今は、ボカロやアイドルの曲にリクエストで覚えた曲も合わせて、100曲以上は歌えるようになりました。
 
──自分自身の好みで増やしている曲もあるんですね。
 
きゅみ そっちの方がほとんどですけどね(笑)。Tik Tokで流れてきた最新音源を覚えて、「バズったらいいな~」と思いながらやってます。『かくれんぼ』もそれで知って、必死で覚えました。
 
──そもそもギターを10年ぐらいやっていたんですよね。
 
きゅみ はい。大阪に「MUSIC BUSKER IN UMEKITA」っていう路上ミュージシャンのイベントがあって、小学生の頃からお母さんとずっと見に行ってたんです。それで「カッコいいな! 私も路上したい!」と思うようになって。人に元気とか笑顔とか、「楽しい」って感情を与えられるミュージシャンになりたいと思って、特に中村勝也さんというアーティストに憧れて、「あんな人になりたい!」と思ってギターを習い始めました。
 
──実際、路上でもやったんですか?
 
きゅみ いえ、私は引きこもりなので全然できなかったんですけど、貯金が貯まったら関東に出てきて、路上をやりたいと思ってます。

──特技にはチアダンスも書かれてますね。
 
きゅみ 高校の時ですね。野球部の横でヒャーヒャーヒャー!ってやってました。
 
──ヒャーヒャーヒャー!(笑) さっきからちょっと疑問だったんですが、「人前に出るのが好き」「チアダンスやってた」「路上もやってみたい」と、ちょいちょい出てくる「引きこもりなんで」が合わないんですが……(笑)。
 

きゅみ ですよね(笑)。決めたらやっちゃうんですけど、動くまでに時間がかかるんです。それと倹約家なので、「外に出たらお金使っちゃう……」と思って、あんまり出なかったりするんですよ。だから、引きこもりですけど陰キャというわけじゃないと思います(笑)。
 

ボートレースに夢中! 「カッコいいターンをする選手が好きです!」

──で、ボートレースはどこから?
 
きゅみ 私の家の近くにボートレース場があって、小さい頃に何度か行ったことがあったんですよね。舟券は20歳以上じゃないと買えなくて、保護者同伴だと買えるので、18歳ぐらいからはお母さんと一緒に行ってもらってその時にまあまあ当たってて、「当たる~!」とか思ったし、選手でめちゃカッコいいターンをする選手がいるのを見つけたんですね。「うわ、カッコいいターンしてる!」と思ってハマりました。そこから土日は必ず行くようになりました(笑)

──きっかけは「カッコいい選手」じゃなくて「カッコいいターンをする選手」なんですね(笑)。
 
きゅみ ボートレース場に行くとターンマークの近くに陣取って「うわ、この選手、ターンがカッコいいな!」って感じで見てます(笑)。ターンの時に腰がメチャクチャ上がってる選手が好きなんですよ!
 

@kyumikyun67 今日は東京に行ってきました!!あまりにも新幹線までの時間が長かったため、東京タワーに行くとこんなものが‼️ あったら乗る!誰も並んでなかったから思う存分乗ってみたんだァァ☺️ 電車接続悪すぎて動画くっつけてた🤣 いやぁ一生懸命命かけて上に上に!っていうレーサーさんみてたらきゅみも上に上に!って思うんだァ😊 #ボートレース #ボートレースの面白さを伝えたい #ボレジョ #ボートレース好き #ボートレース好きな人と繋がりたい #競艇 #東京タワー #東京タワーはつ ♬ オリジナル楽曲 – きゅみ🐣☃️


──そうですか(笑)。ハマりすぎてボートレースをテーマにした替え歌も始めたわけですね。
 
きゅみ 最初、配信でボートの話をしたら「ギャンブルだからやめなよ」とか言われたんです。でも私は賭けても1レース100円で、1日12レースで1200円しか使わないんですよ。それで「ボートって楽しいんだよ」ということを伝えたくて、替え歌を作るようになったんです。そしたら「いいじゃん!」って言ってもらえたので、これからも作っていこうかなって。
 
──特技の弾き語りと好きなボートレースを融合させたわけですね。ボートレースの魅力とは?
 
きゅみ まずピットアウトからイン取りが始まって、イン取りの選手がいたらみんな抵抗するんですよ。抵抗したら深くなって、秒針を見ながら突き進んでいって、フライングするかせえへんかのところで、しないように合わせてスタートするんですけど、ここで外の4号艇から6号艇のダッシュ勢が前に出るとまくってくるんです。それを見たら「うわー、カッコいい!」ってなるんです。
 
──すみません、思ってた以上にディープでした(笑)。これまで配信を続けてきた中で、見つけたコツはどんなところですか?
 
きゅみ まず自分がテンションを上げることですね。自分が楽しまないと続かないし、リスナーさんも楽しんでくれないので、実生活でどれだけイヤなことがあったり風邪気味だったりしても、楽しく、笑顔でいるようにしています。

──配信でのアクシデントとか、エピソードは?
 
きゅみ Pocochaでやってた時に、24時まで配信しているんですけど、そこで寝ちゃったんですね。23時から「10分寝よう」と思ったら1時間以上寝ちゃって、24時半ぐらいになっちゃって。「間に合わんかった!」と思いながら配信を始めて、「ごめーん!」っていつもより倍にテンションを上げてやったら許してもらえたので、「いいなー」って思いました(笑)。
 
──待っててくれたんですね。
 
きゅみ そうなんです。史上最大のアクシデントだったので「絶対怒られる!」って思ってて、メーター(※)は全然ダメやったんですけど、その分気合い入れてやったので、許してもらえました(笑)。そこからは反省して、遅れてないです。
※Pococha内の成績
 
──個人的にも何度も経験がありますが、「10分寝る」は無理なんですよ(笑)。
 
きゅみ ですよね! 「できるかな」と思ったんですけど、横になったら完璧に寝てました(笑)。
 
 
これからの夢は……「●●の主題歌を歌えるようになりたい!」
 

 
──普段の生活で、配信のために気をつけていることは?
 
きゅみ 柑橘系の飲み物を飲むのはやめました。歌も歌うしノドを使うので、オレンジジュースとかは飲まず、辛いものも食べないようにしてます。逆に焼肉は、1週間に2回行くようになりました。
 
──焼肉ですか?
 
きゅみ 食べたら元気になるので。私が肉が好きだからというだけかもですけど(笑)。
 
──いいと思います(笑)。見た目に関してはどうですか? 少し前まで髪がピンクだったんですよね? 今は色が変わっていますが。
 
きゅみ 配信を始めた時からイメージカラーをピンクにしてたんですけど、モデルのお仕事で撮影会とかもあって、そこで「黒にしてほしいな!」って言われることが多くて、今は暗めのブルー系にしてます。ちょうど、ヘアモデルのお仕事もあったので。
 
──でも真っ黒にはしないんですね。
 
きゅみ 真っ黒には絶対しないです!
 
──急に力強い(笑)。
 
きゅみ 黒はダメなんです。やっぱり配信的に、ちょっとは色味がほしいというのがあるし、リスナーさんからの私のイメージって幼めだと思うので、それに合わせて。私自身も黒は嫌いなので。
 
──配信の時の服装とかは?
 
きゅみ 最近はロリ系が多いですね。配信だけじゃなくて撮影会とかでもフリフリ系を着ることが多いので。
 
──配信プラットフォームとかSNSはどう使い分けてますか?
 

きゅみ TikTokはとにかくたくさんの人に見てもらうことが一番ですね。イベントとかも出たいなと思っているので、SHOWROOMはイベント重視ですね。SNSだと、ツイッターは「おはよう」「おつかれさま」とか、感謝を込めて。インスタは、例えば今日は東京に来たので「東京来たよ~」みたいな写真を載せたりしてます。
ツイッターはリプとかいいねとかも気軽に来るし、インスタは見たら普通にいいね押してもらえて、コメントは少なめな感じで、それぞれ違いがありますね。私はどちらかというとインスタが好きですけど。
 
──インスタでは映えスポットとかも……
 
きゅみ あ、そういうのは全然行ってないです。焼肉とかの写真が多くて(笑)。女の子なので「たまにはクレープ食べないけん!」って思ってクレープに寄るようにしてます。肉の写真ばっかりだと「茶色」になっちゃうんですよ。だからちょっとは華やかな色も入れとこうと思って(笑)。
 
──ちなみに肉で好きなのは?
 
きゅみ ハラミと生センマイです! センマイは何もつけないで食べるのが好きです。
 
──LIVESTARに所属するようになってよかったと思うことは?
 
きゅみ リスナーさんとの関係は変わりました。事務所があることによって、楽になったかなと思います。

 
──守ってもらえるわけですね。これからやっていきたいことはどんなことですか?
 
きゅみ 配信を続けることによって、もっとたくさんの歌を歌えるようになりたいし、ボートレースの歌をもっとたくさん発信していきたいです。ゆくゆくはボートレースのPRのお仕事ができるようになったらいいなと思ってます。
 
──ちなみに、今ボートレースの替え歌はいくつぐらいあるんですか?
 
きゅみ 投稿してるのは6曲ぐらいですけど、まだ出してないのが5曲ぐらいあって、全部で11曲とかですね。
 

──それはすごい(笑)。ボートレースが配信に生きていることもありますか?
 
きゅみ 「ボートレースが好きなんです」というリスナーさんも増えましたし、「変わったことしてるね」ということで応援してくれてる人もいます。インスタでも「若いのにボートやるんやね」って言われたりするのがうれしいですね。あと配信では人と違うことをしないと伸びないので、ボートの話は全員にウケるわけじゃないとは思うんですけど、ちょっとの人にでも刺さったらいいかなと思ってやってます。実際、その効果も出てるからいいかなって。
 
──究極の目標とか夢みたいなものってありますか?
 
きゅみ 何かの主題歌を歌えるようになりたいと思ってて、ボートレースの主題歌を歌えたら最高ですよね。アニソンとかも歌いたいという気持ちはあるんですけど、人と同じことはしたくなくて、自分の道を貫きたいので。
 
──アーティストとしてもその道を極めたいと。では最後に、今配信を頑張っている人、これからライバーになってみたい人たちに、メッセージをお願いします。
 
きゅみ とりあえず自分が楽しまないと人はついてこないので、めいっぱい楽しんで、疲れたら休む(笑)。オン・オフを完全に切り替えて、スマホ見ない時は一切見ない、考えもしないっていう風にすると、長続きしていいのかなと思いますね。私も気にしすぎないように、スマホを見ない期間を作ってるし、イヤなコメントが来ても相手にしないようにとか気をつけてるんです。イヤなコメントを読んじゃうと枠自体の雰囲気が悪くなるので、リスナーさんが傷つかないようにというのを心がけてます。
 
──そういうことも大事ですね。これからの活躍を期待してます。ありがとうございました!
 

撮影 長谷英史

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記事情報

高崎計三

ライター

高崎計三

1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。