睡眠の質を高めたい人におすすめのアイテムが、オーダーメイド枕です。興味はあるけれど、さまざまなメーカーが取り扱っているので何を選べばよいかわからないと感じている人も多いのではないでしょうか。
そこで本記事では、オーダーメイド枕の魅力を紐解いたうえで、おすすめ商品を紹介します。さらに、選ぶときに確認したいポイントや注意点も解説するので、枕選びの参考にしてみてくださいね。
目次
なぜ人気?オーダーメイド枕の魅力
オーダーメイド枕は、一人ひとりの体型や骨格を計測したうえで、適した姿勢で寝られるように作られた枕です。枕の高さや中身などを変えて市販品ではできない微調整をすると、眠りに適した姿勢を取って快適に寝られるようになります。
オーダーメイド枕にはいくつもの魅力があるので、まずは詳しく見ていきましょう。
睡眠の質が改善される
オーダーメイド枕を使うと正しい姿勢で眠れるようになるので、睡眠の質が改善し、ぐっすりと眠れるようになります。枕は、睡眠の質に大きく影響するアイテムです。眠りが浅いと感じている人は、高さの合っていない枕を使って体に負担をかけている可能性も。
体に合う枕を使えば、筋肉の緊張が解けやすく、すぐに脱力できます。寝るときにきちんと脱力できると、血行が促進されて深く眠れるようになるでしょう。自分に合った枕を使って睡眠の質が改善されれば、疲労やだるさなどの解消も期待でき、日中のパフォーマンス向上にもつながります。
正しい寝姿勢は立ったときと同じ状態と言われているので、立った状態を再現できるようなオーダーメイド枕を作ると睡眠の質が改善されるでしょう。
体の不調改善に役立つ
高さや素材を細かく指定して自分の体に合う枕を作れば、体の不調改善にもつながります。高さの合わない枕を使い続けることで、頭部や頸部と敷布団のあいだに隙間が生じ、肩甲骨が外側に開きます。肩甲骨が外側に開くと、肩が前に出て背中が丸まる猫背の状態になってしまいます。
日常生活を送っているときだけでなく、寝ているときにまで猫背のような状態になってしまうと、肩凝りや首の痛みを招きやすくなるでしょう。体に合う枕を使えば正しい姿勢で眠れるようになるため、これらが緩和される可能性が高いです。
また、枕が合わないせいで寝返りが打ちづらくなり、腰に負担がかかって腰痛を引き起こすことも。さらに、よくない姿勢で眠ることで気道が狭くなり、いびきをかきやすくなる問題もあります。
細部まで自分の体にあわせた枕で眠ることで、これらの不調を解消しやすくなります。
店舗で注文するものだけでなく、通販できるものもある
完全オーダーメイドの枕は、自分に合うように細かく調整できるのが魅力です。ただし、体型や骨格を正しく測定するためには、店舗に足を運ばなければなりません。近くにオーダーメイド枕を作れる店舗がない人や、忙しくて店舗に行く時間が取れない人は、自分に合う枕を作りたくても作るのが難しいでしょう。
そのような場合には、通販で購入できるセミオーダータイプの枕がおすすめです。セミオーダーメイドでは、素材や高さを指定して自分の好みに近い枕を注文できます。店舗に行かなくてもオンラインで注文できるため、忙しい人でも安心です。また、セミオーダーの枕はオーダーメイド枕に比べて価格が安く設定されていることが多いので、手軽に試せるメリットもあります。
オーダーメイド枕を選ぶときに確認すべきポイント
本当に自分に適した枕を作るためには、さまざまなポイントを確認する必要があります。多くのブランドでオーダーメイド枕を取り扱っているため、以下のポイントをチェックしながらどこで枕を作るか決めましょう。
種類
オーダーメイド枕と一口に言っても、さまざまな種類があります。種類によって特徴が異なるので、どのブランドがどのような枕を取り扱っているのか事前に確認しておくと安心です。
オーダーメイド枕の種類として、まず中身の素材を選んでポケットに詰めるタイプがあります。枕ひとつにいくつかの部屋があり、それぞれに素材を詰めて理想の1品を作り上げる枕です。
多いものであれば10個以上のポケットがあるため、場所によって素材を分けたり量を増減したりして細かく調整できます。せっかくオーダーメイド枕を注文するなら妥協したくない人や、細部にまでこだわって枕を作りたい人におすすめです。
オーダーメイド枕は、素材を選んで層を重ねるタイプもあります。平面にいくつものポケットがあるだけでなく、複数の層が重なってできているので、層ごとに異なる素材を入れることが可能です。床に近い層には硬めの素材を入れて安定させ、頭に近い層には柔らかめの素材を入れて寝心地をよくすることもできます。素材だけでなく、寝心地も重視したい人に適しているでしょう。
さらに、シートの枚数を変えて、高さ調整をおこなうオーダーメイド枕もあります。柔らかさや厚みが異なるシートを重ねることで、肩こりや首の痛み、腰痛などの不調の改善につなげることが可能です。
サイズ・高さ
オーダーメイド枕を作るときは、枕のサイズも確認しましょう。枕を選ぶときは頭3つ分の幅がベストサイズと言われていますが、寝返りをよく打つ人は幅が広いものを選ぶと安心して眠れます。店舗のカウンセラーと相談しながら、適切なサイズに作ってもらってくださいね。
また、枕の高さは睡眠の質に直結する重要なポイントです。より自分の体に合う枕に仕上げたい場合は、mm単位で調整できるところで注文するとよいでしょう。さらに、使っているマットレスによって最適な枕の高さが変わる場合もあります。店舗を訪れた際にマットレスの商品名や素材などを伝えると、よりフィットする枕に出会えるでしょう。
中身に使われる素材
枕の中身に使われる素材は、たくさんの種類があります。素材によって硬さや通気性、保温性などが変わるので、素材が選べる商品の場合は寝心地や扱いやすさを考慮して選んでみてくださいね。
代表的な素材の特徴を確認しておきましょう。パイプ系を使用すると、硬めの枕になります。通気性がよくホコリも出ないのが魅力で、洗濯可能なので衛生面を重視したい人におすすめです。パイプ系はさまざまな素材が使われるので、硬さや寝心地などを必ず確認しましょう。
昔ながらのそば殻は、放熱性と通気性に優れています。適度に硬いため頭が必要以上に沈みにくく、高さを調整して適切な姿勢を保ちやすいのが魅力です。一方、定期的に陰干しをしなければならず、メンテナンスをしなければ虫が湧いてしまうことも。また、そばアレルギーの人には向きません。
羽毛や羽根は、保温性の高さと通気性のよさを併せ持っているのが特徴です。夏は蒸れにくく、冬は暖かく使用できるので、快適性を重視したい場合に向いています。ただし、天然素材なのでアレルギーのある人には適していません。
ポリエステル綿は、ふわふわとした素材で柔らかく、手頃な価格で入手できます。ホコリが発生しにくく、丸洗いできるのも特徴です。一方、ボリュームのある枕を購入してもほかの素材よりへたるのが早く、耐久性が低いため頻繁にメンテナンスをする必要があります。
低反発ウレタンは、柔らかくクッション性が高い素材。頭の形にあわせて変化するので、仰向けにも横向きにもフィットするのが特徴です。放湿性が低いため、定期的に陰干しをすると快適に使えるでしょう。
近年クッションでも人気を集めているビーズは、フィット感に優れています。しっかりとサポートしてくれるため、意外にも硬めの寝心地です。正しい姿勢をキープしてくれる一方で、ビーズの入れ方によっては寝返りがしにくくなるケースもあるので覚えておきましょう。
店舗の場所
どこに店舗があるのかも、オーダーメイド枕を作る前に確認したいポイントです。オーダーメイド枕を作るためには、サービスを提供している店舗を訪れなければなりません。店舗が近くにないと行きづらく、メンテナンスを頼むのも大変です。
店舗数が多いブランドであれば、メンテナンスを依頼したり気になることを相談したりするのもスムーズにできます。また、全国に店舗を構えているブランドなら、引っ越しが多い人も安心して利用できるでしょう。
メンテナンスの有無
メンテナンスがあるかどうかも、購入する際に確認しましょう。オーダーメイド枕は、長く愛用してもらうことを前提としている商品です。そのため一度作って終了ではなく、定期的なメンテナンスを推奨しているブランドもあります。
枕は使用期間が長くなるとどうしてもへたってきます。素材を追加するなどして高さをもとに戻すメンテナンスを定期的におこなうことで、長く快適に使用することが可能です。一定期間メンテナンス無料としているブランドもあるので、いつまで無料なのか確認しておきましょう。メンテナンスが有料の場合は、料金もチェックしておいてくださいね。
洗濯の可否
洗濯の可否も、オーダーメイド枕選びでは重要なポイントです。毎日使う枕は、意外と汚れやすいもの。陰干しでメンテナンスができるものもありますが、より清潔に使うためには、丸洗いできるものを選ぶとよいでしょう。
素材によって洗濯できないものもあるため、購入する前に洗濯できるかどうかチェックしておくと安心です。
おすすめオーダーメイド枕9選
まずは、オーダーメイド枕のブランドから見ていきましょう。自分に合う枕を細かく調整したいと考えている人は、店舗を訪れて計測したデータから作ってもらうオーダーメイド枕がおすすめです。
マイまくら
マイまくらは、日本で初めてオーダーメイド枕を作った歴史あるブランドです。独自の測定器で全身のラインや部位ごとにかかる圧力などを読み取り、頭にフィットするよう理想的な枕に仕上げてくれます。仰向けでも横向きでも快適に寝られるように高さを調整してくれるのも嬉しいポイントです。
マイまくらのオーダーメイド枕は、中身の素材を選べません。首や頬に当たる部分は粒わた、首と頭を支えて高さを出す部分には備長炭ビーズなど、寝心地を重視した最適な素材が決められています。
また、枕の高さを調整するメンテナンスが永年無料になるのも特徴。へたってきても納得いくまで直してもらえるので、10年以上愛用している人も少なくありません。さらに自宅でも洗えるため、衛生的に使えるのも魅力です。
山田朱織枕研究所
山田朱織枕研究所は「睡眠姿勢革命」を目指し、枕や布団などの寝具を販売しています。実際に枕を購入した50,000人の顧客データを解析し、測定方法を検証してオーダーメイド枕に活かしているのが特徴です。
オーダーメイドの枕は「整形外科枕」と言い、高さを5mm単位で調整可能。作ったあとのメンテナンスは無料で受けられるので、使い続けて調整が必要になったときも安心です。枕のサイズについても、標準サイズのほか、縦も横も標準より大きなワイドサイズも用意されているので、寝返りをたくさん打つ人も安心して使えます。
枕には、直営の計測所などで調節してもらうタイプの枕と、自分で高さを調節できるタイプの枕が販売されているため、忙しくてなかなか計測に行けない人にも選ばれています。
FIT LABO
FIT LABOは、寝具を取り扱う西川が展開するブランドです。オーダーメイド枕は、大きさや調節できるパーツ数が異なる3種類から好きなものを選べます。
体のラインを仰向けと横向きで測り、データをもとに枕を作成。「オーダーメイドまくら プレミアム」なら10か所、「オーダーメイドまくら WIDE 70」と「オーダーメイドまくら REGULAR 63」は6か所素材を入れる場所があり、好みにあわせて5種類から素材を選べます。
枕のベースとなるウレタンの層を取り除けば自宅で洗えるため、衛生的に使えるのも嬉しいポイント。素材の量を変えて高さを調節するメンテナンスは、10年間無料です。オーダーメイド枕を取り扱っている店舗は、全国各地にあります。
まくらぼ
まくらぼは、オーダーメイド枕を取り扱っているブランドです。オーダーメイド枕は8つのポケットに分類されており、仰向けでも横向きでも快適に寝られるよう高さを調節できます。店舗では姿勢を確認しながら2mm単位で高さを調節してくれるため、自分の体にぴったりの枕を使えるのが魅力です。
8つのポケットに素材を入れることで高さや質感を調整しますが、選べる素材はなんと10種類。粒わたやソフトパイプ、ひのき粒など好みのものを入れられます。
ベースウレタンを取り出せば洗濯できるため、衛生的に使えるのも嬉しいポイント。計測して作るオーダーメイド枕のほか、来店不要で自分好みに高さを変えられる枕も取り扱っているので、忙しい人も利用できます。
じぶんまくら
じぶんまくらは、明治時代に創業した老舗寝具店が展開するオーダーメイド寝具ブランドです。スタンダードな「レギュラー」、上質な生地を使っている「プレミアム」、生地や形を選べる「頂」から選択できます。
レギュラーとプレミアムは14ポケット、頂は18ポケットを内蔵しているのが特徴です。細かくパーツが分かれているため、寝姿勢にあわせて微調整できます。中身の素材はそば殻タッチパイプやコルマビーズなど、8種類から選択可能です。
また、購入してからずっとメンテナンスを無料で受けられるのも魅力のひとつ。事前に予約をすれば、全国にある約145店舗のどこでもメンテナンスを受けられます。
睡眠改善研究室
睡眠改善研究室は、オーダーメイド枕とマットレスの専門店です。姿勢Drが監修した、体への負担軽減効果を高める商品を提供しています。
まるで包み込まれているような感覚で眠れるオーダーメイド枕で、肩や首に負担が集中せず快適な睡眠をサポート。仰向けだけでなく、横向きでも快適に寝られるように調整してもらえます。
できあがった枕にパーツや生地を追加したり交換したりする場合は費用がかかりますが、調整料金などは長期間無料です。枕の種類にもよりますが、最長で10年間保証が続くので長く快適に使えます。
西川
寝具を取り扱っている西川では、オーダーメイド枕も提供しています。睡眠科学やライフサイエンスの視点を取り入れ、快適に寝られる枕を作れるのが特徴です。
西川のオーダーメイド枕は、最大14か所に分かれていてそれぞれに適切な素材を詰めることができます。素材が決められているパーツもあれば自分で選べるパーツもあるため、寝心地を重視したい人も安心して利用可能です。西川の店舗にはたくさんのマットレスがあるため、自宅で使っているマットレスに近いもので枕を試すことができます。
枕のへたりが気になったら、何度でも無料でメンテナンスしてもらえるのも大きなメリット。さらに、西川では枕の除菌や消臭もしてもらえるため、衛生面が気になる人も安心です。
ピロースタンド
ピロースタンドは、寝具を専門に取り扱う西川のオーダーメイド枕ブランドです。4種類のオーダーメイド枕があり、もっとも安いものは10,780円で購入できるのでリーズナブルな枕を購入したい場合に適しています。
正しい姿勢を計測したうえで、2mm単位で高さを調整できるのがポイント。微調整を繰り返して、快適に眠れる姿勢を保てる枕に仕上げてもらえます。中身の素材は、洗濯の可否や硬さによって好みのものを選ぶことが可能です。
高さ調整は無料ではあるものの、商品によってその期間が異なります。短いものは1年間ですが、上位モデルは永久無料で調整が可能。用途に合わせて選択しましょう。
枕工房 待夢
枕工房 待夢(たいむ)は、東京都新宿区にある寝具店です。丁寧なカウンセリングや計測をおこなったうえで枕と中身の素材を選び、フィッティングによって調整されます。
購入した枕は1年間無料で調整してもらえるので、自宅で使って違和感を覚えた場合も安心です。中身の素材は硬さが異なる3種類から、枕のサイズはMサイズとLサイズから選べます。調整によって完成した自分だけの枕は当日持ち帰れるので、自分に合う枕が早く欲しい場合におすすめです。
おすすめセミオーダーメイド枕5選
オーダーメイドの枕が気になるものの、忙しくて店舗に行く時間が取れない場合や店舗が近くにない場合もあるでしょう。そのような場合は、通販で注文できるセミオーダーメイドの枕を利用してみてください。
ロフテー枕工房
ロフテー枕工房では、店舗でデータを計測し最適な枕を提案してもらえるほか、通販でセミオーダーメイド枕の注文も可能です。オーダー用のハガキやサービスガイド、計測器が入ったキットを注文すれば、自宅で自分の最適な高さを測れます。計測結果をもとにハガキやWebサイトから注文すると、枕が届きます。
枕の高さや素材、ピローケースの色はそれぞれ3種類から選択可能。計測した高さだけでなく、好みを取り入れながら自分だけの枕を注文できます。枕のパーツは5つに分割されていて、細かく高さを調整しながら快適な寝姿勢を保てるのが魅力です。
まくら株式会社
まくら株式会社は、枕をメインとした寝具類を取り扱っている通販サービスです。60,000人以上のデータをもとにして、10種類のなかから7つのポケットに入る素材の量を1g単位で算出し、一人ひとりにあわせた枕を提供します。
質問への回答は5分ほどで完了し、枕は自宅に届くため、手間がかからないのが嬉しいポイント。寝具にこだわりたいけれど、店舗で計測するのは難しい場合に適しています。
枕が届いてから好みに合わないと感じた場合は、20日以内であれば交換や返品にも対応してもらえます。また、届いてから1年以内に枕が破損したり素材が漏れたりした場合は、無償で交換してもらうことも可能です。
布団のソムリエ
布団のソムリエでは、豊富な種類の寝具を揃えています。そのなかでも、老舗の枕工房と協力して作られたのがセミオーダーの「プレミアムフィット枕」です。
枕は4つのポケットで構成されており、それぞれの高さを1cm単位で指定できます。ポケットが多すぎないので、調節の手間を省きながら自分に合う枕を届けてもらうことが可能です。自分に適した高さがわからない場合は、サイトから5つの質問に答えるとちょうどよい高さを算出できます。
中身の素材はソフトパイプとハードパイプから選べます。すべてのポケットにはファスナーが付いていて、自宅でパイプを出し入れして高さの調節が可能。また、両面メッシュ生地を採用しているため、通気性に優れ蒸れにくいのも嬉しいポイントです。
TENTIAL
TENTIALは、スポーツテクノロジーとクリエイティブのブランドとして2019年に生まれました。体の調子を整えるための睡眠の改善を目指し、セミオーダーの枕「BAKUNE MAKURA」を販売しています。
枕は高さが違う4つのパーツで構成されており、抜き差しして6段階の高さ調節が可能。高反発と低反発の素材を採用し、通気性と寝心地を両立させています。
約70cmのワイドサイズであることに加え、中央部分が若干くぼんでサイドが少し高くなっているので快適に寝返りが打てるのが特徴です。首や肩にしっかりとフィットするので、心地よく眠ることができます。
エムール
寝具や家具を幅広く販売しているエムールでは、9種類から最適なものを選べるセミオーダー枕を販売しています。3種類の高さと3種類の素材を組み合わせることで、自分に合う枕を選択可能です。
素材は柔らかいポリエステルわたと普通のソフトパイプ、硬いミックスパイプから選べ、これらの素材と高さ調整シートの出し入れによって自宅で高さが変えられるため、快適な枕を手軽に使えるのが特徴です。
自分で簡単に調整ができるにもかかわらず、3,000円とリーズナブルな価格も嬉しいポイント。枕にこだわりたいけれど、できるだけ安く済ませたいと考えている人にも適しています。
オーダーメイド枕はどんな人におすすめ?
オーダーメイド枕はさまざまなブランドから特徴の異なるものが提供されていますが、そもそもオーダーメイド枕を使ったほうがよいのはどのような人なのか気になるところですよね。オーダーメイド枕は、睡眠に関する悩みを持っている人におすすめの商品です。具体的には、以下のような悩みがある人はオーダーメイド枕を検討してみるとよいでしょう。
眠れない、眠っても疲れが取れない人
オーダーメイド枕は、眠れない人におすすめです。自分の体に合う枕を使うと、寝るときに余計な力が抜けます。脱力できると血行がよくなり、寝付きやすく深い眠りに入る効果も。市販の枕を使っていて体の緊張がなかなか解けず眠れないと感じている人は、体型や骨格を測定し自分に合うよう調整してもらえるオーダーメイド枕を頼むとよいでしょう。
また、眠っても疲れが取れない人にもオーダーメイド枕は適しています。オーダーメイド枕を使って正しい姿勢で眠ると、睡眠の質が高まり、寝ているあいだに疲労感が和らぐので、朝からすっきりとした気分で動くことが可能です。
起きたとき肩や首に痛みがある人
朝起きたとき肩や首に痛みがある人は、オーダーメイド枕を使うことで解消できる可能性が高いです。合わない枕を使っていると、無理な姿勢で寝ることになり、頚椎や顎から肩にかけての筋肉に負担がかかります。その結果、肩こりや首の痛みが発生してしまいます。
自分の体に合うオーダーメイド枕を使えば、体圧を分散させて特定の部位に負担がかかりにくくなるため、肩こりや首の痛みも緩和されるでしょう。
顔のむくみや首のシワが気になる人
顔のむくみや首のシワが気になる人にも、オーダーメイド枕はおすすめです。低すぎる枕を使っていると、心臓よりも後頭部が下がって血液の循環が悪くなり、顔のむくみにつながります。一方、高すぎる枕を使うと首が必要以上に前に出てしまい、首にシワができてしまいます。
自分の体に合うオーダーメイド枕を使用すると、血流や寝姿勢の改善につながり、顔のむくみの解消や首のシワが深くなるのを予防できる可能性が高いです。
オーダーメイド枕を選ぶときの注意点
オーダーメイド枕は、市販品とは異なるからこそ選ぶときに注意しなければならないポイントがあります。以下の2点を確認しておくと安心です。
予算内に収まるか確認する
オーダーメイド枕を購入する際は、予算内に収まるかを必ず確認しましょう。オーダーメイド枕は市販の枕よりも価格が高く、1〜2万円またはそれ以上かかることもめずらしくありません。体型や骨格を測定してもらって自分に合う枕ができたと思ったら、予想以上に費用がかかって驚いてしまったケースもあります。
オーダーメイド枕は市販品よりも高級であることを理解し、事前に目安となる金額を確認したうえで購入するのがおすすめです。メンテナンス保証が付いているものであれば同じ枕を長く愛用できるので、コスパは高いと言えるでしょう。
使い始められる日を確認する
オーダーメイド枕購入時には、枕を使い始められる日を確認するのも大切です。市販の枕は購入すればすぐに使えますが、オーダーメイド枕はデータを用いるため計測や調整に時間がかかり、計測した当日に持って帰れないこともあります。
オーダーメイド枕を購入する場合は余裕を持って店舗を訪れ、当日の受け取りが可能かどうか、時間がかかるとしたら受け取りは何日後になるか確認しておきましょう。
まとめ
オーダーメイド枕を使うと、睡眠の質が改善されて日中のパフォーマンスを高められます。また、よりよい睡眠を取ることで、体の不調が解消する効果も期待できます。店舗を訪れて体型や骨格を計測し、自分に合う枕を仕上げてもらえば、メンテナンスをしながら長年使い続けることができるでしょう。
店舗に行くのが難しい場合は、通販で注文できるセミオーダーメイド枕もおすすめです。いずれの場合も素材やサイズなどが商品によって異なるので、ブランドごとの特徴を確認したうえで購入しましょう。