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【福山絢水】稽古期間から本番まで「私は空手部のエースだ!」と思って強く生きようかなと思ってます【ACTORS STAND】

2024.03.15
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エイベックスに所属する俳優陣の集い場「ACTORS STAND」の第1弾作品として、4月17日~21日、赤坂レッドシアターで上演される『無垢ども』(大野大輔/脚本・演出)のキャスト連続インタビュー。3人目は、生徒会長・神宮寺紗英子の用心棒的存在で極真空手黒帯の武闘派少女「久松京子」を演じる福山絢水さんの登場です。激しいアクションがある一方、極端に無口という役柄で、かなりなチャレンジとなるようですが、そこへの意気込みとは?


「久松京子」は超無口。台本を読んでいて「セリフが少ない!」と(笑)。



──今回、この「ACTORS STAND」という企画に参加することになって、どう思いました
か?


福山 エイベックス所属タレントだけの舞台と聞いて、今までみんなで何かするということもなく、個人個人でやってるイメージだったので嬉しかったですし、今回は俳優をやられている先輩方と一緒に演技ができるということで、勉強させていただけるいい機会だなと思いました。

──ご自身も昨年、2本の舞台を経験されているから「俳優」じゃないですか(笑)。

福山 まだまだ、先輩方に比べて経験も浅くて、全然初心者なので、ベテランの方たちと間近で一緒にお芝居できるというのはすごく楽しみだなと思ってます。

──その先輩方、共演者の方々と面識は?

福山 花音ちゃんとはわりと前から一緒にお仕事したり、プライベートでも遊ぶくらい仲がいいんですけど、舞台のお仕事を一緒にやるというのは初めてです。あと、平(美乃理)ちゃんは1月の「晴れ着お披露目会」で会って、コレクションでも一緒だったことがあって……まだ2~3回ぐらいしかお会いしたことがなくて。他の方たちとは、ほぼほぼ初めましてですね。

──今回の作品『無垢ども』のストーリーについてはどういう印象ですか?

福山 熟成肉に焦点を当てながら、今の時代に添った、ジェンダーの問題とか学校の問題とかを取り上げた今どきな内容だなと。それから、生徒たちが弁論をするんですが、その弁論がけっこうリアルで、お互い折れない感じとか、それこそ花音ちゃんが演じる「神宮寺紗英子」とかは「ここまでして勝ちたいんだ」と思うような、人の“悪”なところがけっこう見られるので、リアルで面白いなと思いました。

──弁論が中心のストーリーの中で、福山さんが演じる「久松京子」は「極真空手黒帯の武闘派」なんですよね(笑)。



福山 そうなんです!(笑) 私の役は空手部のエースということで、私もそれを聞いてビックリしました(笑)。学生の時も、体育会系というよりはずっと文化系寄りで。ダンス部に入っていたことはあるんですけど、筋肉を使ったりっていうのはほとんど通ってこなかったので、まさか私が空手部の役をやるとは思ってなくて。でも逆に、役としてやらせていただけるので、稽古期間から本番までは「私は空手部のエースだ!」と
思って強く生きようかなと思ってます(笑)。

──他の方が演じるキャラクターで、「京子との壮絶アクションに期待!」と説明に書かれているところがあって、「あ、壮絶アクションがあるのか」と分かったんですが……。

福山 (笑)。台本を読んだら初めて聞くような技?みたいなのがいくつかありました(笑)。「京子、●●する」みたいに書いてあるんですけど、どんな動きなのか分からなくて(笑)。「あ、何か技が入るんだな」と思って、稽古で動きをつけていただくのが楽しみです。

──アクションという点ではどうですか?

福山 いずれ挑戦はしてみたいなと思ってたんです。運動神経が悪いわけではないので、ここで空手とかに目覚めてしまうかもというのはあるんですけど(笑)、いい機会なので、自分を試してみたいです。

──「武闘派」というところも含めて、「久松京子」というキャラクターについてはどう思っていますか?

福山 京子が他のキャラクターと一番違うのは、全然しゃべらないところなんですよ。ホントに無口すぎて、逆にアクションや動きで表現するタイプです!

──無口!

福山
 私も台本を読んでいて、「京子、アクション」「京子、登場」はあるのにセリフがなかなか無くて驚きました(笑)。でも逆に、京子はセリフがなくても、いるだけで存在感があるような大事な役なのかなとは思いました。

──キャラクター紹介に「口数が少ない」とは書かれているんですが、本当に無口なんですね(笑)。

福山 しゃべらなくても伝わるぐらいの空手部のエース感を出すのはけっこう大変だろうなと思うんですけど、稽古期間に極めていきたいと思ってます。

──もちろん、格闘技経験はないですよね?

福山 一応、キックボクシングはちょっとだけやったことがあります。ダイエットを兼ねてだったんですけど、そのぐらいで。でも、蹴りは強いらしいです(笑)。

──そうなんですね(笑)。他の出演者のインタビューで、「殴られる場面があります」という話も出ていたんですが……。

福山 あ、殴るのは私です(笑)。京子がやられることは一回もなくて、気付いたらみんな倒れてるみたいな感じで(笑)。そんな風に強い人になれたらと思うので、憧れますね。


いろんな役を演じて、将来は朝ドラに出演したい!



──先ほども少し出ましたが、去年2作の舞台を経験されていて……「その経験がどう生きますか?」とお聞きしたかったんですが、全然違いそうですね(笑)。

福山 そうですね、今までやってきた役柄とも全然違うので、またイチからスタートという感じなんですけど、それが逆にうれしいです。同じような役よりは、この後もいろんな役を演じていきたいなと思っているので、今回も新しい役で嬉しいなと思います。

──「舞台というお仕事」という点ではどうですか?

福山 思っていたよりも、声の出し方が大事なんだなと思いました。演技ももちろん大事なんですけど、声の出し方だったり身振り手振りだったり、セリフがない時の立ち振る舞いなんかは映像と全く違ったので、そこはすごく勉強になりました。あと、稽古期間というのが初めてで、最初は「すごく長いな」と思ってたんですけど、実際にやってみたら全然そんなことはなくて。逆に、1日1日みっちりやらないと足りないぐらい、大変なんだなとは感じました。

──その経験を踏まえて、今回はどうしていきたいですか?

福山 今の段階ではまだキャストの皆さんとの仲を深められてないので、お芝居の話やプライベートの話もしていって仲を深められたら、いい作品が出来上がっていくのかなと思うので、皆さんといろいろお話ししてみたいです。

──その中でも、先ほど出たように花音さんとかプライベートでも仲のいい人がいるというのは……。

福山 心強いですね。ホントに皆さんはじめましてだと、私もけっこう人見知りしちゃうので(笑)。そこは花音ちゃんも含めて、フレンドリーにいろいろ話せたらなと思います。

──稽古から本番まで長丁場ですし、体も使う役柄ですし、体調管理も気をつけないとですね。

福山 そうですね、やっぱり体調がよくないと何もかもうまくいかなくなるので、体には気をつけていきたいと思います。

──体調管理のために特にやっていること、やりたいなと思っていることはありますか?



福山 適度な運動は心掛けてます。ジムにも週1ぐらいで通ったり、代謝を上げるために、夜はお風呂にしっかり20分以上は浸かるようにしてます。もともと湯船に浸かるのが苦手だったんですけど、ここ1年ぐらいはほぼ毎日浸かるようになって、体の温度が上がってるからか、むくみとかも取れてスッキリしますし、わりとルーティーンになってますね。体調を崩しにくいのはその効果があるからなのかなと思っているので、今回の期間中は集中的に、朝も夜も入っていこうかなと思います(笑)。

──体を冷やさないのは大事ですからね。アクション面での役作りのためには、何かやろうとしていることはありますか?

福山 キックボクシングはしばらく空いちゃっていたので、これを機にまたスタートしてみよう
かなと思ってます。

──今回の作品、お客さんにはどう楽しんでほしいですか?

福山 内容的にはシビアなストーリーなんですけど……、是非その迫力を味わってほしいです。私はあまりしゃべらないんですけど(笑)、他の登場人物はすごくセリフも多いですし、弁論だから勢いが大事だと思うので、それが伝わるぐらいの迫力があると思います。あと私は、空手のアクションが中心なので、新しい私を見てもらえたらうれしいです。

──見せどころがたくさんありそうですね。

福山 本当にそうですよね(笑)。今の時点では私もどんな風になるのか、全くイメージが湧いてないんですけど、いい作品にできればなと思っています。

──そして、ここから先は個人的にどうしていきたいですか?

福山 舞台はやっていて楽しくて、自分に合ってるのかはまだ正直分からないんですけど、1作終えるたびに自分自身も着々と成長できてるなと感じているので、今回の作品も経て、また新しい舞台にもチャレンジしていきたいですし、映像でのお芝居もどんどんチャレンジしていきたいです。俳優のお仕事でどんどん幅を広げていけたらと思ってます。

──その中で、究極的にやりたいこととかはありますか?



福山 NHKの朝ドラに出たいです。小さい頃からおじいちゃんがずっと朝ドラを見ていて、私も学校に通うようになってからは毎朝録画して、帰ってきてから見るという楽しみがあったので、いつか私も出演して、おじいちゃん、おばあちゃんに見てもらいたいなというのが夢ですね。

──その夢のためにも、今回の作品、頑張ってください。ありがとうございました!

 
撮影 長谷英史



ACTORS STAND Vol.1 『無垢ども』
 


日程:2024年4月17日(水)~21日(日)
場所:赤坂RED/THEATER

脚本・演出:大野大輔(AOI biotope)

出演
平美乃理
花音、福山絢水/中山優貴
松村優、桑畑亨成、佐藤颯人
瀬尾タクヤ(ゲスト出演)
高柳明音/砂川脩弥

制作:AOI Pro.
主催:エイベックス・マネジメント・エージェンシー株式会社


【ACTORS STAND WEBSITE】
https://actors-stand.com/

【ACTORS STAND X】
https://twitter.com/ACTORSSTAND



【福山絢水 WEBSITE】
https://avex-management.jp/artists/model/fukuyamaayami

【福山絢水 Instagram】
https://www.instagram.com/aya__m02/

【福山絢水 TikTok】
https://www.tiktok.com/@ayamin.1102

【福山絢水 YouTube】
https://www.youtube.com/channel/UC7pgQKr3zvUwsdSpOuUJBLQ

【福山絢水 X】
https://twitter.com/ayamimaruko


高崎計三
WRITTEN BY高崎計三
1970年2月20日、福岡県生まれ。ベースボール・マガジン社、まんだらけを経て2002年より有限会社ソリタリオ代表。編集&ライター。仕事も音楽の趣味も雑食。著書に『蹴りたがる女子』『プロレス そのとき、時代が動いた』(ともに実業之日本社)。

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