AbemaTVの恋愛リアリティーショー「恋する♥週末ホームステイ」(通称「恋ステ」)から生まれた高校生バンド、Lilac(ライラック)。昨年末には新メンバーを迎え、6人組として再始動しました。彼らに密着したAbemaTVの「青春バンドワゴン Lilac from 恋ステ」ではDa-iCEの工藤大輝さん作詞・作曲の新曲「テレパシー」に挑み、2月11日のYouTube Liveで1000人の視聴者を達成すればメジャーデビューできることに! 緊張の中で迎えたライブでは、開始早々から視聴者が増え続け、何と最終的に1万3000人以上に膨れ上がって、見事メジャーデビューが決定しました! そこで、我々コラム取材班はその収録が行われていたスタジオに乗り込み、ライブ終了直後のメンバーを直撃! ホヤホヤの状態の6人に、ライブの感想からでっかい夢まで、タップリ語っていただきました!
ケタが違う視聴者数を聞いて、頭が真っ白に!
──YouTube Live、お疲れ様でした! そしておめでとうございます!
全員 ありがとうございます!
──生で見させていただいていたんですが、目標だった1000人はすごく早い段階で達成していて、1曲目の「Hello~2020~」を演奏し始める前に、実は1万人を突破してたんですよ。
アンネ ええーっ、そうなんですか!?
あつし マジか!(全員、口々に「ヤバい!」「すごいね!」の声)
──それだけ大変なことになってたんです(笑)。では終わりたてホヤホヤのところで、感想をいただければ。
アンネ 1000人行かないんじゃないかと思ってたんですよ。YouTube Liveはインスタライブとはまた違うから、厳しいかなと思ってて。でも終わって「1万人越えてる!」って言われたときに、「よかったぁ~」って。メジャーデビューすることが夢だったので、それが叶ってうれしいんですけど、同時にもっと練習しなきゃいけないなと思いました。
れな 1000人っていうのがどういうことか、感覚が分からなくて。活動し始めて短いから、自分たちの知名度とか分かってなくて、1000人集まるか、すごく不安だったんですけど、1万人って聞いてケタが違うのにビックリしました。うれしかったです。
あつし 「900人とかだったらどうする?」という話をアルとしてたんですよ。「ギリギリで足りなかったら悲しいよね」って。でもケタが違ってて、しかも曲が始まる前に9000人って今聞いて、「すげえな俺ら!」ってちょっと思っちゃいました(笑)。(全員、笑い)「すごいところにおるな、俺ら!」と思ったんですけど、これでより一層……僕らはプロになるってことだから、ここがスタート地点ってことになるので、より一層気合いを入れて、いろんなところで演奏しながらいろんな曲を歌って、皆さんに届けられればなと思います。
アル まず、終わって「1万人越えた」って聞いて、ケタが違うことに頭が真っ白になって。同時に喜びが来て、みんなのおかげだなと思いました。今まで全然下手くそで、テンポもまとまらなかった自分がここまで来れたことに、まず自分を誉めたいし、みんなにも感謝の気持ちしかないです。
こころ 「テレパシー」を弾き終わった瞬間に涙が出そうになりました。すごいプレッシャーと緊張とワクワクと、いろんな感情が入り交じってた中で、たぶん全員が、今までで一番楽しく演奏できたなって実感した瞬間に「あっ、ヤバい!」と思って。終わってメジャーデビューも決まって、まさか自分がこんなことになると思ってなかったですからね。ピアノは13年間やってましたけど、プロになるとも思ってなかったし、バンドをやるなんて1ミリも思ってなくて。そんな自分が、バンドを始めて3~4ヵ月でメジャーデビューって、本当にワケ分かんないことになってるんですけど、とにかく見てくださった皆さんへの感謝と、この楽曲を提供してくださった工藤大輝さんへの感謝と、Lilacを作ってくださったスタッフの皆さんへの感謝しかないです。
しんや 終わった瞬間が気持ちよすぎて。最初、視聴者数のことがあるっていうのをすっかり忘れてて、人数の発表があるって聞いた時に「ヤバい、忘れてた!」と思って、越えてるかどうかすごく不安だったんですけど、1万3000人っていう数字はホントに大きいなと思います。
最初に集まった時に「メジャーデビューします」って言われた時点で、まだベースは1週間しか練習してなかったんですよ。だからホントに意味が分かんなくて。ネットとかでも「素人がメジャーデビューとか意味分からん」ってバッシングとかも受けて、そういうのを見るうちに、見返してやりたいっていう気持ちも出てきました。だから最初は叩いてた人たちも認めてくれるぐらい、これから頑張りたいと思います。最高でした。
メンバーが笑顔を取り戻した、番組スタッフの気遣いとは?
──今日、YouTube Liveの中で2曲を演奏しましたが、演奏自体の出来はどうでしたか?
アンネ 私としては、今日が一番よくできたんじゃないかと思います。「テレパシー」は個人個人のパートがすごく難しいんですよ。それぞれにやることもあるし、そんな中でもやらなきゃいけないし……っていうプレッシャーもあったと思うんです。(アルの方を向いて)最初、ドラムが合わなかったんだよね? 「大丈夫かな?」とかいろいろ考えてたんですけど、でも本番になったら団結したっていうか、団結力のおかげでスッと行けたので、かなりよかったんじゃないかなと思いました。
れな 自分だけが気づくような細かなミスとかはあったんですけど、終わったらスタッフさんとか周りの人たちが「ギター、メッチャよかったよ!」とか「うまくなったね!」って誉めてくれたので、ホントに練習してきてよかったなって思いました。曲の終わりの「ダカダン!」ってとこがすごくバンドっぽくて、みんなすごく楽しそうで、自分も楽しくて泣きそうになりました。「青春してるかも」って思いました(笑)。(一同、笑い)
あつし 僕はギターとボーカルの2つの役割があるんですけど、今までギターが弾けなくて、練習についていけないときもあったし、アンネちゃんと歌う時にタイミングがちょっとズレちゃったり、僕の音程がちょっと外れちゃった時もあって、ホントに不安だらけだったんです。でも本番は、僕としてはよかったんじゃないかなと思います。何しろ、今までやってきた中で一番楽しかったんですよ。やり切った感も一番あったので、一番いい出来になったんじゃないかと思います。
アル ドラムを始めてすぐ、先生から「メジャーデビューするよ」って言われた時は、「この人、何言ってんだろう?」って思ったんです。そんなレベルでできなかったから、みんなで団結して無事終えられたのは本当にうれしいことですし、自分の中でも今までで一番いい演奏ができたかなって思います。
──応援コメントで、みんなから「テンパらないように」って言われてましたよね(笑)。
アル 『恋ステ』の過去のメンバーとか、事務所の先輩とかみんながそうやって応援してくれたのはうれしかったです。
こころ 最初はすごく緊張してて。今までは一人で演奏することが多かったんですけど、自分以外の5人と一緒にいるってことは一番心強いことではあって、自分の中で今日の演奏が100点かって言われたらそうではないんですけど、バンドとしての演奏は今までで一番楽しくやれて、「やり切った!」って思えるぐらい演奏することができたので、本当に楽しかったです。
しんや 演奏が始まってからすごく緊張し始めちゃったんですけど、スタッフの皆さんとかが見守ってくれてたり、「笑顔! 笑顔!」ってカンペを出してくれたりしたので、本当に楽しくやることができました。みんながまとまってる感じもありましたし。今までの練習って、プレッシャーがすごくあったんですよ。やっぱりドラムとベースって音の軸になる部分なので。本番でミスもしちゃったんですけど、本当に楽しい演奏になりました。
──「笑顔!」のカンペで「笑わなくちゃ!」と思って、余計に固くなったりはしなかったですか?
しんや いえ、それを見て笑ってしまったんです(笑)。
あつし アレ見て、「俺ら、そんなにヤバい顔してるんだ!」って思ったよね(笑)。
アンネ 必死になってみんなの顔見て、「笑って! 笑って!」って思ってた(笑)。
あつし もう自分が笑ってるかどうかも分からなくなってたからね(笑)。
メンバーそれぞれがぶつかった“壁”とは?
──「Hello~2020~」にしても新曲の「テレパシー」にしても、バンドを組んでいきなりやるには、かなり難しい曲ですよね。個人的に一番難しかったところはどういう部分でしたか?
アンネ 私はもともとクラシックのバイオリンをやってたんですけど、クラシックの人って、どうしても裏声気質になっちゃうんですけど、ポップスではそれはいらないんですよ。指導してくださった先生にそれを言われた時に、直すのがすごく難しかったんです。でも今日まで頑張って練習してきて、「舌をこう出すんだよ」とかいろいろ指導してもらってやったんですけど、それが一番大変だったかなって思います。
れな 私は「Hello~2020~」のソロが毎回怖くて、手が震えるんですよ。右手も左手も、どっちかミスったらチョー目立っちゃうので。「Hello~2020~」の、特にソロは自分の中でも成功率が低くて、違う弦を弾いちゃったりして。今回も「ヤバい、ソロ来る!」ってドキドキしてたんですけど、キレイにやれてよかったです。まあ若干のミスはあったんですけど(笑)。
あつし 僕はもともとアコースティックギターをやってて、弾き語りとかはできたんですけど、1本とか2本の弦を細かく弾くというのが全然できなくて。エレキギターの弾き方はアコギと全然違っていて変なクセがついてしまっていたので、弦を細かく弾く動作がすごく難しかったです。しかも歌いながらなので、「どっちに集中したらいいんだ!」って困ってたんですけど、何とか克服できてよかったです。
──第10回の放送で、その壁にぶつかってましたよね。でも「驚異の上達で2日後には克服!」ということになってましたが、あの2日間で何があったんですか?
あつし 練習量も増やしましたし、弾き方のポイントを先生に教えていただきました。それまでも練習は長時間してたんですけど、自分の中でポイントがうまく掴めてなくて。でも、練習の仕方も含めて教えてもらったら、案外すぐ弾けるようになったんです。2日ぐらいでできるようになって、「すごい! さすが先生やな!」と思いました(笑)。
アル 僕はドラム未経験だったんですけど、「ドラムはテンポが一番重要」って言われて、そのテンポを一定に合わせるのが難しかったです。それと、音源じゃなくて他のメンバーと合わせるのが難しくて。それと、昔は手首を固定したような感じで叩いてたんですけど、手首をしなやかにしないといけなくて、それも先生に「手首を意識してひたすら叩いてたら、柔らかくなるよ」って教えていただいて、ずっと練習してました。やってる時は集中してるので、できてるかどうか分からない時もあるんですけど、今日はたぶんしなやかに叩けたし、皆さんに合わせることもできたと思ってて、ズレたところもあったかもしれないですけど……
あつし よかったよ!
れな うん、よかった!
あつし ビックリした。
アル ありがとうございます(小声で)。(全員、笑い)
こころ 私もアンネと同じで、小さい頃からずっとクラシックのピアノをやってたので、ポップスの乗り方が難しくて。本番2週間前ぐらいまではずっと座って弾いてたんですけど、「やっぱり立とう」ってなって、「オイオイ、マジか!」って思いました。まず立って弾くってことが慣れないし、力の入れ方も体の置き場もペダルの踏み方も分からないし、そもそもペダルの位置が違うし、「ワケ分かんない!」ってなって、足がつっちゃったりもしたんですよ。でも、本番は「ノリが大事だな」と思って、ノリで何とかやれた部分もあったんですけど、最初は難しかったですね。
──しかも、イントロがキーボードから始まりますよね。
こころ そうなんです! 「Hello~2020~」は自分のソロから始まるし、「テレパシー」はアンネと2人で始まるし、ジャラララーッ(手を横にスライドさせる仕草をしながら)ってやっちゃうし、間奏はすごいしで、大変だったんですよ。でも楽しかったです。やりがいがある曲でした。
しんや 最初は何もかもが難しかったです。まずベースの指弾きっていうので、指でボンボンボンボン弦をはじくので指が痛いのと、「テレパシー」のテンポが速過ぎて、最初は指が追いつかなくて。追いついたなと思っても、音の強さが安定しなくてバラバラだったりして、大変でした。テンポを揃えるのも難しかったし、ドラムと息を合わせるところが多くて、そこも難しかったです。けど、2人でスタジオを借りて、2人だけの個人練習をよくやったりもしたので、本番では頑張れました。
未経験者が短期間で超上達できた秘訣とは……
──未経験のメンバーも多いところから、短期間でよくあそこまで行きましたよね。その秘密が知りたいという人も多いと思うんですが……。
あつし それはもう、死ぬほど練習をする、自分の楽器がイヤになるぐらいやるっていうことに尽きますね。ギターだったら、弦を押さえる指先が硬くなって、皮が破れるぐらい、血だらけになるぐらい練習することです。僕とれなは以前のLilacの時に未経験の状態からギターを始めたんですけど、「はい、やって! 3ヵ月後に本番だよ!」って言われて「えっ!?」ってなって、ボロボロになりながら1日5~6時間は練習しました。だから本当に、練習量が一番だと思います。
れな すぐに弾けるようにはならないよね。
あつし センスもあるし、手の器用さもあるんですけどね。メチャクチャにセンスがあってメチャクチャ器用な人だったら、ギターは3日で弾けます。
れな ホントに?
あつし 僕は2週間かかったんですけど、過去に3日で弾けるようになったヤツがいるんで。僕のギターの師匠なんですけどね。課題曲があって、「これを1週間で弾けるようになろう」って始めたんですけど、ソイツは3日でマスターしてて。
れな えーっ? 天才じゃん! 私、3日なんて絶対ムリだよ!
あつし その人にも教えてもらってたからね。毎日家に行って教えてもらったから。それがあったので、より伸びましたね。
アル ドラムは余計に大変なんですよ。ドラムセットが家にないし、家でやったら近所迷惑じゃないですか。だから段ボール箱とかを置いて、さっき話した手首を柔らかくする練習を含めて、とにかく両手で叩き続けるというのをひたすらやりました。最大で、1日7時間やったこともあります。
しんや やっぱり練習をたくさんするのが一番なんですけど、ベースは弦を押さえるのにもけっこう力が必要なので、スマホを見てる時も空いてる方の手はずっと器具を使って握力を鍛えてたりしてました。演奏をしなくてもいいから、とりあえず弦をはじくだけでもやって、指先が硬くなっても痛くないようにという練習を、とにかくやってました。それしかないと思います。
──番組では全てを追うことはもちろんできないわけで、映っていないところでの努力があったからこそというわけですね。さて、今回はYouTubeの画面越しに1万3000人が見てくれたわけですが、これからはそれぐらいたくさんの人が生で見てくれる場でも演奏することに……
あつし ならなくちゃいけないですよね!
しんや これで調子に乗ってちゃいけないですよね。「デビューできた、ラッキー!」じゃなくて、ホントにこれから意識を高めていかないと。
こころ 「メジャーデビューできました! イエーイ!」っていうノリじゃ、もうダメだよね。見てくれる人も「プロなんだから」っていう目になると思うので、今まで以上に練習と……頑張らないといけない、のみ! ですね。
アンネ 今日見てくれた方々もそうですし、「テレパシー」を聞いてくれる方々全員に、「このバンドいいね!」とか「この歌いいね!」って納得してもらえるような演奏ができないと。特にボーカルって、うまい下手関係なく、目立つじゃないですか。だから人一倍練習しないといけないし、私が笑顔で歌ってなかったら全体が暗く見えてしまうので、気を引き締めて頑張っていかないといけないなと思います。
夢はでっかく……ドームツアーと“あの番組”!
──まあでも、今日はメジャーデビューが決まっためでたい日でもあるので、これからの夢を聞かせていただきましょうか。
アンネ 夢はでっかく持つことが大事だから……日本全国を回って、最終的に全部のドームを埋めたいです! (小声で)ちょっと大きすぎたかな?
あつし いや、大きい方がいいよ。
れな えーっ、ムズい!
アンネ もっと大きい夢にする?
れな もっと大きいのって何だろ? えっ、世界?(全員、笑い) でも、私も自分の好きなバンドを見て「カッコいい!」とか「私もこんな風になりたい!」って思う時があるんですけど、Lilacも、まだ楽器を触ったことがない子とかに、「Lilacのこの人みたいに弾けるようになりたい!」って思ってもらえるところまで行きたいです。
あつし 全国ツアーもまずしたいし、ドームも埋めたいんですけど、まだ持ち曲が2曲しかないのでコンサートとかはできないから(笑)、これから曲数を増やしていきたいですね。それから、今の僕らを見てくれてる人たちって10代、20代が多いので、老若男女、全世代の人たちが聴いてくださるようなバンドを目指していければなと思います。
アル 自分は、武道館で工藤大輝さんと共演したいです。
全員 おお~!(拍手)
アル 恩返しも兼ねて。そこから行けるところまで行きたいです。
こころ 私はアルバムを出したいです。今の2曲も配信のみでCDにはなってないので、形に残るもので「Lilacです!」って言えるものがほしいですね。CD屋さんの店頭にLilacのCDがワーッと並ぶようにしたいです。
あつし おお~、いいねえ!
しんや 全国を回って生の演奏を届けたいですし、地上波デビューもしてみたいです。地上波の番組に出て、Lilacのことを知らない人ばかりに見ていただきたいなと思います。
──今のうちに、出たい番組を言っちゃいますか(笑)。
しんや 出たい番組ですか……。
あつし 一つしかないやろ!(笑)
しんや ミュージック・ステーションですかね。
全員 おお~!
──あの階段を降りてくるわけですね。
全員 おお~! ♪ティリティティ~(と、オープニングの曲を歌い出す)
あつし タモリさんの横に並べたら、一生の思い出になるな(笑)。
アンネ 渋谷の109の広告に載りたい!
しんや ああ、あのデッカいヤツ!
こころ Lilacのトラックとか。
れな いい! 渋谷とか走らせたい!
アンネ 一つずつ、やれたらいいね。
──でもこの勢いなら、一つずつどころか次々に叶ってしまうのでは?
あつし いやいや、難しいですよ!
れな 調子に乗らないように、練習しようね!
あつし ここまでがうまく行き過ぎちゃってて、正直不安ですから! でもテングにはなってないので、大丈夫です!
──ではこれからの躍進を楽しみにしてます! ありがとうございました!
Lilac
「テレパシー / Hello ~2020~」
2020.2.19 on sale
☆Lilac メジャーデビューシングル配信開始!
試聴はこちらから
https://avex.lnk.to/Lilac
☆「恋する🖤週末ホームステイ」
⻘春バンドリアリティーショーをAbemaTVで配信中
https://abema.tv/video/episode/90-1322_s1_p2001
ライター
高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。