今年で18回目を迎えた「a-nation」。
7月20日の青森公演で今年の幕を開けたが、
三重公演は残念ながら台風の影響により、
2年連続の中止となった。8月3日、
8年ぶりの福岡公演の会場は、a-nation初開催となる「
シーサイドももち海浜公園 地行浜地区」。ビーチに設置されたステージの横は海。
時折吹く海風が一服の清涼剤となる絶好のロケーションに、
8000人が集まりアーティストたちの全身全霊を込めたパフォー
マンスに最高の盛り上がりを見せた。
トップバッターは、ダンス&ボーカルグループのDa-iCE。
昨年の長崎公演に続き2年連続で九州のステージに登場。
オープニング曲『エビバディ』
からオーディエンスが大きく手を振り上げて盛り上がる。
一糸乱れぬ5人のダンスパフォーマンス、
そして大野雄大と花村想太の熱いボーカル。
1曲ごとに会場の盛り上がりは増していき、
オーディエンスの手が高く振られる。『FAKE ME FAKE ME OUT』
ではスタンドマイクを利用したダンスパフォーマンスも披露。
ライヴでも盛り上がり必至のキラーソング『パラダイブ』では、“
ハレルヤ~”のフレーズに合わせて一斉に回される5人のタオル。
それに呼応するようにオーディエンスもそれぞれ持参したタオルを
回す。その光景は壮観で、
彼ら渾身のステージをオーディエンスとともに作り上げた。
先に登場したDJが福岡ならではの曲でオーディエンスを温め、
DJの「HAN」、オーディエンスの「KUN」のコール&
レスポンスの後、大ヒット曲『純恋歌』
のイントロとともにHAN-KUN登場。“目を閉じれば、
は歌わない~”と、まさかドS発言で会場を笑いで包み込む。
HAN-KUNの「回せ」
の声でオーディエンスは一斉にタオルを回し、
ジャンプに合わせて跳ぶ。そして、『Reggaeman』で“
当たり前だろレゲエ好き”のコール&レスポンスを繰り広げ、
会場の一体感はさらに増す。『ハンパねぇ』に乗せながら、
絶妙なライム? トーク?で他アーティストのファンをも巻き込んでいくHAN-
KUNは、さすがにハンパねぇ。“ずぅっと ずぅっとぉ~も歌わない”と歌いつつも、
アカペラで少しだけ披露。そして、レゲエにアレンジした『
海の声』、『ひまわりの約束』、『あなたに』
をしっかりと聴かせながら、サビでは大いに盛り上がる。最後は『
#IROIRO』。歌詞を“必ずまた会おう 福岡で”とお約束アレンジにしてステージを締めた。
40代でavexから今年3月にデビューした福岡のローカルタレ
ント、ゴリパラがここで登場。今や全国区となり、デビュー曲『
オン・ザ・ロード』はオリコン週間チャート9位を記録(
MCにて斉藤は6位と盛っていた?)。10~
20代を中心にしたオーディエンスはノリノリで、
九州のおじさんの星と言われた人気が伊達じゃないことを示す。
HAU-KUNが作ったオーディエンスとの一体感を次のナオト・
インティライミへとつなぐという大役を果たした。
ドラムセットを担ぎ、ラッパも付け、ギターを下げて、
まるで大道芸人のような姿でシングルメドレーを歌い、
まずは会場をひとつにしたナオト・インティライミ。博多弁の“
しとったっちゃんねぇ”をボイスパーカッションに交えて披露し、
さらに一体感がアップしたところで、
畳み掛けるように大ヒットチューン『いつかきっと』。
これで盛り上がらないわけがない。最新シングル『花』
を彼らしく熱唱すると。『The world is ours!』では、独自のラテンノリ?
のダンスを繰り広げながら、
オーディエンスとともに晴れ渡った空を指差す。
そしてライヴの定番と言える『カーニバる?』。
ここで独自のダンスパフォーマンスを見せつけ、
オーディエンスを巻き込んでのジャンプ! 「もっといける」とあおりながら、さらに高いジャンプを要求。
さらに“シャララ~”の大合唱から、
最後にこのステージで一番高いジャンプを全員で跳び終了。
ビート感を強めたロックとダンスをミックスしたアッパーチューン
で盛り上げたのはlol-エルオーエル-。
美しいボーカルと疾走感に溢れたライムのハーモニーで聴かせたり
、力としなやかさを感じさせる独自のダンスを見せたり、
変幻時代のステージングでオーディエンスを魅了する。
これに合わせて会場のあちこちで踊り始まる人が続出。
わずかな時間ながらも、
彼らのポテンシャルを見せつけるには十分だった。
ももち浜の会場に、ハワイの爽やかな風を運んできたのは平井 大。軽やかでありながら、
どこか哀愁を漂わせる彼のウクレレサウンド、
それに乗る彼独特のメッセージがオーディエンスを心に突き刺さる
。どこか懐かしさのあるミドルチューン『Beautiful Journey』では横、『Summer Queen』で縦、『Slow&Easy』で横、
とノリを自在に操りながら、会場を心地いい雰囲気に包んでいく。
必要以上にオーディエンスをあおることもなく、
手拍子を求めることもなく、彼らしく自然体で歌い続ける。
だから、
会場を埋め尽くしたオーディエンスもフリースタイルで盛り上がる
。『THE GIFT』が彼のラストナンバー。映画「ドラえもん」
の主題歌となったこの曲に、
オーディエンスはじっくりと耳を傾けた。
4人のダンサーを従えて姿を現した途端に湧き上がる歓声。
ワンショルダーのセクシーな衣裳に身を包み、
歌って踊る宇野実彩子 (AAA)は存在感たっぷり。1曲目の『Lock On』を歌い、「a-nation、盛り上がって行くよ!」
と声を掛ければ、両手を上げて歓声で応えるオーディエンス。
MCでは「最高の空にカンパーイ」
と会場に集まった全員と晴れ渡る空を祝福。
可愛いサウンドを盛り込み夏らしい曲の『Summer Mermaid』ではマーメイドダンスを披露。
無数のシャボン玉が飛び交うサビで、
オーディエンスとともにジャンプした『Mint』。
陽が傾きはじめ、
涼しい風も吹き始めたが曲を追うごとに会場のボルテージは上がる
一方。ラスト『#one_love_pop』
ではオーディエンスとともにタオルを振って、
最高の一端噛んでボルテージは最高潮へと達した。
宇野実彩子 (AAA)
への歓声にも負けない大歓声に迎えられたのはSHINJIRO ATAE (AAA)。
重低音炸裂のダンスチューンでキレのあるダンスを6人のダンサー
とともに見せつけ、歌い上げる。
ド迫力のパフォーマンスに圧倒されつつも、コール&
レスポンスにはしっかりと応えるオーディエンス。
ステージを左右に移動しながらファンに歌とダンスを届ける度に歓
声が沸く。『GOLDMINE』
では6人との息の合ったフォーメーションダンスで魅せる。『
Your Only Live Once』はタイトルを告げただけで歓声が上がるほどの人気曲。
渾身の歌で聴き入らせた後は、再びアッパーチューンの連打。
ラストの『California Dreaming』では、会場全員がタオルを回し、
ヒートアップした状態のまま終了。
フィナーレを飾るのは、宇野実彩子 (AAA)とSHINJIRO ATAE (AAA)のまさかのコラボ。本来ならば、
7月27日の三重公演で初披露のはずだったが、
あいにくの台風で中止に。よって、
この福岡公演が2人の貴重な初ステージとなった。1曲目は『
風に薫る夏の記憶』。
夕暮れの柔らかな光が届き始めた時間に聴くこのナンバーはかなり
ハマる。
ミディアムメロウなナンバーにうっとりとするオーディエンスだっ
たが、2人がすれ違うと思わず悲鳴を挙げる。『さよならの前に』
はイントロが流れただけで歓声。
オーディエンスも一緒になって口ずさむ。
MCでは2人で初コラボの感想を「
他メンバーのパートを歌うのは新鮮」などと言い合いながら、
話は脱線し、この日出演したアーティスト最長のMCとなった。
福岡公演最後は『LIFE』。
イントロからオーディエンスは両手を振り上げ、
全身でリズムを取り、2人に合わせて踊る。
この日最高の盛り上がりを見せ、
空がオレンジの光に染まり始める頃、
すべてのステージが終わった。
この他、クラブイベントなどでも活躍するAmaryllis Bombは、この日リリースした新曲などを披露。
迫力あるバントサウンドで歓声を浴びたのはマルチバンドのRe:
ply。
金浜菜夏美はキャッチーな歌声を生かしたポップな曲でその実力を
示す。avex artist academyの精鋭によって繰り広げられたダンス&
ボーカルパフォーマンスは、そのレベルの高さに驚く。
正式メンバーの座をかけたサバイバルユニットa-genicは、
ライバルでありながらもチームワークのいいパフォーマンスを見せ
る。
ハイトーンボイスを駆使してロックチューンでオーディエンスの心
を掴んだのはBeverly。昨年の長崎に続き、
2年連続で九州公演のステージに登場した九星隊(
ナインスターズ)。こうして、
ビッグネームから期待の新星までバラエティ豊かなアーティストが
一堂に介し、大いに盛り上がったこの日。本フェスは8月17日、
18日に行われる大阪公演でフィナーレを迎える。
そこではどんなパフォーマンスが繰り広げられるのか? 令和最初のa-nationはまだ終わらない。
【開催概要】
■公演タイトル
a-nation 2019 / a-nation 2019 FUKUOKA powered by GALAPAGOS
■日時/会場
【福岡県】8月3日(土) シーサイドももち海浜公園 地行浜地区 特設会場
【大阪府】8月17日(土)・ 18日(日) ヤンマースタジアム長居
■オフィシャルサイト
http://a-nation.net/ (PC・携帯・スマートフォン共通)
■チケット種類
福岡 スタンディング ブロック指定/9,000円(税込)
大阪 ①一般指定席(光るウチワ付き)/9,800円 (税込)
②着席指定席(光るウチワ付き)/9,800円 (税込)
③通し券一般指定席(光るウチワ付き)/17,000円(税込)
④通し券着席指定席(光るウチワ付き)/17,
000円(税込)
※他注意事項はオフィシャルサイトをご確認下さい。
■チケット販売
http://r.y-tickets.jp/anation2019
■公式SNS
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