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新企画始動! 貴水博之×ats-,清水武仁&渡辺徹 Feat.AXL21座談会 第七回

2018.07.21
仮面ライダー



次世代ユニットX21から選抜されボーカルを務めたAXL21と、ats-、清水武仁、渡辺徹の“スーパークリエイター”3人が手掛ける『仮面ライダービルド』の挿入歌。
その裏側に迫るavex management web(以下 AMG Web)での週刊連載だが、この度、新たな座談会企画がスタート。ゲストに迎えるのは、『仮面ライダーエグゼイド』で、仮面ライダークロノス/檀正宗役を演じ、歌手&俳優としても活躍するaccessの貴水博之!

本座談会もいよいよ最終回。前号で告知したように、貴水から提案された衝撃の提案とは!? 「仮面ライダー」が繋いだ6名の絆のトーク、存分にお楽しみください!

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https://avex-management.jp/tags/仮面ライダービルド

テキスト:トヨタトモヒサ
写真:阿部薫


●想像を超えるパフォーマンス
――貴水さんは、ご自身のライブで、『エグゼイド』の挿入歌を披露されることがあるそうですね。
清水:去年のソロツアーはどうだったんだっけ? 1曲目が「Wish in the dark」で……。

貴水:「JUSTICE」は中盤のバンドソロ明けに。

清水:空気感を変えるぞってところで。

貴水:そうそう。ライブ後半がどんな展開になるのかという期待も含めてね。「Believer」はまだ自分のライブでは歌ってないから、その機会を楽しみにしていて欲しいですね。

――ライブでは、清水さんがギターを担当されているんですよね。 
貴水:しーちゃん、すごいんだから。俺より前に出ちゃうんだから(笑)。 

清水:いやいや。弾いていると後ろから手が回ってきて押すんだ(笑)。 

貴水:ま、俺はみんなが出るのが好きだからさ。 

清水:けっこうな無茶ぶりを(笑)。 

貴水:去年のライブには、ats-さんと徹くんも聴きに来てくれたんですよ。 

渡辺:もう「さすが!」の一言でした。 

ats-:存分に楽しませていただきました。ブラスが入ってたり、南国風の曲もあり、明るく賑やかな感じでしたね。 

貴水:キューバやジャイマイカへ行ったりしてたので、その影響が出ているのかな。 

ats-:いや、非常にハッピーな気分になれました!

清水:MCでは『エグゼイド』についてのトークもしていたよね。 

貴水:ええ。『エグゼイド』を観て来てくれたファンに向けて、やっぱり一度くらい「絶版だ」を言わなくちゃいけないかなって(笑)。タイミングを見計らいつつ、言ってみたら、「おおお!」って盛り上がってくれました。しーちゃんも『エグゼイド』について話してくれたよね。 

清水:地方だと、メンバーひとりひとりが話すターンがあって、そこで何かネタを落として行った記憶がある(笑)。 

貴水:accessのライブでは全然しゃべらないのに、俺のライブだと10分くらいしゃべるのよ。「しーちゃん、もういいよ!」って(笑)。 

清水:空気読めないからね(笑)。 

貴水:でも、自由に話してもらうほうが俺も嬉しいから! 

清水:もう、打ち合わせとかしないからね。 

貴水:で、しまいには舞台監督に「MCの時間もう少し短くしてください!」と怒られたりして(一同笑)。 

田中:私は、accessのライブを聴かせてもらって、ライブ自体も鳥肌だったのですが、トークも面白くて、ファンの方とのコミュニケーションも絶妙なんですよ。 

貴水:でも、二人もステージ上でのMCなんか慣れたもんでしょ? 

田中:いやぁ……トークが一番難しくて(苦笑)。 

末永:課題ですね。 

貴水:そうなの? 

末永:人数が多いので纏めるのが大変で。私はどちらかといえば進行する側なのですが、誰がどのくらい話すとか、なかなか打ち合わせ通りにはいかないんですよね。 

貴水:ああ、そういうことか。でも、俺らなんか打ち合わせゼロだからね 

田中:それで、あんなに面白くできるなんて! 

貴水:もう、毎回違うからね。話題もダラダラと永遠に終わらないこともあれば、スパスパッといくこともあるし(笑)。

末永:私はaccessのライブは先日リリースされた映像作品「access double decades + half Live Anniversary BOX」で観させてもらったのですが、やっぱり動いているところを観るとまた印象が変わりますね。ものすごく楽しんでいる感じが伝わってきて、メンバー同士の絡みとかも、きっと嬉しいんだろうなぁって。 

貴水:え、末永さんは嬉しくなかったの?(笑)。 

末永:え、そうじゃなくて。違うんですよ(笑)。私たちはフォーメーションが決まっていて、アイコンタクトとかするけど、そういうところに注目してもらえるファン心理もあると思うので、メンバー同士の関係性とか分かればもっと楽しめるのかな、ということです(笑)。 

貴水:ああ、なるほどね! 

田中:もう、ファン目線になっちゃってホント危なかったです。 

貴水:え、危ないの!? 

田中:いやぁ、熱心なファンの方も大勢いると思うので、いいのかなぁって。 

貴水:大丈夫だよ!(笑)。 

末永:全く予備知識なく、初めて見てハマるくらい魅力がありますね。 

田中:X21全員が観たら、全員がファンになると思います!

――ライブと言えば、「超英雄祭」への出演もありましたね。 
貴水:純粋に仮面ライダーのファンの皆さんを前にして歌ったわけだけど、これがすごい盛り上がりなのよ。拳を振り上げてノリノリで付いてきてくれてね。あの感動は忘れられないよ。 

末永:「超英雄祭」はDVDで観させてもらったのですが、出演アーティストのパフォーマンスも会場の熱気もすごくて! あの舞台は憧れますねぇ。もし出演できたら、他に何もいらないと思うくらいです。 

貴水:出演できたらいいよね。ファンの皆さん全員がめちゃくちゃポジテイブで、100%応援してくれる。こんな心強いイベントもなかなかない。100%信頼して歌えるから、自信にも繋がると思うしね。 

田中:ある意味、目標です! 

清水:「超英雄祭」では、「Wish in the dark」と「Believer」を歌ったんだよね。 

貴水:「Believer」はショートバージョンで、バラードにも関わらず、盛り上がってくれたからね。 

清水:まだ『トリロジー』の公開前だったのにね。 

貴水:ライブで歌って思ったけど、「Believer」のほうがエネルギーを使うんだよね。キーが高いところでのバラードだけど、ビートが利いているというか。 

清水:オンオフがあるからかな? 

貴水:うん、けっこうカロリー消費が多い。あのときはショートバージョンだったけど、フルで歌うなら、それに備えてちゃんと練習しないとね。それくらい要求される曲だよね。 

清水:歌い甲斐があると? 

貴水:それはもちろん。「avex management Web」をご覧になっている方は是非、歌ってみてほしいですね。

――『エグゼイド』に関わったことで、ご自身の音楽活動に影響を受けることはありましたか? 
貴水:ええ。前の座談会で、『エグゼイド』で僕を知ってくれたファンが、accessのライブに足を運んでくれるようになったって話をしたけど、それだけにハンパなことはできないですよね。むしろ、今後の僕の活動を見て、応援してもらえるか否か判断されるわけでしょう。そういう意味では、ライダーで知ってくれた人の気持ちを裏切ることは決してできないし、想像を超えるパフォーマンスをしていかないとね。今まで以上に責任を感じるようになりましたよ。


●「仮面ライダー」の縁が繋ぐもの
――さて、現在、貴水さんはアルバムを制作中とのことですが。 
貴水:ちょうど僕自身、ソロ活動を再開して1~2年が経ち、そろそろアルバムを出したいなと思っていたんです。そこで、これが「仮面ライダー」繋がりと言いますか。ライダーで関わったチームの皆様が快く、協力してくれることになったんです。膨大な数のデモをいただき、聴かせてもらったところ、選ぶのが困るくらいドストライクな曲ばかりで。これからミーティングを重ねて選曲しつつ、アレンジをお願いしようと思っているところなんですよ。 

清水:今、絶賛仕込み中。 

貴水:個人的には、この「ライダー繋がり」を終わりにしてしまうのはもったいないなと思っているんですよね。そうだ……せっかくだから、ここにいる皆さんのお力を借りて新しく楽曲を作れたらと思うんだけど、どうかな? 

田中:ええ、いいんですかっ!? 

末永:そんな夢のような話です!! 

貴水:今、旬の二人だし、「Ready Go!!」や「Evolution」で聴かせてくれたような、パワフルなボーカルで参加してもらえれば是非!  

田中&末永:こちらこそよろしくお願いします! 

清水:ちょうど、今、何曲か作っているんですよ。 

貴水:うん。俺も聴かせてもらった。 

清水:この機会に「Burning My Soul」のカヴァーも面白いかもね。 

貴水:え、既に出来上がってる曲があるの!? 

清水:『ビルド』の挿入歌で、実は我々3人で作った楽曲なんです。 

ats-:それも元々はAXL21の想定で進めていたんですよね。 

田中&末永:そうだったんですか!?

清水:もちろん、現行の「Burning My Soul」は申し分ない仕上がりなんだけど、この機会に、ヒロにも参加してもらい、楽曲のさらなる可能性を追求してみたいんだ。 

渡辺:それは!! 

清水:もちろんAXL21の二人は欠かせないね。 

貴水:なるほど。じゃあ、ここは逆に僕が「いいんですか?」だよね(笑)。 

清水:というより、貴水ワールドでどんどん広げてもらって! 

貴水:いやいや、僕はコーラスで充分。 

田中&末永:いえいえいえ!(笑)。 

貴水:これは素晴らしいアルバムになりそうだよ。このチームに作ってもらえるなら100人力でしょう。 

渡辺:繰り返しになるけど、僕は貴水さんとお仕事させてもらえるなんて夢だったんですよ。その機会が一度だけでなく、こうも続くなんて、自分でもちょっと信じられない感じです。こうなったらみんなで武道館(※「超英雄祭」)に出ちゃう?くらいの勢いですよ。 

貴水:いいね。でも、どうしよう、徹くんも俺の前に出たら(笑)。 

渡辺:(笑)。 

ats-:本当に「仮面ライダー」を通じての出会いがこんな機会に繋がるなんてね。これからが楽しみで仕方ないです。 

貴水:こちらこそ! 

清水:僕はヒロのライブに関わらせてもらっているけど、ats-さんと徹ちゃんにライブを見てもらったことで、曲を作る上でのイメージも大きく持てたと思うんですよ。我々としては、そのテンションで楽曲を完成させていきたいですね。 

貴水:僕は自分でも曲を作ったりするんだけど、なかなかイメージ通りには作れなくてね。それで今は割と作詞メインなんだけど、『エグゼイド』の3曲は、僕の感性をストレートに刺激してくれる曲だったので、この3人だったら、絶対に僕が想像した以上のものを作ってくれると確信しています。

田中:今、すごい方向に話が膨らんで行って、手汗がすごいです(笑)。 

末永:めちゃくちゃ興奮してます! 

貴水:二人にも参加してもらえることになったし、きっと盛り上がる曲になるよ。 

田中:とにかく上がってきた曲に対して、期待に応えられるよう頑張りたいと思います! 

末永:今、『ビルド』を通じて、素晴らしい経験をさせてもらっていますが、その繋がりで貴水さんとお目にかかり、さらにご一緒させていただけるなんて思ってもみませんでした。きちんと自分発信できるように、そして、胸を張って「一緒に作りました」と言えるように取り組みたいと思います。 

貴水:いや、本当に心強い。みんな、よろしくお願いします! 

一同:よろしくお願いします!!


 
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