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音楽
浜崎あゆみ

最新ALBUM『A ONE』まで全ALBUM16枚をフラッシュバック!! ~ayuはやっぱり凄かった~

2015.04.08
音楽
アーティスト
伝説
ayu
ヴォーカル
唐突ですが、貴方の想い出の曲はなんですか?
もちろん、一つではなく、様々な曲が思い当たるのではないでしょうか。
 
通学する電車の中でよく聴いたあの曲。
 
友人達とカラオケで盛り上がったあの曲。
 
彼氏、彼女が好きだったあの曲。
 
失恋した後に聴いて、涙したあの曲。
 
このCOLUMNを読んでいる方の年齢幅は広いと思いますが、その中に浜崎あゆみの曲が入る方は多いのではないでしょうか?
 
合コンのカラオケで『appears』を歌っていた女の子が可愛かったなぁとか(はい、私の実話です…)、彼女と一緒に入ったショッピングモールで流れていたのが『Days』だったとか(これも私の実話です…)、タイアップの多かった浜崎あゆみの曲はその年と季節を彩ります。
 
その恋や恋愛が巧くいったのかどうかは皆様のご想像にお任せして、本日発売されるNEW ALBUM『A ONE』を記念して、浜崎あゆみの楽曲をその年の想い出とともに振り返ってまいります。
 
題して「えっ!? もう16枚目のALBUMなの? 最新ALBUM『A ONE』まで全ALBUM16枚をフラッシュバック!! ~ayuはやっぱり凄かった~」なのです!!


 
1998年のデビューから5年で「ダブルミリオンのDIVA」へ
『A Song for ××』→『RAINBOW』




浜崎あゆみのデビューは1998/4/8に発売したSINGLE「poker face」。
すでにTBSテレビ『COUNT DOWN TV』3月のオープニングテーマとしてタイアップされた曲でした。その後に「YOU」「TRUST」「For My Dear...」とタイアップを獲得したSINGLEがヒット、1999/1/1に満を持して『A Song for ××』が発売されました。
 
そこからは本章のタイトル通り、ヒットを立て続けて「DIVA」へと駆け上がってゆきます。
 
なお、この時斬新だったのは『ayu・mi・x』というRemix ALBUMがその3ヶ月後の3/17に発売されたこと。
ダンス・ミュージックにリミックスされるだけでなく、Acousticバージョンも制作され、アレンジャーの解釈によって提案される曲を聴けることはファンを楽しませたのでした。
現在はRemix ALBUM『ayu-mi-x』は7まで発売されており、ファンを喜ばせる追求は浜崎あゆみの魅力とも言えるでしょう。

 

1999年は続いて「Boys & Girls」「TO BE」等ヒットを飛ばすと同年にALBUMが発売されました。
ヒット曲が詰まったALBUM『LOVEppears』です。
このジャケットに驚かされた方も多いはずですね。
通称「白あゆ」と「黒あゆ」と言われたジャケットですが、「ただ際どい」だけでなく「もう一歩先行く」センセーショナルなジャケットでした。
 
このような「良い意味での裏切り」はファンを虜にさせる彼女の魅力ですね。
 
しかしながら、男性的には買うのをためらいました。このジャケットですからね…。
実際に私の友人は購入をためらっていました…。


 

続くアルバムは2000年に発売の『Duty』。大ヒットしたSINGLE「vogue」や「SURREAL」、「SEASONS」が入っていただけあって、約290万枚を売り上げるスーパーヒットALBUMとなりました。
 
浜崎あゆみは作詞も行うことで有名ですが、この頃の歌詞は恋愛を想起させる詩が多く、恋愛で起こりうる叙事的な歌詞と彼女の価値観に共感する女性を一気に虜にしてゆきました。
『Duty』に収録されている「teddy bear」はALBUMのみに収録されている曲ですが、彼女自身の体験が見えてきそうな歌詞は心を打ち、現在でもファンに人気があります。

 

以前、成人の日の記事( http://avexnet.jp/column_detail.php?page=2&id=1000023 )でも紹介しましたが、2000年12月に発売されたSINGLE『M』は翌年2001年のオリコン売り上げランキングで2位になります。
この頃から浜崎あゆみ自身が「CREA」として作曲に参加し、浜崎のプロデュース力を強めてゆき、「NEVER EVER」や「UNITE!」といった力強い曲が増えてきました。

2002年1月発売の4th ALBUM『I am...』はそれを象徴するかのように、凛々しい姿の浜崎あゆみのジャケット。
そして、また男性は買いづらかったという…(苦笑)

 

 
続けて、2002年12月には『RAINBOW』を発売。『第44回日本レコード大賞』の大賞を受賞した「Voyage」や2002年に唯一ミリオンセラーとなったSINGLE「H」の楽曲を収録しており、ダブルミリオンを達成しています。



特に「Voyage」のMVは「月に沈む」という映像作品の一部で、凝ったストーリーとなっており、ファンにそのストーリーを想起させる仕掛けは、やはり浜崎あゆみならではだと感じられますね。



 
2003年~2009年 更なる進化
『MY STORY』→『NEXT LEVEL』

 
六本木ヒルズや大江戸温泉が開業し、『世界の中心で愛を叫ぶ』がベストセラーとなった2003年。
 
「短い夏が 始まってゆく~」というフレーズが印象的な「Greatful days」や15th Anniversary TOURでも披露された「伝えたい想いは 溢れるのに~」というサビの「No way to say」を発表されました。
(※上記2曲はMINI ALBUM『Memorial address』に収録)
 
この頃から浜崎あゆみの声が更に伸びるようになり、その「大人っぽい声」も魅力となってゆきます。
 

2004年に発売された『MY STORY』にはタイアップ曲「GAME」や「Moments」、「CAROLS」が収録されており、当然ながらミリオンを突破したALBUMとなったのでした。

 

 
翌年の2004年に発売された『(miss)understood』は、クラシック音楽をサンプリングした楽曲を多く制作する「SWEETBOX」のプロデューサーGEOとコラボレーションしたことで、楽曲の幅が広がったALBUMです。

パナソニックのCMで使用されていた「Bold & Delicious」は、「Bold & Delicious」とゴスペル風に歌い上げる曲で記憶している方も多いかと想いますが、この曲こそがGEOとのコラボレーション楽曲でした。
海外アーティストと積極的にコラボレーションするというのも、浜崎あゆみの楽曲に対する探求心が現れていますね。

余談ですが、『(miss)understood』のジャケット、本当に可愛いですよねー。
私はこのALBUMをジャケ買いしちゃいました(笑)

 

トリノオリンピックの開催された2006年。日本テレビ系のトリノオリンピックテーマソングとなった「Born To Be...」を収録した『Secret』が発売されました。




またまた余談ですが、このALBUMに収録されている「Startin'」のMVを全てご覧になったことはありますか?
「答えなんてない 誰も教えてくれない もしどこかにあるとしたら~」というサビの部分だけしか見たことがない人も多いので、ぜひ見ていただきたい。
「えっ!?これは本当に浜崎あゆみの映像なの?」という印象で、浜崎あゆみ流の「遊び」が垣間見れますよ。
ぜひ驚いていただきたい(笑)
 

2007年のSINGLE2枚を収録した『GUILTY』は2008/1/1に発売されたALBUM。
『GUILTY』というタイトルが意味深だが、「talkin' 2 myself」の歌詞に「現実はいつだって 悪戯に僕達を振り回す だけどほらその中に 君だけの答えがそう隠れてる」とあるように弱さの中に強さを感じられる作品でした。
これは自身のインタビューでも「全部自分に置き換えられた」と表現している「浜崎あゆみそのもの」が出ているALBUMと言えるでしょう。

 

2009年に発売された10th ALBUM『NEXT LEVEL』。カラフルな衣装が印象的ですが、このキーホルダーみたいなものは何だと思いますか? 実はコレもALBUM『NEXT LEVEL』なのです。
 
答えは分かりましたか? 実はこれはUSBメモリー形態のALBUMなのです。
当時、USBメモリーという形で音楽商品がCD販売店で発売されるのは、日本人アーティストとしては初。しかも、デビュー10周年記念ということで金属製なのに加えて難しいロゴにまで加工がされています。
 
またこうやってファンを驚かす「仕掛け」を10周年に企画するあたりは、さすが浜崎あゆみですね!!


 
2010年~2014年 エンターテイメントのTOPステージヘ
『Rock'n'Roll Circus』→『Colours』



2010年には2枚のALBUMをリリース。
ロック調の「Microphone」、ディストーションの効いたギターが特徴の「Lady Dynamite」が収録されたALBUM『Rock'n'Roll Circus』が4/14に発売。8ヶ月後に、小室哲哉作曲の『Last angel』、『Virgin Road』が収録されたALBUM『Love songs』が12/22に発売されました。

実はこの8ヶ月の間に『Rock'n'Roll Circus Tour』を行っており、直後に毛色の違う「Love songs」を発売するあたりはファンに作品を届けたいと思うアーティストの信念からなのでしょう。

 

フジテレビ系ドラマ『最後から二番目の恋』主題歌であった「how beautiful you are」を収録し2012/3/21に発売されたのがALBUM『Party Queen』。実は「Love songs」から「Party Queen」までCDとしてSINGLEは出しておらず、ファンは次のALBUMがどんな形になるか分からないまま発売されています。

しかも、先行配信限定で発売された「how beautiful you are」はバラードなので、ダンサブルな曲から今までの浜崎あゆみらしからぬ楽曲も多く収録されたアルバムにファンは「良い意味で」また裏切られたのでしょう。

 

2013年に発売されたALBUM『LOVE again』は一つの恋愛を形にしたようなALBUMとなっています。
 
MVでは「You & Me」と「snowy kiss」が繋がっており、そのストーリーが想像出来る作りになっているのです。
が、恋愛が一番楽しかった頃を描いた「You & Me」と、ケンカばかりになってしまった頃の「snowy kiss」にギャップがあり過ぎて、ちょっとウケてしまいます(笑)

 

さぁ、とうとう昨年7/2に発売されたALBUM『Colours』を紹介する時がやってまいりました!!
『Colours』は文字通り様々なカラーの楽曲が集まったALBUMで、m-floやDAISHI DANCEが手掛けた楽曲に、なんとDJ Hello Kittyとのコラボまで行っている。さらに、EDM界のトップDJ、Armin van Buurenやアメリカのトップ・アーティストを数多くプロデュースするRedOneといった超大物海外プロデューサーも起用。そして、フジテレビ系ドラマ『続・最後から二番目の恋』の主題歌「Hello new me」といった浜崎あゆみらしい楽曲も収録されています。
歌詞に英語の割合が多いなど、デビューして15年経つアーティストとは思えない「チャレンジの詰まった」ALBUMと言えます。


 
2015年「ザ・浜崎あゆみ」と言える王道の楽曲が詰まった
ALBUM『A ONE』!!



今まで15枚のALBUMを振り返ってきましたが、皆さんの想い出のALBUMや楽曲は「どれ」と「どれ」と「どれ」と…、でしたか?

もしかすると、昨年のクリスマスイブに発売されたバラード3部作「Zutto... / Last minute / Walk」が想い出になったという方もいらっしゃるかもしれませんね。
最新ALBUM『A ONE(http://avex.jp/ayu/discography/detail.php?id=1009626)』は、このバラード3部作を収録して2015/4/8発売です。

想い出は皆さんが生きている限り、いくらでも出来るものです。実は『A ONE』に入る楽曲は、皆さんに心に刺さるとっても良い曲ばかりなのです!!ホントです!!

私のオススメはバラード3部作の一つでもある「Zutto...」
“ずっとずっと私だけの 恋でいて欲しいなんて ワガママすぎかな
でもねきっと君が僕の 最後のたったひとりの 人だから”
という歌詞、深過ぎです。

そして、もう一つ。「The GIFT」。シンガポール出身のシンガーソングライターJJ Linとのコラボレーション曲なのですが、曲とMVの世界観が綺麗過ぎて感動しちゃいます。


 
こちらはYouTubeにフルバージョンが挙がっていますので、ぜひご覧下さい。
 
ちなみに『A ONE』発売日の4/8は浜崎あゆみのデビュー日。デビューから17年間ファンとともに成長してきた浜崎あゆみの王道J-POPを堪能してみてはいかがでしょうか?
 
そう、是非ALBUM『A ONE』の楽曲を「想い出の曲」として皆さんと共に「あゆ」ませて下さい。
 


【浜崎あゆみ 公式HP】http://avex.jp/ayu/index.php
【『A ONE』詳細&視聴】http://avex.jp/ayu/discography/detail.php?id=1009626

 
 
雜賀 信之助(サイカ シンノスケ)
WRITTEN BY雜賀 信之助(サイカ シンノスケ)
プロデューサー。PRイベントや映像制作、キュレーションサイト『和食ラボ』等の運営・進行管理を担当。
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